ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

こんにちは、ドイツ在住トラベルライターのYuです。今回ご紹介するのはフランスのシャンパーニュ地方。

パリからTGV(特急列車)でわずか45分とアクセス抜群で、パリからの日帰り旅におすすめのエリアなんです。

その名の通りシャンパンの産地であり、日本でも人気のモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコなどといった有名ワイナリーが勢ぞろい。地下30m・全長20~30㎞もの洞窟セラー見学は唯一無二の体験でもあります。

今回はシャンパーニュ地方の二大都市である「ランス」と「エペルネ」のおすすめスポットを紹介していきますね。

世界遺産のシャンパーニュ地方

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みなさんは「スパークリングワイン」と「シャンパン」の違いをご存じですか?

「シャンパン」と名乗ることができるのは、世界各地で作られているスパークリングワインのなかでも、シャンパーニュ地方で作られ、かつ細かい規定をクリアしたものだけだそう。

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2015年、シャンパーニュ地方の3つの丘陵を中心とした14地点の丘、葡萄畑、通り、メゾン(醸造所)、カーヴ(ワイン貯蔵庫)が、「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」としてユネスコの世界遺産にも登録されています。

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観光の中心となるのは、これまた世界遺産の大聖堂を有する「ランス」と、有名なシャンパーニュ通りがある「エペルネ」。

時間に余裕のある方は、シャンパーニュ地方のブドウ畑やワイナリーを巡る「シャンパーニュ街道ツアー」に参加するのもよし。パリからバスで巡るので移動も楽ちん。少しぐらいお酒に酔っても安心です。

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また、「シャトー・ホテル」と呼ばれるブドウ畑に囲まれた古城ホテルや、ワイナリーに併設する豪華なホテルなど、特別なホテルに滞在するもよし。

あまり知られていませんが、ぜひフランスの旅程に組み込んでほしいおすすめのエリアなのです。

シャンパーニュ地方の中心地・エピルネ

「シャンパンの聖地」という別名があるエピルネ。街の中心にあるシャンパーニュ通りには、「モエ・エ・シャンドン」「メルシエ」などの有名メーカーから、個人経営の小さなワイナリーまで、数々のシャンパンメーカーが立ち並んでいて、ワイン好きにとっての天国のような場所です。

有名ワイナリーが立ち並ぶその名も「シャンパーニュ通り」

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どのワイナリーも、お城のような可愛らしい外観。通りを歩いているだけでも楽しめます。

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各ワイナリーでテイスティングやワインセラー見学を受け付けているので、ぜひ丸一日かけてテイスティング巡りをしてみてはいかがでしょうか。

人気メーカーのワインセラー見物は予約でいっぱいになっていることが多いため、事前にオンラインで予約しておくとスムーズですよ。

ナポレオンも愛した老舗モエ・エ・シャンドン

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まず外せないのが、1743年から続く老舗メーカー「モエ・エ・シャンドン」。広大な建物がシャンパーニュ通りの入り口にそびえたっているので、すぐにわかります。

ちなみに、パーティーに華を添えるシャンパンタワーは、実はこのモエ・エ・シャンドンが祝福のシンボルとして生み出したのが始まりなんだとか。

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敷地内には、ドン・ペリニョン像も。伝説では、この修道士ドン・ペリニョンが発泡性のワインを生み出し、シャンパン造りの手法を確立したと言われているんだとか。よく聞く「ドンペリ」という高級シャンパンは、モエ・エ・シャンドン社が生産するヴィンテージラインのことです。

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店内も煌びやか!シャンパングラスでできたシャンデリアは圧巻です。

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華やかなショップ内には、高級ブティックさながらにシャンパンボトルがおしゃれに陳列されていて、見ているだけで楽しめます。事前に申し込むと、試飲付きのセラー見学に参加できるなど、総合的におすすめのシャンパンメーカーです。

■詳細情報
・名称:Moët et Chandon
・住所:20 Av. de Champagne, 51200 Épernay, France
・地図:
・アクセス:エペルネ駅から徒歩7分
・営業時間:9:30~11:30、14:00~16:30
・電話番号:+33326512000
・公式サイトURL:https://www.moet.com/en-gb

家族経営のシャルル・ミニョン

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シャンパーニュ通り以外にも多くのワイナリーがあり、ここ「シャルル・ミニョン」もそのひとつ。

家族経営の小規模シャンパンメーカーでありながら、大手老舗シャンパンメーカーに引けをとらない高品質のワインを手掛け、数々の賞を受賞しているんだとか。

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店内奥のテイスティングルームやテラスで、ゆっくりと試飲を楽しむことができます。

お店の方が一本一本のワインについて丁寧に解説してくれ、質問にもなんでも答えてくれました。子ども向けのアクティビティブックやジュースも用意してくれたりと、家族経営ならではののんびり感が素敵なお店でした。

■詳細情報
・名称:Champagne Charles Mignon
・住所:7 Rue Irène Joliot Curie, 51200 Épernay, Frankreich
・地図:
・アクセス:エペルネ駅から徒歩15分
・営業時間:9:00~12:00、14:00~17:30
・定休日:日曜日
・電話番号:+33326583333
・公式サイトURL:http://www.champagne-mignon.fr/en/
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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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