ライター
桃(Momo) TABIPPO編集部 / フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

こんにちは!元旅行会社社員で専属ライターの桃(@XxPeach)です。いきなりですが、旅が大好きなのになかなか旅に行けない職業ってなんだかご存知ですか?そう、旅行会社社員。旅行会社に勤めている人たちは、基本的に旅が好きな集団です。しかし、勤務は朝から晩まで、夏休み前や春休み前などのピーク時期は、毎日ヘトヘトになるまで働きます。なかなかお休みも取りづらいので、旅に出る機会が見つからない…。

そんな私たちは貴重な休みに海外に行けるとなれば、持てる知識やコネを最大に利用し旅に反映させます!その執念はどこの業界よりも強いんです。そんな旅行会社社員だからできる、最安旅行を実現する5つの方法を内緒でお伝えします。

自社端末で取る


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旅行会社では多くの場合、航空券を予約する際に専用の端末を利用しています。自社の端末を通すことで、自社で販売している割引を受けることができたり、好きなルートで安い座席を見つけながら飛行機を手配することができます。

 

例えば日本からラスベガスに行く航空券を予約するときに、スカイスキャナーなどの比較サイトで検索すると、10時にロサンゼルスに到着、12時にロサンゼルスからラスベガスにいく飛行機が、候補として挙がってくるとします。ロサンゼルスからラスベガスは一日数本飛んでいるので、わざわざ12時の便に乗らなくても良く、安い席を見つけたい…!

そこで12時以降に飛んでいる14時、16時、18時、20時などの時間帯の座席を一つ一つ確認します。そこで空いている時間帯で安い席を簡単に組み合わせて、往路の航空券を予約を入れてみます。

そうすることで、スカイスキャナーなどが提案してくる時間帯より、安い航空券を自分で作り上げることができるというわけです。

発券は手数料が低いところで行う

ひとつ上の項目「自社端末を使用して予約する」を行ったら、次は発券です。旅行会社と航空券を発券できる会社は異なっていることがあり、この会社はこの航空会社に強い(安くなる)などといった理由で、取引先も複数ある場合があります。

お客様の航空券を発券するときは会社同士の約束を忠実に守り、「この航空会社はこの会社で発券する」と決まっていることもありますが、自分の航空券であれば自由に選ぶことができます。そこでできるだけ発券手数料が低いところを選ぶことで、旅費を安くできます。

普段は別の会社にお願いしている発券も、自社で発券してしまった方が色々融通が効くこともあるので、慎重に選びます。

ファムツアーに参加


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旅行業界にはファムツアーと呼ばれる、PRを目的とした観光局や航空会社、ホテルなどに呼ばれて参加するツアーがあります。旅行会社はベンチャーになればなるほど、営業担当がどこの航空会社や観光局と仲がいいかによって、声が掛けられるかどうかが決まることもあります。

自分の会社がどこの国に強いのか、販売強化しないといけないのかを把握した上で、営業担当にこっそり次の旅行先の相談をしてみると、ファムツアーの案内を紹介してくれることがあります。

 

お客様と直接お話をして予約していただく予約課と、旅行の企画をする企画課は、比較的ファムツアーに参加しやすいとされています。実際に私もファムツアーで参加した旅行先を売るときに、リアルな情報や感じたことを体験談としてお客様に共有することができたので、売り上げがグッと伸びました。

上司や営業担当に話を持っていくときは仕事での結果を残しながら、なぜ参加してみたいのか、どんなことを知りたいのかなど、ちょこっとプレゼンしてみると効果的です。

ライター
桃(Momo) TABIPPO編集部 / フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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