ライター
田上 大輝 将来の夢はアメリカ移住

大学ではコミュニケーション学を学びながら観光学も専攻。ワーキングホリデーから世界一周へと飛び立つ予定。将来の夢はアメリカ移住。多趣味で浪費癖はピカイチ。

秋が終われば冬になり、一緒にやってくるのがクリスマスですよね!冬といえばクリスマスですが誰か素敵な人とデートをする人もいれば、家族と一緒に過ごす人もいます。

クリスマスの過ごし方は人それぞれですが、いつかきっと本場のクリスマスを素敵な人と一緒に体験してみたいはず!そこで今回はヨーロッパ各国の素敵なクリスマスをまとめてみました。

そもそもクリスマスってなんなの?

クリスマスの代名詞 クリスマスツリーPhoto by zaimoku_woodpile

イエスキリストの降誕祭を12月25日に祝っていましたが、ユリウス暦という暦を使用するものは1月7日にクリスマスが行われていました。そもそもイエス・キリストの誕生日ではないのです!

クリスマスツリーを飾ったりプレゼント交換などを行う文化は宗教的な意味はなく、ある一部の地域で始まった習わしが広まって今のような家族や大切な人とステキな時間を過ごすようなクリスマスへと変わっていきました。

ドイツのクリスマス“Advent”

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10月最終日曜日からドイツでは冬時間になり人々はこれから始まるクリスマスに向けて準備を始めます。ドイツの人々にとって一年で一番大事な行事、クリスマスの準備の期間のことをAdvent(アドベント)と呼んでいます。

クリスマスプレゼントはクリストキント(キリストの子)が持ってくるという言われがあり、ニュルンベルクで開かれるドイツ最大級のクリスマス市では町中の女の子の中からクリストキントが選ばれて綺麗な衣装を着てパレードに出ることが出来ます。ヨーロッパでクリスマスイベントが一番多く開かれているのがドイツのクリスマス。

あちこちの町で開催されるクリスマス市ではそれぞれの町で異なる文化を体験できます。特にケルン大聖堂の盛大なクリスマスイルミネーションは圧巻です。

フランスのクリスマス“Noël”

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キリストの降誕を祈るという意味でクリスマスになると家にベビーベットを置いてその中に土偶または木製の人形を入れるCrèche(クレッシュ)という風習があります。またフランスのクリスマスケーキといえばブッシュドノエルですよね!

昔は大きな薪を12月24日から1月1日まで燃やし続けるという風習があり、それにちなんで薪の形をしたブッシュドノエルが考えられたようです。

フランスのカトリック「ノートルダム寺院」でのクリスマス・ミサなど様々な行事もあるフランスのクリスマス。パリの凱旋門からコンコルド広場まで伸びるシャンゼリゼ通りはクリスマスイルミネーションでとても綺麗に飾られます。

パリのショーウィンドウはすべてクリスマス仕様になり女の子にとってはたまらないのではないでしょうか。

またフランスには多くの世界遺産があり、クリスマスシーズンのみならずいつ訪れても楽しめる国です!こちらの記事でフランスの世界遺産をまとめて見ましたのでご覧ください!「フランスの世界遺産を美しく捉えた絶景写真・画像11選

オーストリアのクリスマス“Advent”

オーストリアもAdventを有する国の一つ。また新年の日には世界的に有名なウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるクラシックコンサートNeuJahrsKonzert(ニューイヤーコンサート)が開かれます。

オーストリアにある音楽と芸術の町ウィーンの一番人気のクリスマスマーケットはウィーン市庁舎前で開かれていて、ホットワインなどを楽しむことが出来ます。音楽と芸術を楽しみながらクリスマスを過ごしたい人にオススメです。

イギリスのクリスマス“Christmas”

クリスマスディナーとしてよく知られているターキーPhoto by via Andrea Goh

イギリスロンドンで一躍有名になった作家チャールズディケンズの「クリスマス・キャロル」はクリスマスシーズンに見たい映画の一つですね。

イギリスには多くのクリスチャンがいるので国民的行事としてイルミネーションの装飾、ホームパーティなどがあちこちで行われます。

多くの家庭ではクリスマスに七面鳥、クリスマスプディングを食べて過ごします。イギリスの人々にとってクリスマスは家族と過ごす大事なイベントなのでクリスマス当日にイギリスに行っても町は賑やかでなく、イルミネーションが光り閑散としているだけだそうです。

ベルギーのクリスマス“Advent”

ベルギーの子供たちはサンタクロースのそりをひくトナカイのためにプレゼントを入れてもらうための靴下の横に人参を置く風習があります。

ベルギーもAdventのある国の一つで10月末から新年にかけてブリュッセルやアントワープなどの町では綺麗なイルミネーションが光ります。ホットワインを飲みながらクリスマスマーケットを周るのも素敵ですよね。

スウェーデンのクリスマス“Jul”

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近年日本にやってきているスウェーデン家具や雑貨。日本人にも親しみのあるスウェーデンのクリスマスはとにかく「食」が豊富でかわいらしい形をしたジンジャークッキーやルッカセットというスウェーデンではクリスマスの象徴とも言えるパンなどが多くあります。

12月13日には聖ルシアに扮した少女が讃美歌を歌いながら各家庭を訪れ光と温もりを与えます。ゆっくりとした時間が流れるスウェーデンのクリスマスに一度は訪れてみてはいかがでしょうか?

ノルウェーのクリスマス“Jul”

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ノルウェーの首都オスロではクリスマス前になると街はイルミネーションやクリスマスコンサートやクリスマスマーケットなどで賑わいます。

またクリスマス前にはJulebord(ユールボード)というパーティが開かれて夜には多くのレストランやバーに人々が集まります。

しかし12月25日クリスマス当日になるとほとんどの店はクリスマス休暇になってしまう為に皆家庭でゆっくり過ごすそうです。

ヨーロッパの本場のクリスマスまとめ

いかがでしたでしょうか?日本にはクリスマス休暇はほとんどなくクリスマスを楽しめる人と楽しめない人がいるように思えますが、ヨーロッパ本場のクリスマスでは国民全員でクリスマスを楽しんで過ごす雰囲気がありますね。

クリスマスシーズンでなくともヨーロッパには多くの文化や魅力が詰まっています!これから始まるクリスマスシーズンをみなさんはどう過ごしますか?少し早いですが素敵なクリスマスを!

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田上 大輝 将来の夢はアメリカ移住

大学ではコミュニケーション学を学びながら観光学も専攻。ワーキングホリデーから世界一周へと飛び立つ予定。将来の夢はアメリカ移住。多趣味で浪費癖はピカイチ。

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