ライター
KOH デジタルノマド

年に10ヶ国で暮らすデジタルノマド。1ヶ月で10の職種を体験する「ノマドニア」を運営している。

エレベーターの罠

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1、2階には飲食店や携帯ショップなどなんでも揃うチョンキンマンション。

それ以降17階までは住居と宿泊施設が混在しています。混沌とした激安ゲストハウスから、綺麗目なホテルまで様々な宿泊施設がありますが、気になるのはもちろん混沌としたゲストハウス。泊まりまくってきました。

 

まずは上の階に上がらなくてはならないので、エレベーターに乗ります。上の写真はA〜E棟の全6棟からなるチョンキンマンションのC棟を意味します。

C棟って貼ってあるのに着いた先はA棟だったらインド料理を超えてトラップレベルダントツの1位ですが、そこは期待を裏切ってくれました。

気になるその罠ですが、チョンキンマンション6棟全てのエレベーターは2本づつ稼働しています。左は偶数階、右は奇数階への停止。乗り間違えた際は近くの階まで行き、非常階段を使って上下に移動します。

激安ゲストハウスの罠

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1階の入り口付近に無数にいるゲストハウスの客引きに価格交渉し、案内されたゲストハウスはC棟6階のFar East Guest House。大阪のおばちゃんのタイツみたいな柄の看板ですね。

 

なにか罠があると身構えていましたが、さすがは世界のカオスチョンキンマンション。このゲストハウスの名前が罠でした。本当の名前はEngel Guest House。

罠ってどこから降りかかるかわかりませんね。直接的に被害はないものの、もともとここを目指してきているとなかなか見つからないかも知れません。

各階フロアマップもありますが、あるはずのものがなかったり、ないはずのものがあったりして全くあてになりません。

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こちらはドミトリールーム。1泊200HKD(約3000円)→100HKD(約1500円)に下げてもらった部屋。入った瞬間に足の裏のニオイがしますが、問題ありません。10秒で馴れます。

小さなゴキブリがたくさんいますが、問題あります。全く馴れません。虫嫌いな人はなかなか根性がいるので心して挑んでください。

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シャワー&トイレはドミトリールーム内にあります。香港の標準のシャワールームはこれでもかというほどトイレと一体化しているので100%トイレがびしょびしょになります。

このシャワールームの洗面台の蛇口は水が出ないのと、シャワーから温水は出ません。ここまでくるとさすがに予想の範囲内です。

筆者はなんだかんだ居心地が良くなって4泊もしちゃいました。どこにリピートする要素があったのでしょうか。

謎の好立地

そんなカオスな雰囲気の漂うチョンキンマンション、雑多としたエリアにあるかというとそんなことはありません。立地でいうと五つ星でしょう。

徒歩1分圏内にはMTR尖沙咀(地下鉄駅)、ザ・ペニンシュラ香港やSOGO、香港芸術館の敷地や船着場から対岸の香港島の摩天楼を望むこともできます。

まるで銀座の中心部のような場所にあるチョンキンマンション。なんでこんなところにあるんだろう?と疑問に思うほど謎の好立地です。

まとめ

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香港は片道約5時間と週末海外でも行ける範囲内です。

面積が狭く交通網が整っているので見所は2日もあれば見て回れちゃいます。そんな香港旅行の拠点として立地的にも値段的にもおすすめなのがチョンキンマンション。

宿泊と観光が同時にできる点もポイントです。チョンキンマンションに行ったらゲストハウスの客引きに対して全力で値下げ交渉しましょう。目指すは1泊100HKD、遅い時間の方が値切りやすいです。

 

潔癖の人にはあまりおすすめできません。その理由として、いま筆者の目の前に変な虫が10匹ほどいます。

最近なんか気だるい、日々の生活に刺激が欲しい、彼氏がかまってくれないそんなあなたへの特効薬がチョンキンマンションにはたくさんあります。

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