ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

近年、観光地として注目を集めているのが中欧の国、クロアチア。クロアチアは同じ国とは思えないほど、バラエティーあふれる料理が楽しめます。今回はおすすめのクロアチア料理を紹介します。

*編集部追記
クロアチア料理のレシピを追加しました。(2018/01/29)

 

クロアチアの代表料理!チェヴァブチッチ(クロアチア風手づくりソーセージ)のレシピ

クロアチア料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「チェヴァブチッチ(クロアチア風手づくりソーセージ)」のレシピをご紹介します。(写真上)

皮に詰めなくてもつくれるお手軽なソーセージ。溢れる肉汁とこんがり香ばしいスパイスの味で、ビールがグイグイすすみます。

 

チェヴァブチッチ(クロアチア風手づくりソーセージ)の材料(2人分)

合びき肉(200g)、パプリカパウダー(小さじ1)、塩(小さじ1/2)、胡椒(少々)

 

チェヴァブチッチ(クロアチア風手づくりソーセージ)の作り方

1.ボウルに材料をすべて入れ、よくこねる。長さ7cmぐらいの棒状にする。
2.フライパンに油を熱し、フタをして弱火で表裏10分ずつ焼く。

 

ザグレブ風カツレツ


クロアチアの首都ザグレブを訪れたら、せひ「ザグレブ風カツレツ」を食べましょう。一見するとウィーンのカツレツに似ていますが、チーズが中に入っているのが特徴です。

 

シュトゥルクリ


この料理は別名「ザグレブ風ラザニア」と呼ばれており、ザグレブでは大変人気の高い家庭料理です。料理自体はパスタ生地に様々な具材を入れたシンプルなもの。2007年には「無形文化遺産」に登録されました。

 

サルマ

Ivanさん(@thisis1van)が投稿した写真 – 2014 7月 29 11:09午前 PDT


サルマはクロアチアのみならず、バルカン半島で広く食べられている家庭料理です。この料理を一言で表現するなら「ロールキャベツ」。日本のロールキャベツと異なる点はキャベツが少し酸っぱいことです。

 

クーレン


クロアチア料理と聞くと「魚」というイメージがあるかもしれません。確かに魚料理は多いですが、それと同じくらい肉料理も多いです。クーレンは豚肉から作られるソーセージ。主にクロアチア東部、スラボニア地方で食べられます。

 

シュカンピ


多くの観光客が訪れるであろう海岸部の料理を見ていきましょう。海岸部クロアチアを代表する料理といえばシュカンピです。大きなエビとライスとの組み合わせは相性抜群。

なおシュカンピはかなり手を汚す料理です。ご注意ください。

 

生ハム


海岸部で絶対に食べて欲しいのが生ハムです。薄くスライスした生ハムはクロアチアの白ワインと一緒にお楽しみください。生ハムを使ったサンドイッチも人気です。

 

カキ

Photo by:新田浩之

クロアチアの一大観光地、ドブロヴニクから車で1時間行ったところにストンという町があります。ストンは昔からカキの養殖が盛んな町です。クロアチアのカキは日本よりも小ぶりですが、味が濃いのが特徴です。

 

イカのグリル

Photo by:新田浩之

至ってシンプルな料理ですが、これが美味しいのです。とても柔らかく、イカの独特の味わいが口いっぱいに広がります。とても大きいのでこれ1つでお腹が膨れます。

 

タコのサラダ


昼食にクロアチア料理を楽しむのであれば、タコのサラダがおすすめ。タコは柔らかくオリーブオイルで味付けされています。タコのサラダも白ワインと一緒に食べることをオススメします。

 

ブロデット

@rosanna.dipillaが投稿した写真 – 2016 11月 23 11:59午前 PST


ブロデットを一言で表現するならば「クロアチアの煮込み料理」。魚介類や野菜をトマトで煮込みます。これもクロアチア以外の国でも食べられる料理です。

 

パシュティツァーダ


こちらもクロアチアを代表する煮込み料理です。牛肉を赤ワインに漬け、にんにく、セロリ、ハーブと一緒に煮込みます。お肉が大変柔らかく、肉の旨みがたまりません。

 

チェバブチチ

Photo by:新田浩之

チェバブチチはクロアチア原産の料理ではなく、セルビア、ボスニア料理に分類されます。しかしクロアチアでも食べられますし、大変おいしいのでリストに挙げました。

チェバブチチに使われる肉は牛肉、もしくは羊肉です。玉ねぎやポテトと一緒に食べることで、味のバリエーションが楽しめます。

 

ペカ


クロアチアを代表する伝統料理がペカです。この料理の特徴はとにかくシンプルなこと。鍋の中に肉、魚、野菜を入れて2時間~3時間かけて蒸すだけです。あまり味付けもしません。素材本来の味が楽しめる料理です。

 

トリュフ


トリュフは「料理」というよりも「素材」ですが、有名なので説明しておきましょう。トリュフはイストラ半島の深い森で貴重な白トリュフが取れます。

ところで、トリュフがなぜ高級品かご存知ですか?トリュフは人工で栽培するのが難しい食材のひとつです。そのため、自然のトリュフに頼らざるを得ないのです。

 

リゾット

Željacさん(@zeljacp)が投稿した写真 – 2017 1月 29 5:30午前 PST


リゾットはイタリア料理の定番ですが、クロアチアやスロベニアの海岸部でも食べられる料理です。個人的にオススメなのがイカ墨のリゾット。歯は真っ黒になりますが、なんともいえない独特の味わいが楽しめます。

 

クレムシュニテ


クロアチアを代表するデザートといえばクレムシュニテです。クレムシュニテはザグレブ近郊にあるサモボルという町で作られています。スタイルは極めてシンプル!

サクサクしたパイ生地にクリームが挟まっています。甘さは比較的控えめなので、濃厚な甘さが苦手な方にもオススメです。

 

ロジャータ

Kristijanさん(@eyeguard)がシェアした投稿 – 2016 4月 20 11:08午前 PDT


最後に紹介するのはダルマチア産のデザート、ロジャータです。外見はプリンにとてもよく似ています。味は昔懐かしいプリンの味がします。どこか、日本との類似点を感じるクロアチアのデザートです。

 

最後に

クロアチアは地方によって様々な料理が楽しめます。ぜひ、いろんな場所を訪れ、クロアチア料理をお楽しみください。また、近隣諸国の料理も食べられます。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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