先日、オバマ大統領が首都ハバナを訪問し、犬猿の仲だったアメリカと接近中のキューバ。
さらに英ロックバンドのローリングストーンズがハバナでコンサートを開催し、話題になりました。キューバへの資本流入がますます進みそうです。社会主義国家特有のキューバの雰囲気が変わってしまうかも!?
ということで、最近は駆け込みキューバ旅行ブームが到来中です。
ただし、キューバは社会主義国であることもあり、普通の旅行と勝手が違うこともあります。そこで実際に現地を訪れる際に、キューバで注意すべき3つのポイントを紹介します。
カードが使えない上に、通貨が2種類ある!
まずは、お金に関することから。「通貨が2種類あって、両替で慌てた!カードが使えるお店もほとんどないです。」
旅行でお金に困ったときに登場する救世主といえば、クレジットカード。ですが、キューバではほとんどの店でクレジットカードが使えません。ただしVISAカードのみ、市内のATMでキャッシングすることができます。
なので、基本的には現金で買い物をするのですが、なんとキューバでは2種類の通貨が流通しているのです!
キューバの通貨・ペソは、観光外国人用の兌換ペソCUC(クック)と、現地人用のCUP(ペソクバーノ)に分かれています。兌換ペソCUCはドルと同じレートとなっており、基本は1CUC=25CUPとなっています。
両替方法ですが、ドルだと高額の手数料をとられるので、日本円から両替しましょう。(1CUC113円、1CUP4円 2016/03/26現在)街中にある両替所CADECA(カデカ)で行うのが安心です。
まず日本円をCUCに両替します。
5、10、20CUCなど細かい紙幣に替えると使い勝手がよいでしょう。次にそのうちの10CUCを、250CUP(約1,000円)に替えてもらいましょう。キューバ人の平均月収が500CUPなので、十分足ります。
なんのために2種類にしているかというと、使える場所や買えるものを、外国人と国民の間で区別するためです。
例えば、カサ(CASA、民宿)と呼ばれるホテルやお土産やさん、小綺麗なレストランなどで、観光客が使うと想定されているのが兌換ペソCUC。一方、現地の人々が使う飲み屋や食堂では、ペソクバーノCUPでの支払いです。
余談ですが、CUPで払う大衆食堂の料理のほうが、観光客向けの料理より美味しいという噂です。キューバ人のリアルな生活に触れたい方にはオススメ。穴場をみつけてみてください。