ライター
愛優 ドイツに恋した自由人

トラブルをできるだけ事前回避するタイプの旅人。 旅行会社に2年間勤務後、フリーランスに転向。 現在は世界を転々としながらライターやフォトグラファーとして活動中。 次はジョージアへ移住予定。 きれいとおいしいとねこが好き。

気づいたらひとりでふらふらと旅をするのが好きな私。周囲の友達にもよく「どこにいるのか分からない」なんて言われます。そんな私が今度はふらりと世界一周に行くことにしました。出発を決めたのはつい昨日。

「そんなに急に世界一周になんて行けるの?」なんて声が聞こえてきそうですが、行けるんです、そう想像(妄想)ならね。

やると決めたらすぐ行動する派の私はすぐにスマホを開き、日頃の疲れを癒すため、想像(妄想)の旅へと出かけました。

シーチャン島(タイ)

photo by Ayu Takayama
日本での日常につかれていた私が最初に訪れたのはタイ。「バックパッカーに人気の国」「学生に人気の国」という印象が強いタイですが、実は隠れたリゾート地の宝庫なんです。

タイには離島が多く中には有名な場所もありますが、まだまだ観光地化されておらず離島のゆっくりとした雰囲気を味わえる島もたくさん残っています。そのひとつがシーチャン島です。

photo by Ayu Takayama
シーチャン島は、まるで沖縄の離島のような透明度の海のある場所に、首都であるバンコクから片道約3時間で行けるアクセスの良さが魅力的。バンコクから日帰りでも行くことができるこの島ですが、今回は宿泊してゆっくりと滞在することにしました!

島で流れている時間は日本で感じるものよりもどこかゆっくりで、波打ち際で波が寄せては返す心地のいい音が聞こえてきます。観光地化されていないため人も多くなく、まるで島を独り占めしているようなぜいたくな気分を味わえました。

ルアンパバーン(ラオス)

photo by shutterstock
続いての日常の疲れを癒すスポットは、タイのお隣ラオスはルアンパバーンです。「なにもない」なんて言われているラオスですが、なにもないからこそ見えてくるものがあるのではと選んだのがこの場所。

「アジア最後の桃源郷」とも呼ばれているルアンパバーンは世界遺産の街でもあるのですが、ここではあえて観光をせずお気に入りのカフェを探してのんびり過ごすことにしました。

朝は陽が昇るぐらいの時間に起き、お昼前にゆっくりとブランチを食べる。夕方にはメコン川沿いに移動し川の向こうに沈む夕日を眺め、夜はお気に入りの音楽を聴きながら日付を越える前に眠りにつく。

日常の忙しさで忘れかけていた大切なものを、ひとつ、取り戻せたような気がしました。

プラハ(チェコ)

photo by Ayu Takayama
アジアをあとにした私が次に向かったのはヨーロッパ。ヨーロッパ1か国目はチェコの首都であるプラハです。

プラハでは「ヨーロッパ」と聞いてすぐにイメージするような、ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネッサンス様式など幅広い建造物の様式美を味わうことができます。荘厳な中に繊細な装飾が施された建物は遠くで全体を見るだけでなく、近くで細かな装飾を見るのも楽しみ方の一つです。

photo by Ayu Takayama

プラハは夜景も素敵な街です。チェコはヨーロッパの中でも治安が良く、細い路地に入ったり危険と言われている地区に近寄らなければ、女性一人でも夜に街歩きができました。

プラハの街を蛇行するように縦断しているモルダウ川から見るカレル橋やプラハ城のライトアップは、ヨーロッパの幻想的な雰囲気を思う存分楽しめる街歩きのおすすめルートです。夜ごはんにチェコ料理とチェコビールをいただいて、素敵な夜を過ごしました。

ザルツブルク(オーストリア)

photo by Ayu Takayama
続いて向かったのは、音楽家モーツァルトの生まれた場所としても知られているオーストリアはザルツブルク。

プラハのようにヨーロッパらしい建物が立ち並ぶものの、街自体はこじんまりとしており、ゆっくりとした雰囲気はまるで日曜日の昼下がりのような感覚を覚えます。

この街で私が訪れたのは、「モーツァルトの生家」。偉大な音楽家の一人である「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」は、ここザルツブルクで生まれました。モーツァルトが生まれたとされている生家は当時のまま残されており、中は博物館として一般公開されています。

モーツァルトの生み出した名曲を聴き、当時の様子に想いを馳せながら歩くザルツブルクの街は格別でした。

ハンブルク(ドイツ)

photo by Ayu Takayama
オーストリアをあとにした私はドイツのハンブルクへ。ハンブルクはドイツでも珍しい港町としても有名です。レンガでできた倉庫街は世界遺産にも指定されており、歴史を感じられる街でもあります。

ハンブルクの名物といえば、毎週日曜日に開催される「フィッシュマルクト(魚市場)」。地元の人のみならず観光客にも人気が高い市場です。

フィッシュマルクトで売られているものは海鮮だけでなく、日用品や植物などさまざまです。旅の途中なのでたくさん買い物はできないものの、海外の市場は見ているだけでも胸が高まります。

ライター
愛優 ドイツに恋した自由人

トラブルをできるだけ事前回避するタイプの旅人。 旅行会社に2年間勤務後、フリーランスに転向。 現在は世界を転々としながらライターやフォトグラファーとして活動中。 次はジョージアへ移住予定。 きれいとおいしいとねこが好き。

RELATED

関連記事