まるで「おとぎの国のよう」と世界中から絶賛されるデンマーク。もちろん観光は楽しみだけど、やっぱり旅といえばグルメは欠かせませんよね。
酪農国家としても有名なデンマークの食事は、豚肉や乳製品を使用した料理が多く、そのシンプルで家庭的な料理は日本人の口に合うものが多いと評判です!
そこで今回は、そんな魅力溢れるデンマークの代表的な料理をまとめてみました。では、早速紹介していきたいと思います。
*編集部追記
2017年4月に公開した記事に新たに加筆しました。(2017/8/28)
デンマーク料理のレシピを追加しました。(2018/01/29)
デンマークの食事事情
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デンマークの食事事情ですが、やはり他の北欧諸国と同じように、日本ほどメニューのバラエティーはありません。特に魚は新鮮なものが少なく、サーモンやニシンがほとんどで、日本のように色々な種類はありません。
デンマーク人にとって食事は、栄養補給が主な目的であり、肉とじゃがいものようなシンプルな食事が定番です。しかしながら、海外からの多様な食文化が入ることによって、デンマークの食事も大きく進化してきました。
イタリア料理、フランス料理などヨーロッパの料理はもちろんのこと、いわゆるカリフォルニアロールなどがメインの寿司も人気です。またカフェも数え切れないほど多く、おいしいコーヒーをどこでも飲むことができます。
ベストフード
私が思うベストフードは、クリスマスによく食されるフレスケスタイという料理です。豚の背中の肉を丸焼きにしたものにクランベリーソースをかけ、じゃがいもと一緒にいただきます。
デンマークではクリスマス近くになると、ユールフローコストと言われる食事会兼飲み会がよく開かれます。このユールフローコストとは、直訳すると「クリスマスの昼食」という意味なのですが、クリスマスだけに開かれるのではありません。
家族と、または友達と複数回によって開かれ、このフレスケスタイを食べたり、お酒やワインを飲んだりして楽しみます。シンプルな料理ですが、特別な気持ちになれるメニューです♪
デンマークの代表料理!スモーブロー(北欧のオープンサンド)のレシピ
デンマーク料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「スモーブロー(北欧のオープンサンド)」のレシピをご紹介します。
サンドしないオープンサンド。素材の組み合わせをお好みで試してみてください。黒パンを使うのが現地風。
スモーブロー(北欧のオープンサンド)の材料(2人分)
黒パン(食パン・6切れ)、生ハム(2枚)、スモークサーモン(2枚)、ゆで卵(1個・4等分)、マヨネーズ(小さじ1)、プチトマト(1個)、ベビーリーフ(適量)、セルフィーユ(あれば・適量)、ディル(あれば・適量)
スモーブロー(北欧のオープンサンド)の作り方
1.写真を参考に、パンの上にお好みの材料をのせる。マヨネーズは、すべてに使ってもOK。
スモーブロー
北欧で人気のオープンサンドイッチ。デンマークではスモーブローと呼びます。薄くスライスしたライ麦パンにバターを塗り、その上にチーズやスモークサーモン、ゆで卵などをトッピングしてナイフとフォークでいただきます。
エゲケー
エゲケーとは、デンマーク語でエッグケーキという意味ですが、こちらは甘いケーキではなくスパニッシュオムレツやキッシュのような卵料理です。特に材料にニシンを使うことが多く、ニシンを入れることによって本場の味に近づくそうです。
エープルフラシュク
1cmほどの厚さに切った豚バラ肉を焼いて、リンゴソテーを合わせていただく料理です。豚肉の焼き加減も、軽く焼いたものからカリカリにしたものまで、家庭によって様々です。
フレスケスタイ
豚の背中のお肉を丸焼きにした料理で、中はジューシーに、表面はカリカリに仕上げていただきます。紫キャベツの煮込み、茹でたジャガイモ、クランベリーソースをつけ合わせるのが一般的で、クリスマスによく食されます。
フランスクホットドッグ
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フランスパンを使ったホットドッグです。軽食として人気で、路上のホットドッグ屋さんやコンビニなどでも購入できます。手軽に買えるので、小腹が空いたときに食べるのがおすすめです。
レバポスタイ
レバポスタイとは、レバーをペースト状にしたものです。ライ麦パンにバターとともに塗って食べることが多いです。チーズなどと一緒に、クラッカーに塗っても美味しくいただけます。