ライター
GG 世界一周経験者/医者の卵/週末の旅人

1993年生まれの医者の卵。「医師になれるから良いじゃん」という周りの雰囲気に疑問を抱き、何の肩書きもなくただ1人の人間として旅をできるのは「今しかない」と感じ、ひとまず海外へ!出会いと経験を大切に、訪れたいところを繋いでいった結果、世界一周達成。(231日間20カ国) 現在は社会復帰し、多忙な医学部のスケジュールを縫い、国内でできるアウトドアに精を出している。

みなさんこんにちは、GGです。世界一周を終え、日本で勉学とアウトドアに精を出して日々を過ごしております。

僕の世界一周では、各地のサッカーを観戦してきました!帰国してから数えてみると、僕が海外でみたのは11試合。その中で最も熱く、日本との差を感じた試合は、アルゼンチンで観戦した一戦です。

今回はそのアルゼンチンでのサッカー観戦についてご紹介いたします!

 

そこはアルゼンチン、南米のサッカー文化

僕の世界一周は、「経験」「体感」することに重きをおいて行動していました。その途中で、あることを思いついたのです。

「幼稚園の頃から続けていたサッカーという一つのものさしで、世界中の文化を見て来たら面白いのでは?」

そうして各地のスタジアムを巡ってみると、各地域で個性のある雰囲気を持っているのでした!

Photo by GG

みなさんは南米のサッカーというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?もちろん、ブラジルやアルゼンチンなどの強豪チームが最初に思いつき、盛り上がるということが想像されるかと思います。

それだけでなく、サッカーに対しては世界で一番を争うほど熱く、そして時には人が死ぬこともある危険さを持つのです。

 

実際に自分がサッカー観戦をするとなると、そんな南米サッカーには少し腰が引けていました。

というのも、日本国内で行われたヨーロッパ王者vs南米王者の試合を見に行く機会があったのですが、その時に目の前で海外サポーター同士が殴り合いの喧嘩を見てしまったのです。おそらく、印象が強すぎたのだと思います。

しかし、今回の世界一周の経路にアルゼンチンが入っていたため、「このイメージを持ったまま通り過ぎてしまうのはもったいない!」と、アルゼンチン国内リーグを見る決心をしました。

 

目と鼻の先にライバルのスタジアム

「どうせ見に行くなら、一番熱い試合を見たい」

そんな気持ちを抑えきれず、見に行ける期間の最も熱い試合を探してみたところ、クラシコが行われるということがわかりました。

クラシコとは、スペイン語で「伝統の一戦」という意味で、盛り上がること間違いなしです!最も有名なものだとレアル・マドリードとバルセロナとの試合がですね。

アルゼンチンに限らず、地域に根付いたクラブチームには熱い地元サポーターが多く、ホームゲームではかなりの盛り上がりを見せるのですが、今回のクラシコは、なんと「同じ町に2チーム、そして互いのスタジアムがすぐそばに」という状況です!

Photo by GG

同じ町に、熱烈なサポーターが仲良く共存できるわけもなく、試合の日になるとそのサポーターたちはライバル心むき出しで応援するのです!

このクラシコにはアルゼンチン人のファンも殺到することがわかっていたので、前日の販売開始時間に合わせ、スタジアムに向かいました。いつもは当日にスタジアムでチケットを買っているので、ここからもその試合の注目度が高いことがわかりますね。

チケット売り場についてみると、その試合のホームチームカラーである水色を身にまとったアルゼンチン人が列を作っていました。

Photo by GG

中には、昼間にもかかわらずお酒を飲み、かなり盛り上がっている人たちもいました。何か、普段の試合観戦とは異なる雰囲気を前日のチケット販売から感じ取っていました。

僕が見に行ったタイミングでは、アウェイチームサポーターの入場は禁止されており、ホームチームのみの応援となっていました。

盛り上がりという点では、アウェイチームサポーターがいる方が勝るかもしれませんが、スタジアムが一つとなってホームチームを応援するというのもなかなか壮観でした!

 

試合に向かう熱気

試合当日、まだ少し腰が引けながらもスタジアムへ向かいました。最寄りのバス停でバスから降りた瞬間に、想像を超えた盛り上がりが、僕を圧倒します。

Photo by GG

クラクションを鳴らしながら通り過ぎて行くチームカラーに塗られた車たち、あちこちで鳴っている爆竹や花火、そして最高のテンションで騒いでいるファンの人たち。

その全てが僕を圧倒して来ましたが、この盛り上がりを肌で感じた時に恐れが消え、1種の祭りに来ている感覚となり、「自分も最高に楽しまなければ損だ!」と振り切って考えられるようになりました。

 

まずはその場に馴染むため、ホームチームのユニフォームを購入し、戦闘服として着用。そしてみんなが食べているストリートフードを食べていました。

その場に東洋人がいるのが珍しいのか、時たまアルゼンチン人に肩を組まれて何か(スペイン語でわかりませんでした)を叫ばれ、ともに大笑いをすることもありました。

スタジアムへ入っても、その熱気はとどまることを知らず、さらに盛り上がって行くのです。

Photo by GG

スタジアムの通路はテンション最高潮のファンたちに占拠され、そのファンをかき分けながら客席に向かわなければならないほどでした。

ライター
GG 世界一周経験者/医者の卵/週末の旅人

1993年生まれの医者の卵。「医師になれるから良いじゃん」という周りの雰囲気に疑問を抱き、何の肩書きもなくただ1人の人間として旅をできるのは「今しかない」と感じ、ひとまず海外へ!出会いと経験を大切に、訪れたいところを繋いでいった結果、世界一周達成。(231日間20カ国) 現在は社会復帰し、多忙な医学部のスケジュールを縫い、国内でできるアウトドアに精を出している。

RELATED

関連記事