英語を英語のまま読むために効果的な7つの方法
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

英語学習を続けていると、表面的には読めるものの、内容がさっぱり頭に入ってこないというケースを時々経験することがあります。

この理由は様々ですが、今回は書いてある内容を理解できるようになるために、効果的な11の勉強法をご紹介します。

*編集部追記
2015年11月公開の記事に、新たに4つの勉強法を追加しました。

 

英語を読むときのアドバイス

英語の文章を読む前にまずは英文法をマスターしましょう。「英文法をマスター」といっても、細々した文法用語を習う必要はありません。高校1年生で習う基礎的な文法をマスターすればOK。その後は気に入った文章をどんどん読んでみましょう。

ひとつだけ注意したいのは小説を読むとき。小説には筆者独自の表現がありますから、その点だけ注意すればいいでしょう。

 

おすすめの勉強法

英語を読む際、どうしても必要な勉強が「ボキャブラリーを増やす」です。わからない単語をいちいち辞書で調べると、時間がかかるもの。知らない単語が少なければ少ないほど、スラスラと読む進めることができます。

ボキャブラリーを増やすコツは隙間時間を利用すること。通勤・通学電車の車内や寝る前に単語帳を見ると効果的。できれば、CDを聞きながら単語を勉強するといいですよ。

 

1:ボキャブラリー(単語力)を増やす

ボキャブラリー(単語力)を増やす

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単純に、単語力が十分でない場合。いくつかの単語と意味がつながっていない・推測も難しいために、全体的に何が書かれているのか理解できないパターンです。

英英辞典・英和辞典をフル活用して、知っている単語の数を増やして行きましょう。英英辞典は、日常的な基本語のみに制限して、その中で説明してくれているので、言い換えの練習にもなりますし、ネイティブの実際に使う表現の中で覚えられるので、自然な使い方を知ることが出来ます。

 
加えて、関連する派生語やイディオムなども覚えるようにすると、一つの単語から沢山発展させて学べます。必要であれば、類語辞典などで同じような意味のものをまとめて覚えましょう。

専門用語や対訳の決まっている語は、英和で先に確認しましょう。接頭語や接尾語など、語の中でも特に意味を持つものをまとめて覚えて行くのも、効率の良い覚え方だと思います。

 

2:イディオム・句動詞・構文を覚える

イディオム・句動詞・構文を覚える

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普通の英英辞典のほかにも、役立つ英語の辞典では、’Dictionary of Idioms’と‘Dictionary of Phrasal Verbs’などがあります。

こちらも、決まったフレーズを、基本語のみに制限した中で、丁寧に説明してくれるもので、薄い問題集つきのものもあります。中上級で、伸びているのか実感もあまりないような時など、これらの辞書を使うことで、モチベーションもアップしますよ!

構文などは、たいてい高校時代の参考書やTOEFL用問題集などが役立つことも多く、自分にあったものを選んで、一冊を徹底的に使いこなしていくのがおすすめです。

 

3:多読する

多読する

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一つずつの文章を、小さく区切って、訳しては前に戻って…英文を日本語に置き換えて読み進めていると、結局何を言っているのか、全体像がつかめなくなってしまうパターンもあります。

これを克服する為には、ひたすら読む量をこなして、慣れていくしかありません。(国語が得意な人は、本好きが多いのと同じ原理ですね。)

 
多読のコツは、自分が辞書なしで気楽に読み進めていくことだと言われています。とにかく沢山、ストレスなく、色々な文章を読んで行くことから始めましょう。慣れることが大切なので、楽しんで読める好きな本で構いません。

 

4:リスニングと合わせてリーディングする

リスニングと合わせてリーディングする

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本を読む場合、日本語を介さず、英語を英語のまま読むスピードを保ちながら、返り読みを防ぐ練習としておすすめなのが、CDを使って目と耳で同時に読んで行く方法です。

声の調子から、大まかな意味を捉えることもできますし、リスニングの練習にもなるので、まさに一石二鳥です!!

 

5:精読する

精読する

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逆に、一文のみの意味が正確に取れない場合。こちらは、大抵1と2で書いてきたような基礎体力をつけることで、解消されると思いますが、これに加えて、パラグラフ・リーディングの手法をつかってみましょう。

●だいたい、パラグラフの最初・もしくは最後の一文が、その段落で言いたいことのまとめ
●それ以外のサポーティングセンテンスから、話題がどうなっているかのヒントを得る
●ディスコース・マーカー〔However, In addition …〕などに注目して前後関係をさぐる

これらのポイントを総合的に考えて判断していきます。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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