長距離バスに4日間ぶっ続けで乗る
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もう一つ例をあげると、僕がカナダを旅していた時に利用した長距離バスがあります。カナダの国土面積は世界第二位なので、車両での移動でも相当な時間がかかります。僕はカナダを西から東へ横断する際、長距離バスに4日間ぶっ続けで乗っていました。
定期的に休憩はとりますが、基本的にはずっとバスの中での生活です。飛行機なら数時間で着くのですが、移動時間を楽しみたかった僕は敢えて長距離バスを選びました。その道中で車内の席が近い人と仲良くなったり、ただぼーっと景色を眺めていたりしていました。
時には大変だなと思うこともありましたが、そうした全ての時間が今では大切な思い出となっています。
そんなに急ぐ必要がありますか
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もちろん目的地まで素早く到達できる飛行機も素晴らしい移動手段です。急ぎの用事があるときは頼もしい限りです。
しかし、旅においては必ずしも早く移動しなければならないとは限りません。もし移動時間そのものを楽しめるようになれば、むしろ目的地に着くまでの時間は長いほど良いのです。みなさんは目的地が近づくにつれて何だか切ない気分になった経験はありませんか。あんな感じです。
プロセスのない旅は面白くない
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大抵、旅には目的地がありますが、それはあくまで目安の一つに過ぎないと思います。もしある地点に行くことだけが目的なら、確かに「移動」というプロセスは出来るだけ省くべきかもしれません。
しかし、そうしたプロセスのない旅は面白くないと僕は思います。その目的地に行くまでに起こった出来事、見た景色、出会った人々。そういったものこそが旅を彩ってくれるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。より簡単に旅が出来るようになった現代、スローな移動を楽しむという視点は旅を楽しむための一つの切り口になるはずです。もし時間に余裕があるのであれば、ゆっくり移動を楽しむ旅をしてみてはどうでしょうか。