ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

近年、InstagramなどのSNSの普及により、旅行をはじめとしてさまざまなシーンでミラーレスの一眼レフカメラや長いレンズを見かけるようになりました。

旅行と写真を組み合わせた記事や講演も見かけますが、もう少し気軽に楽しみませんか?というのが筆者のスタンスです。本記事では、筆者の旅行と写真の向き合い方をご紹介します。

もっと気軽に写真を楽しむ旅とは

photo by shutterstock
筆者はライターを生業としていますが、写真撮影を求められることも多くあります。また海外旅行では記事に使える写真をプライベートでも積極的に撮るようにしています。

このようなことを書くと「立派なカメラやレンズを持っているのでは」と思うかもしれません。

しかし、海外旅行にはミラーレス一眼レフカメラを持っていくものの、レンズは常に14mm~42mmの標準レンズ。望遠レンズや特殊レンズを使うことはめったになく、長いレンズは持ち歩かないようにします。

理由としては、気軽にいつでもシャッターを押せるようにするため。人にもよりますが、どうしてもカメラやレンズが重くなると、シャッターを押すことがおっくうになりがちです。

もちろん、観光スポットでじっくり撮ることもありますが、スナップ写真のようにお気に入りのシーンをサクッと撮ることも珍しくはありません。

また列車の車内ではどうしても人がいない間に撮りたいもの。場合によっては一瞬しかないため、モタモタするとシャッターチャンスを逃してしまいます。したがって、筆者は14mm~42mm標準レンズにこだわっています。

ラトビアのユールマラ photo by Nitta Hiroshi
また写真を撮りながら、「この風景は10年後にはどうなるのだろう」とか「この人はどこへ向かうのだろうか」と、あれこれ想像するのが好きです。とは言っても、せっかく高機能のカメラを購入したのですから、一回くらいはすべての機能を使いたいという思いはあるのですが。

「オート」で撮ることの魅力

「マニュアルでは撮らないのですか」。これも、よく聞かれる質問です。筆者は取材時でも、よほどのことがない限りオートで撮影します。強いていうならシャッタースピードを変えるくらいでしょうか。

昔のカメラの性能はよくわかりませんが、最近のカメラのオート機能は本当にすばらしいと思います。自動的にピントが合うのはもちろん、少々の手振れだと補正も自動的にしてくれます。オートでの撮影に不満を持ったことはありません。

photo by Nitta Hiroshi
なぜオートにこだわるのか。いろいろと理由はありますが、ひとつには、機能面よりも構図にこだわりたいという考えがあるからです。器用な方だと機能と構図を両方考えられるのでしょうが、筆者は不器用なので、どうしても構図に集中してしまうのです。

編集は無料のスマホアプリで超お手軽に

https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/man-using-smartphone-close-hand-dolding-1936547881
筆者は有料の写真編集ソフトは使わずに、無料のスマホアプリ「Lightroom」で超お手軽に編集します。正確に書くと有料版もありますが、無料版で満足しています。

ベッドに寝ころびながら、お気に入りの写真を「Lightroom」で、数分で現像。その後、Instagramに投稿する流れです。オート機能で撮った写真のままでも十分といえば十分ですが、「どうしても希望のイメージに近づけたい」という思いから写真を編集します。

ところで、「編集した写真は正当な写真として認められるか」という議論があるとも聞きます。原画を基にした多少の編集ならOKでは?というのが筆者の意見。さすがに山や川を付け加えるという加工は別ですが。

写真展もお気軽に開催

https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/visit-museum-191409509
周りの旅友に釣られて、筆者も旅行系の写真展を開催することにしました。とは言っても、めんどくさがりなので、気軽に写真展を開催したいなあと思った次第。

展示写真は20枚ほどにし、スチレンボードに写真を張り付ける形にしました。写真下に解説文を載せるのが主流ですが、それもおっくうに感じたので手書きのパンフレットを用意。来場者には、直接説明することにしました。

週末に東京で開催しましたが、友人を中心に多数の方が写真展に来てくださいました。のんびりとした雰囲気の中で開催できたので、気軽な写真展もいいな、と思っています。

今まで偉そうなことをつらつらと書きましたが、写真の楽しみ方は十人十色だと思います。ただ写真趣味について思ったことがあったので、文章にしてみました。旅行における写真の楽しみ方に関して、何かしらのヒントにしていただければ幸いです。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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