ヨーロッパには、フランスのエッフェル塔やルーブル美術館、イタリアのサン=ピエトロ大聖堂、青の洞窟、ドイツのノイシュバシュタイン城などとにかく観光名所は数えきれないほどあります。きっと有名な観光名所には旅行に行かれた方も多いと思います。
でも、ヨーロッパにはまだあまり知られていない「秘境」とよばれる場所が結構存在しているのです。今回はそんなヨーロッパの秘境をご紹介します!
*編集部追記(2016/01/31)
2015年に公開した記事に追記しました。
2016年に更新した記事に追記しました(2018/1/31)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
ヨーロッパの秘境に行ってみての感想
photo by pixabay
おしゃれな街並みや美術館など、都市を満喫するイメージが強いヨーロッパ観光。しかしながらヨーロッパには、まだ人の手がつけられていない、というか手がつけられないほど壮大な自然スポットが数多くあり、秘境の旅をするのにもおすすめの場所なんです!
私は2012年にデンマークに住んでいたころ、アイスランドを訪れました。セリャラントスフォスの滝、ヴァトナヨークトル、スカフタフェットル国立公園など、他の場所ではなかなか見ることができない雄大な自然が楽しめます。
自然観光スポットが多いため、レンタカーを借りて観光するか、現地のツアーに参加するのがおすすめです。
観光する際のアドバイス
photo by pixabay
秘境といっても様々な国があるので、一概に治安が良い、悪いとは言えませんが、アイスランドの治安は良かったです。ですがルーマニアやクロアチアなど、東欧は治安が良くないと言われることが多いので、注意が必要です。
物価は国によってまちまちですが、いわゆる物価が高い国ほど治安は良い傾向にあると思います。アイスランドはヨーロッパの中でも物価が高い国なので、外食をすれば3000〜5000円かかることもザラです。
サンドイッチとコーヒーといった軽い軽食でも、なぜか1000円ぐらい払うことになっていたりと、気をつけていないとどんどんお金がなくなります。
衛生面も国によって違いますが、アイスランドは良いです。インフラが整っており水道水も問題なく飲めます。
おすすめのベストスポット
ヴァトナヨークトル
私がおすすめするのは、氷で作られた美しい洞窟・ヴァトナヨークトルです。ここはヨーロッパ最大の氷河であり、総面積はなんと約8,100km²にも及びます。洞窟内は氷が青く幻想的に輝き、まるでこの世のものとは思えないほど美しいです。
公共の交通機関ではいけない場所なので、ツアーに参加するかレンタカーを借りる必要があります。首都のレイキャビクからは300km以上離れているため、自分で向かうとなるとヴァトナヨークトル付近で一泊する必要があります。
短期でアイスランドに行く方は、ツアーに参加するのが手軽に簡単なのでおすすめです。
セリャラントスフォスの滝(アイスランド)
アイスランドの南部にある、最大落差65mの滝です。滝の裏から見ることができる「裏見の滝」としても知られています。
滝壺の裏がくり抜かれたような珍しい地形になっていて、きれいな空をバックに滝を眺めることができます。まるでCGかと目を疑う光景が広がります。
プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)
ボスニア・ヘルツェゴビナの国境の近くに位置する港町にある公園です。山中に高低差のある湖群が大小さまざまな滝によって繋がれている水のパワーを感じられる公園です。
この地形が自然によって生み出されたとはにわかには信じがたいです。
シルフララグーン(アイスランド)
シンクヴェトリル国立公園の中にあるシラフルは北米プレートとユーラシアプレートの堺で、「地球の割れ目」とも呼ばれている場所です。
100m先が見えるほど透明度の高い水で、世界で最も美しいコールド・ウォーター・ダイビングの場所としても知られています。シルフララグーンと呼ばれる碧色のラグーンは冷たい水を潜ってでも見に行く価値がありそうです。
ザキントス島(イオニア諸島)
難破船「パナギオティス」が放置されていることから、難破船ビーチとも呼ばれているザンギトス島のナヴォイオ海岸が大変美しいです。
ヨットやビーチツアーの船でしか訪れることができません。ジブリ作品である「紅の豚」の主人公マルコの棲家としてモデルになったと言われています。ジブリファンでなくても、この美しい光景に目を奪われることは間違いありません。