郊外バスは発車するバスターミナルと本数に注意
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都市と郊外を結ぶ郊外バスは発車するバスターミナルと本数に注意してください。郊外バスは市内バスのように小さな停留所には止まりません。始発は街にあるバスターミナルが一般的です。バスターミナルが複数ある都市は注意が必要。自分が乗りたい郊外バスがどのバスターミナルから出発するのか、事前にチェックしましょう。
郊外バスはそれほど本数が多くありません。国によって異なると思いますが、クロアチアで「バスの本数は多いから」と言われ「1時間に何本ですか」と尋ねると「1時間に1本!」という答えが返ってきました。確かにヨーロッパの郊外バスにおいて1時間に1本は多い方ですが、バス停で1時間も待つのはきついです。
バスの本数も事前にチェックしておきましょう。案外、忘れがちなのが帰りのバスの発車時刻。ついつい目的地に着き油断しますが、バスから降りたらすぐに調べるのがコツ。そうすれば時間のムダもありません。
郊外バスの券の買い方はバスターミナルの窓口もしくはドライバーに支払います。購入方法が分からなければ、とりあえずドライバーに支払えばOKです。
乗りこなすのが難しいマルシュルートカ
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個人的にヨーロッパのバスの中で最も難しいのが、マルシュルートカです。マルシュルートカはロシアをはじめとする旧ソ連諸国で見られます。まず外観は一般のバスではなく、ワゴン車です。ワゴン車の前方と側面に系統番号と行先が表示されています。
問題はバス停にマルシュルートカの地図もなければ時刻表もないことです。これは地元の人に聞くか、交通アプリを利用するしか方法はありません。また、降りるときはタクシーのように「降ります!」と言わないとバス停には止まりません。
さらにドライバーは英語がなかなか通じず現地語のみ。そのため、それなりのコミュニケーション能力が必要です。
「ミニバス」を使うマルシュルートカ特有の問題もあります。一般バスですと窓が大きいので、周囲の風景がよく見られます。しかし、マルシュルートカの窓は小さく、しかも汚れているので外がよく見えないこともしばしば。そのため、目的地のバス停を見つけるのは難しいです。
マルシュルートカのコツは事前にドライバーに目的地を伝えることです。そうすれば、バス停に近づいたらドライバーが教えてくれます。なお、席が後ろの場合、料金はバケツリレーのようにリレーして、ドライバーに渡します。乗客がちゃっかり料金を盗ることはありません。
また、ターミナル以外のバス停ではマルシュルートカに対して「止まってください」アピールをしましょう。立っているだけだと通過する恐れがあります。手で何らかの合図をすればOKです。
このように、ヨーロッパと日本ではバスのシステムが大きく異なります。その「違い」を楽しむのもバスの醍醐味かもしれませんね!