上賀茂神社烏相撲(からすずもう)
9月9日は重陽の節句といって、菊を使って不老長寿を願う日ですが、京都の上賀茂神社では、葵祭の斎王代も出席して、神事を行い午前11時頃から氏子の子ども達による烏相撲が奉納されます。
御祭神のお祖父さんが八咫烏になって神武天皇の東征を助けたという故事から烏に縁が深く、烏相撲では取り組みの前に刀禰(とね)が弓矢・太刀を立砂へ立てかけ、扇を開き「カーカーカー」「コーコーコー」と三々九度鳥鳴きをします。
烏相撲が終わった後は不老長寿の菊酒をいただいて帰ります。
渋谷氷川神社例大祭
渋谷の氷川神社は東京の真ん中に4000坪の境内を持つ神社で、創建は日本武尊が素盞鳴尊を勧請したことによるそうですが、実はよくわからないほど古い神社です。ここが東京?というくらい普段は静かなところです。
9月中旬に行われる例大祭では境内から明治通りまで屋台がならび、東京の下町の風情を色濃く残しています。お神輿の担ぎ手を募集していたり、足袋を準備していけば半纏を神酒所前受付で貸してくれるので気軽に祭りに参加できます。
岸和田だんじり
岸和田の男たちはだんじりが終わると次の日から来年のだんじりを目指して生きる、などと言われるくらい地域ぐるみ祭りの熱気がすごいところです。
浜手で行われる9月祭礼は敬老の日の前日の日曜日が本宮になる日程で毎年行われます。本宮に先立って宵宮、試験引きもあり、当日の混雑が嫌で試験引きを見る人もいます。
だんじりの迫力は角を曲がる「やりまわし」で最高潮になります。屋根の上の大工方の指揮のもとに息を合わせてスピードを落とさず曲がっていくのはハラハラドキドキですがみる価値ありです。ぜひ安全なところから見ましょう。
まとめ
秋祭りのシーズンに入ってきて地元でもお祭りがありそうですが、歴史を重ねてきた行事は趣があります。