17日から19日まで行われる羽子板市では昔から粋な買い方があるそうです。売り手と買い手が値段の交渉をし、まけさせます。買い手はまけてもらった金額をご祝儀として売り手に渡し、結局は最初の値段で買うわけですが、めでたく交渉成立ということで手締めを行います。
サンタもやって来る仙台の光のページェント
12月12日から25日まで仙台の定禅寺通を輝かせる光のページェントはクリスマスを待つイルミネーションです。23日にはサンタクロース姿の人々が光り輝く大通りを行進し、クリスマスムードを盛り上げます。
忠臣蔵を再現する赤穂義士祭
忠臣蔵の故郷、兵庫県赤穂市では、大石内蔵助率いる四十七義士が主君の仇を討つために吉良邸にに討ち入った12月14日に赤穂義士祭が行われます。義士を祀る大石神社での祭典、お墓のある花岳寺での法要、忠臣蔵パレードなど多彩なイベントがあります。
忠臣蔵パレードは「殺陣」、「義士娘人力道中」、「大名行列」、忠臣蔵の名場面を車上で演じる「山車」、四十七義士に扮した「義士行列」と続き元禄時代の世界を見せてくれます。
悪い子は大変!なまはげ
秋田県男鹿市では大晦日の夜、「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」「ここの家の嫁は早起きするがー」となまはげが家々をまわります。
なまはげは、怠け心を戒め、田畑の実りや無病息災をもたらしてくれる山の神の使いで、迎える家々では料理や酒でもてなします。
おけら詣り
京都の八坂神社では大晦日の夜から元旦の明け方にかけておけら火がいただけます。境内でおけら火用の火縄を買って、神前のおけら灯籠から火を移し、消えないようにクルクル回しながら持って帰り、神棚のろうそくに移したり、お雑煮を炊いたりします。
まとめ
大晦日は1年を締めくくる大切な日として様々な行事が各地で行われますが、中でも年越し蕎麦を食べることと、除夜の鐘を聞きながら新年を迎えるのは全国共通のようです。
年越し蕎麦は、長い物を食べて長寿を願う縁起物で、つけ蕎麦、汁蕎麦、ぶっかけと地域によって形は違うみたいですね。除夜の鐘は聞くのも良いですが、お寺によっては参拝客に突かせてくれるところもあります。