ライター
清澤 一輝 クリエイター

学生時代にバックパックひとつで、世界を西回りにぐるりと一周。日本にいた頃は英語も喋れず、今まで”ひとり旅”もしたことがなく「世界一周」がはじめてのひとり旅。人生において1番大切なことは「行動」し、「経験」することだと信じている経験主義者。好きな飲み物はチャイ。

こんにちは!現在、世界一周12カ国目エジプトにいます!KEIです。

世界を旅していて、自分の中で変わったなと思える心境の変化はたくさんあります。その中でも、特に変わった心境の変化は「汚れ」に対しての考え方です。やはり、バックパッカーに汚れは付き物。

カビ臭いドミトリーに宿泊したり、ホラー映画さながらの汚いトイレを利用したり、そもそも日本やシンガポールのように綺麗な国なんて滅多に存在しません。

 

特にインドを旅した時は、そこら中に牛の糞は落ちてるは、素手で食べ物を食べるはで、綺麗好きな日本人の感覚では考えられない世界がそこには存在します。…そんなインド・バラナシ。世界で“1番汚い聖なる河”といわれている「ガンジス河」でバタフライをしてきました。

こう聞くと、「なんだ。ただ小汚い河で泳いできただけじゃない。」と思われるかもしれませんが、実は僕、日本にいた頃は「潔癖症」だったのです!リアルタイムな世界一周はブログInstagramで更新中です!

 

日本にいた頃の僕

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photo by Kazuki Kiyosawa

日本にいた頃の僕は「自然」は好きでも、「汚れること」を非常に嫌っていました。自分自身が汚れるのはもちろんですが、物が汚れたり壊れたりすることが非常に苦手でした。

特に、ディズニーランドやアパレルのお店で人が試着した帽子や衣服を購入することが出来ませんでしたし、ハエが止まったり、人が素手で触った食べ物(お寿司以外)を気にせず食べることが出来ませんでした。東京にいた頃は、体育会の寮に住んでいたのですが、汗の臭いやお世辞にも綺麗とは呼べない部屋は僕にとって非常にストレスでした。

本当に潔癖症の方に比べれば軽度のものでしたが、当時の僕はとても女々しく、ワイルドな要素ゼロでした。

 

綺麗な実家を離れひと月!

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photo by Kazuki Kiyosawa

日本を離れひと月。僕が最初に訪れた国は、フィリピン・セブでした。初めての東南アジア。何もかもが「東京」と違う場所。野良犬はいる、屋台だらけ、当初その生活に慣れるまで時間が掛かりました。

しかし、ひと月ほどあれば、僕の「潔癖症」は、ただの「綺麗好き」程度まで成長しました。

 

ハエが止まっても「しょうがないか」くらいのスタンスで食べられるようになったし、果物や野菜、魚や肉が立ち並び、生臭さ人の熱気が混じり合う、いわゆる「フィリピンのイメージ」である市場に足を運んでも、なんとも思わないようになってきました。

僕はフィリピンで英語を勉強していたため、フィリピンの滞在は3ヶ月と長かったのですが、卒業し、フィリピン人の友人宅にホームステイしに行く頃には、完全になんでも食べられる。どこでも寝られる。いわゆる「普通の旅人」にまで成長していました。

 

メコン川で象使い

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photo by Kazuki Kiyosawa

日本を離れ5ヶ月。僕は、ラオス・ルアンバパーンにいました。ルアンバパーンに行った理由は、もちろんラオスの国家資格でもある「象使い」になるためです。ここまでの旅で、タイやカンボジアといった場所を歩いてきた僕は、ゴミが散乱していても平気な顔して歩けるほど「旅人レベル」がアップしていました。

そして、ついに象使いの資格を取得!その際、よく言えば“コーヒーミルク色の”悪く言えば“う◯こ色の”メコン川で、象さんの体をゴシゴシ洗ってあげます!象はいたずらっ子で、僕をメコン川に何度も何度も落とすのです!

 

ぷはぁ〜!溺れる!と水面に顔を出すと、目の前に僕の頭より大きい象の糞が…!“う◯こ色の”ではなく、実物がそこにはありました。しかも、とんでもなくデカイうんこが…(あっ、言っちゃった。)


仮に日本にいた頃の僕がこんな経験をしたら、絶望し、とりあえず韓国に飛んで、皮が剥けるまでアカスリをしてもらい全身を消毒してもらうでしょう。

ライター
清澤 一輝 クリエイター

学生時代にバックパックひとつで、世界を西回りにぐるりと一周。日本にいた頃は英語も喋れず、今まで”ひとり旅”もしたことがなく「世界一周」がはじめてのひとり旅。人生において1番大切なことは「行動」し、「経験」することだと信じている経験主義者。好きな飲み物はチャイ。

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