ライター
パーソナル栄養士いっしー パーソナル栄養士いっしー

1991年生まれ/東京農業大学卒/栄養士/ファスティングマイスター 大学時代に初海外をオーストラリアのワーキングホリデーを経験。 大学卒業後はタニタ食堂五反田店で勤務した後、24歳で世界一周へと旅立つ。 世界中の市場やファーマーズマーケットやスーパーマーケットを練り歩き、現地の屋台を食べ歩くことで世界の食文化を見て回った。 現在はパーソナル栄養士として食事とファスティングを活用したダイエットや体質改善のお手伝いをする他、ライターとして健康や食文化について発信している。

 

テンペ(インドネシア)

7161066742_4fb5545093_z

photo by jshontz

こちらは私達日本人にも馴染みのある、大豆の発酵食品です。

しかし、納豆のように臭いやネバネバがあるわけではなく、大豆の旨味がしっかりとしたシンプルな味わいです。

インドネシア料理ではこれを揚げたり、炒めものに入れたりして食べるそうです。

 

良質なタンパク質と共にビタミン類やミネラルを多く含んでいることから、インドネシアの健康食品としても有名。

さらに大豆にはポリフェノールであるイソフラボンを含んでいます。イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることから、肌荒れ防止などの効果も期待できます。

 

インジェラ(エチオピア)

371382890_6e2309bd8d_z (1)

photo by Greencolander

エチオピアで主食として食べられているインジェラ。

テフという穀物を原料にした、クレープに似た食べ物で穀物の甘みと独特の酸味がある発酵食品です。

エチオピアでは、ワットと呼ばれるシチューのようなものを付けて食べるそう。

 

発酵の具合で甘いものから酸っぱいものまであるので、初めて食べる方はあまり発酵してないものを食べたほうがいいでしょう。

主食を発酵食品にすることで、主食からもたくさんの栄養価をとっているようですね。

 

グンドルック(ネパール)

Gundruk_Achar_01

photo by commons.wikimedia.org

グンドルックとは青菜を発酵させた後、乾燥させた発酵食品。

青菜を刻んで、壺に詰め、日当たりの良い土中に埋めて数日発酵させます。適度な酸味が出たところで、天日に当てて乾燥させ、塩やスパイスで味付け。

グンドルックにトマトや玉葱を加えてスープにして食べるのが一般的で、ネパールの家庭料理の一つだそうです。発酵食品の酸味がクセになります。

 

ネパールの村ではそれぞれの家庭でグンドルックを作っているそうです。

グンドルックも乳酸菌による発酵で作られているため、腸内環境を整えて通便を良くしてくれます。そのため、老廃物を身体から出しやすくなり、むくみの解消などにもつながります。

 

いかがでしたか?

クセのあるものが多い発酵食品ですが、長い歴史の中でずっと受け継がれてきたその国独自の文化であり郷土料理です。

また、優れた健康食品でもあります。

訪れた国に伝統的な発酵食品があるようでしたら、試してみるのも旅の楽しみ方かもしれませんね。

 

僕の旅の様子はInstagramブログで更新中です。

ライター
パーソナル栄養士いっしー パーソナル栄養士いっしー

1991年生まれ/東京農業大学卒/栄養士/ファスティングマイスター 大学時代に初海外をオーストラリアのワーキングホリデーを経験。 大学卒業後はタニタ食堂五反田店で勤務した後、24歳で世界一周へと旅立つ。 世界中の市場やファーマーズマーケットやスーパーマーケットを練り歩き、現地の屋台を食べ歩くことで世界の食文化を見て回った。 現在はパーソナル栄養士として食事とファスティングを活用したダイエットや体質改善のお手伝いをする他、ライターとして健康や食文化について発信している。

RELATED

関連記事