ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

サンタクロースが住んでいることでも有名な国、フィンランド。ムーミンや北欧ブランドのマリメッコ、サウナ、オーロラなどが人気なことから毎年旅行者が絶えない人気の観光地です。

そんなフィンランドと日本を結ぶフィンエアーが昨年12月16日に札幌発ヘルシンキ着の直行便を就航したということで、フィンランドに行くのが夢だった筆者が初便のビジネスクラスに乗ってきました!今回はフィンエアーの魅力を徹底的にご紹介します!


 

札幌からフィンランド・ヘルシンキへの直行便が就航!

oneworldメンバーであるフィンエアーが、2019年12月16日に札幌からヘルシンキへの直行便を就航しました。当日は10:30から新千歳空港でセレモニーが開催され、左から北海道副知事の中野祐介氏、フィンエアーのグローバルセールス担当副社長ミッコ・トゥルティアイネン氏、駐日フィンランド大使のペッカ・オルパナ氏がテープカットを行いました。

フィンエアーは日本とヨーロッパを最短の約9時間半で結ぶエアラインで、ヨーロッパ地域の約100都市に就航しています。今回の札幌路線のほか、すでに成田、大阪、名古屋、福岡(夏期スケジュールのみ)からヘルシンキへの直行便を運航しており、2020年3月には羽田への就航も予定されているそうです。

筆者が行きで乗った初便は11:35発、ヘルシンキ14:10着のエアバス330型です。札幌路線は月曜日と金曜日の週2便。

ヘルシンキのヴァンター空港はヨーロッパ地域の70都市以上にスムーズに乗り継ぎできるように設計されており、ヘルシンキを経由してヨーロッパへの旅行も可能です!
 

エアバスA330型のゆったりとした機内がうれしい

機内は北欧インテリアを思い浮かばせるシンプルで落ち着いた配色のデザインで、ビジネスクラスは座席間のスペースがとてもゆったりしています。

座席の右横には充電器用のUSBの差込口や、ヘッドフォンの挿入口があります。機内でもPCや携帯の充電が可能なので、旅先で充電切れになることもなく安心!フライト中の待機時間に仕事をしたり、あらかじめ用意しておいた動画を見たりして思い思いの時間を過ごしましょう。

また、テーブルにはリクライニング用の操作ボタンがあり、背もたれから足元まで完全に倒すことができます。到着までの間に自由な体勢で眠れるのはうれしいですよね。
 

充実のアメニティにはマリメッコの新デザインも!

フィンエアーのアメニティに採用されているマリメッコですが、昨年新デザインが採用されて8種のアメニティポーチとアイマスクが導入されました!マリメッコのマイヤ・イソラ氏が1960年代に創作した4つの柄「Rautasanky」「Joonas」「Jenkka」「Pieni Melooni」が採用され、高級感漂うジャガード織りで旅行後も長く使えるようなデザインになっています。

スリッパとブランケットはダークブルーの落ち着いた配色で、マリメッコの柄がプリントされている女性にうれしいデザイン。厚手でふかふかしたブランケットは寝心地も最高です!

アメニティポーチの中や機内、空港ラウンジにはスウェーデンのオーガニックスキンケアブランド「ラ・ブルケット(L:A BRUKET)」の製品を新規採用。耳栓もさらに改良して遮音性が向上しました。
 

いざ出発!

搭乗案内が落ち着き、いざフィンランドへ出発です!記念すべき札幌路線の初便だけあって、皆さんが見送ってくれました!

この日は雪も降らず、天気は曇っていましたが出発の時間になると雲間から光が差し、まるでフィンランドへの出発を祝福してくれているかのような神秘的な光景を見ることができました。

12月から冬にかけてのフライトは雪や寒さなど天候に気をつけて、温かい格好で旅立つようにしましょう。
 

機内食は味も見た目もバッチリ!

フィンエアーのビジネスクラスは2013年の9月から世界各国の有名シェフが考案したシグネチャーメニューを提供しており、上質な機内食を堪能することができます。

今回メイン料理でいただいたのはビーフシチューで、メニュー内容は定期的に変更するそうです。ほかにもフィンランドサーモンスープやエビ入りペンネアラビアータなど5種類からメイン料理を選べました。

写真右上は「スモークサーモンのサワークリーム和え」、左が「スモークサーモンのポテトサラダ添え」です。フィンランドは鹿肉などのジビエ料理のほかにサーモンも美味しいので、ぜひ頼んでみてくださいね。

デザートは「チーズの盛り合わせ」、「アイスクリーム」、「キャラメルムース」の3つから選べるので筆者はキャラメルムースにしました!紅茶用のコップもまさかのマリメッコ。優雅な上空ティータイムにウハウハしちゃいます。
 

ムーミンアニメを観て気分を高めよう

フライト中は、ロゼワインを頂きながらフィンランドを代表するムーミンアニメを観て気分を高めました。他にも最新のものから人気の映画やアニメが視聴できるので、約9時間のフライトものんびり満喫できちゃいます。

ちなみに初便にはサンタクロース登場のサプライズも!フィンランドの代表的なお菓子ブランド「カール・ファッツェル」のチョコレートを配り、乗客一人一人と写真撮影をしてくださいました。
 

居心地のいいラウンジが3つも!?

フィンエアーは、ヘルシンキのヴァンター空港に3つのラウンジを設置しています。シェンゲン協定加盟国線エリアの「フィンエアーラウンジ」のほかに、日本線を含むシェンゲン協定非加盟国線エリアには「フィンエアービジネスラウンジ」と「フィンエアープラチナウイング」の2つを用意。

ラウンジ内には北欧の美味しい食事と、マリメッコの食器、カール・ファッツェルのお菓子などバリエーション豊かなおもてなしが揃っています。年代物のシャンパンや、オリジナルのカクテルやモクテル、バリスタコーヒーなどもあるのだとか。

しかもプラチナウイングラウンジにはサウナも完備!フライトの待ち時間に汗をかいてリラックスできるなんて、最高ですよね!
 

帰りはエアバスA350で至福のひとときを…

帰りは行きとは少し構造の違う最新鋭のエアバスA350 XWB型機に乗ってヘルシンキから成田空港への直行便で戻ってきました。こちらは座席がドーム型の作りで、プライバシーが保護された個別空間になっています。

エアバスA350 XWB型機はビジネスクラスのみならずエコノミーでも座席間に余裕があり、照明も最新のLED照明技術によって色が変わる仕組みになっています。近未来的な空間に思わずテンションも上がってしまいますね。
 

可動式モニターで寝ながら映画も見れちゃう!

行きの機体とは違い、こちらはモニターを手前に引き出すことが可能。座席を思い切り倒して、寝ながら映画鑑賞もできちゃいます。

まさに空飛ぶ漫画喫茶と言っても過言ではありません。こんなに贅沢な空間なら、ずっと上空にいたい…。
 

一級レストランにいるかのような機内食

帰りも豪華な機内食を頂きました!前菜、メイン、デザートとメニューから好きなものを選べます。担当のCAさんが定期的に様子を伺いにきてくれるので、筆者は贅沢にまたロゼワインを頼み、美味しい食事と映画とふかふかの座席で贅沢の限りを尽くしてきました!幸せってこういうこと。

ちなみに機内で使用されているコップは北欧ブランド「イッタラ」のUltima Thule(ウルティマツーレ)というシリーズ。コップの底のデザインが工夫されており、斜めにしても倒れません。機内販売でも購入することができるので、ぜひ気になる方はチェックしてみてくださいね。
 

フィンエアーで空の旅を満喫しよう!

All photo by kitatomomi

いかがでしたか?フィンエアーは機内のアメニティからCAのおもてなし、座席の座り心地やラウンジの快適さと隅々まで配慮が行き届いた最高のエアラインだと思います。

今回札幌からヘルシンキまでの直行便が就航したことで、札幌からヘルシンキを経由してヨーロッパ各地へも最速最短で行けるようになりました。ぜひ、札幌在住の方や近くにお住いの方は札幌線を利用してみてはいかがでしょうか?

また、フィンエアーに興味がある方は札幌線に限らず、各地の空港から利用してヨーロッパへの素敵な旅を楽しんでみてくださいね!

ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

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