オールを手に添えながら片足で操船をする姿を最初に見た時は驚きでした。よくもまあ、足で操船して足が攣らないものだと感心したものです。
バンジー島(タイ)
タイのプーケットにあるバンジー島にも水上生活者がいます。ムスリムの人たちで構成されているこの集落では、有名な水上マーケットの様な派手さはありませんが、とっても美味しいレストランなどもあります。
また、周囲には007の撮影が行われたとされるジェームズボンド島という島もあり、観光のついでにバンジー島を訪れる人が多いそうです。
ハロン湾(ベトナム)
首都ハノイからバスで3時間ほどの所にある世界自然遺産とされるハロン湾に水上生活者を見つけることができました。
ドラム缶や発泡スチロールで作られた小さな家屋がたくさんあります。水道もあり、発電機もあるので意外に快適そうではあります。
台風が近づくと周囲の家をつないで、船で入り江まで曳航してもらうそうです。
ククップ漁村(マレーシア)
こちらはもう完全に観光地化された水上生活者たちの集落です。周囲にはパイナップル博物館や、魚の博物館があり日本では珍しいテッポウウオやカブトガニを見ることができます。
観光地化されたとはいえ、のんびりとすぎる時間は素晴らしく、きれいな夕焼けを見た後、名物のシーフード料理を食べると会いに来てよかったと思えます。
チチカカ湖(ペルー)
アンデス山脈のほぼ中央にあるチチカカ湖にも水上生活者を見つけることができました。マチュピチュももちろん必須ですが、アンデスに来たら是非行ってほしい場所でもあります。
チチカカ湖のウロス島に集落があり、トトラといわれる葦で作った船がたくさん浮かんで、皆さんそこで生活しています。どちらかというと、物語などでイメージする水上生活そのままの集落です。
香港(中国)
蛋民と書いてタンミンと呼ばれる人々が中国の華南に住んでおり、土地を持たず、自己が所有する船を家として漁業を中心に生活している人たちのことを指します。
よくジャッキーチェンやブルースリーが主演の香港映画で見ることができます。
まとめ
さて、今回は世界の水上生活者の集落や民族についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?民族柄というか国土柄というか、アジアの地域に水上生活者がよく見られました。
とはいえ、アンデスの中腹にも水上生活者がいるという事は、世界にはもっと存在している可能性は高いですね?ずっとは無理かもしれませんが、一度は水上生活を体験してみたいですね。