ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

こんにちは。そろそろヨーロッパのベストシーズンがやってきますね。今回はベルギーとオランダに期間限定で咲く美しい花についてご紹介します。

一つ目はベルギーのハレルボスの森に咲くとても貴重なブルーベルという花です。この花が一面咲き乱れている景色は、まさに青紫色の絨毯のようでとても幻想的。しかも、この景色は約2週間見ることができないかなりレアな絶景なのです!

二つ目は花は、ブルーベルが開花すると同時に見所を迎えるオランダのチューリップ。このチューリップも約2ヶ月間しか見ることができない期間限定の花です。今回はブルーベルを見に行くついでに訪れることができる、オランダの美しいチューリップ公園も紹介します。

 

青い森ハレルボスのブルーベルの絨毯って?

photo by Shoko_Jyaiko

春になるとハレルボスの森を青紫色で覆い尽く花の正体はブルーベルという花。正式名称はイングリッシュ・ブルーベルといい、日本では「ヒヤシンス」という名前の方がよく知られているかもしれません。

花の高さは30cm弱で、青紫色の花がベルのようにくるんと下向きに咲いているのが特徴です。

photo by Shoko_Jyaiko

この花が開花するのは、毎年4月中旬から5月上旬ごろの約2週間だけ。その年の気温によって開花が早まったり遅れることもあるので、ベストなタイミングで訪れるのがとても重要です。ちなみに開花情報は正式サイトで確認することができます。

このハレルボスは広大な森となっており、ブルーベルの花が一斉に開花すると、そこはまるで一面青紫色の絨毯が敷かれているかのよう。その絨毯の上に光が差し込むと霧がかかっているように見え、おとぎ話のような幻想的な景色を見ることができるのです。

 

ハレルボスに到着してあなたを出迎える絶景はこちら!

photo by Shoko_Jyaiko

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光が差し込むとそこはまさに幻想的な世界!歩いているだけでおとぎ話の世界に迷い込んだような気持ちになります。

photo by Shoko_Jyaiko

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このまっすぐ生えた背の高い木々がとても美しく、緑の葉がとても生き生きとして見えます。木や花が寒い冬を乗り越えて、春の光をたっぷりと浴びて喜んでいるように感じました。そして目には見えませんが、この森にいるだけでマイナスイオンをたっぷり浴びた気がします。

photo by Shoko_Jyaiko 森のマップ。

ハレルボスの森の面積は535ヘクタールもあり、とても広大です。歩道はありますがルートは決められておらず、自分の好きな方向に好きなだけ歩くことができます。かなり歩くことになりますのでハイキングシューズやスニーカーなどの歩きやすい靴で必ず行きましょう。

そして、シーズン時には簡易トイレが設置されるようですが、広い森の中に入り込むとなかなかトイレのあるエリアにたどり着くことができないので、トイレは事前に済ませておいた方が安心です。

売店などもあまりないので、水やお菓子などは事前に買っておくのがオススメ。

 

ますます便利になったアクセス方法

photo by Shoko_Jyaiko 首都ブリュッセル近くにこんな広大な森があることに驚きます。

ハレルボスの森はベルギーの首都ブリュッセルから約20km離れたところにあります。レンタカーがあれば30分程度で着いてしまいますが、公共機関を利用して行くこともできます。

私は電車とバスを利用して行くことができたのでその方法をご紹介したいと思います。

 

まず、ブリュッセルの中央駅(Gare de Bruxelles- Central)から電車でHalle駅まで行きます。

Halle駅に着いたらすぐそばにバス停があるので、そこから出ているTEC社の114番バスに乗ると、約10分でハレルボスの森の博物館「Forest Museum」近くの「Vlasmarkt」というバス停に到着します。

そこから森はすぐそばなので、このバスに乗るのが一番オススメです。しかし、この114番のバスは平日限定で私たちが行った休日は運行していませんでした。

 

そこで私たちは、Halle駅からDe Lijn社の156番バスで「Lembeek Congo」というバス停まで行き(約20分)、ここから徒歩20分ほどで森の入り口までたどり着くことができました。

photo by Shoko_Jyaiko バス停から森の入り口までのとても静かな道。

また、De Lijn社の155番バスで「Essenbeek Mooi Vergezicht」というバス停まで行き、そこから徒歩で15分ほどかけて森に行く方法もあるようです。

ちなみに、ブルーベルのシーズンである4月中旬から5月上旬までの期間限定で、155番バスが森の近くまで運行するとの情報をHPで見つけました。

なお、これら公共バスは一時間に一本しか運行されない場合もあるため、各バス会社の時刻表などを事前にチェックしておくと便利です。(各バス会社の時刻表等の情報はTEC社または、De Lijn社で検索することができます。)

photo by Shoko_Jyaiko 便利な情報を発見しました!

私たちが行った2016年には運行していなかったのですが、今現在はブルーベルのシーズン限定で、Halle駅からハレルボスの森まで市の無料シャトルバスが運行されるようになったようです(午前9時〜午後8時まで)。時刻表などの情報は公式ホームページで見ることができますので、是非確認してみてください。

このようにますますアクセスが便利になったハレルボスの森に、行かないわけにはいかないですね!

 

ベルギーから電車で日帰り旅行!オランダのチューリップ畑へも、ついでに旅行できちゃう

実はブルーベルの開花シーズンは、チューリップの開花シーズンでもあるのです。

photo by Shoko_Jyaiko

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チューリップといえばオランダですね。そのオランダで有名なチューリップ畑といえばキューケンホフ公園。ここは毎年3月中旬から5月中旬の2ヶ月間しか開園しません。

その中でも、ブルーベルと同じ4月中旬から5月上旬の時期が、満開のチューリップを見ることができる一番の見頃でもあるのです。

photo by Shoko_Jyaiko

ベルギーとオランダは隣り合わせの国なので、1日あれば電車で日帰り旅行ができてしまいます。これがヨーロッパ旅行の嬉しいところ。

私達はブリュッセル中央駅からアムステルダム中央駅まで約2時間半かけて電車で行き、そこからスキポール空港まで移動しました。キューケンホフ公園までは、このスキポール空港かライデン駅からシャトルバスが出ているのでそれを利用するのが便利です。

photo by Shoko_Jyaiko スキポール空港から出ているシャトルバスの時刻表。週末やピーク時は満席になり次の便に乗らなければならないこともあるそう……。

このキューケンホフ公園の広大な敷地には700万個以上の球根が植えられており、800種類ものチューリップを見ることができます。

photo by Shoko_Jyaiko

それぞれのチューリップに名前が付いて自分のお気に入りの色や形を探すのも楽しみのひとつ。こんなに様々な種類のチューリップがあるなんて、ここに行くまで知らなかったです。

photo by Shoko_Jyaiko

また公園内にはパビリオンやオランダならではの風車もあり、何時間滞在していても楽しむことができます。

photo by Shoko_Jyaiko

photo by Shoko_Jyaiko チューリップ以外の美しい花もたくさん!

こんなにカラフルなチューリップ畑を見たのも初めて。このような満開の美しい景色が見れるのも、ほんのわずかな時期限定です。

 

この時期限定の美しい景色は見に行く価値絶対あり!

photo by Shoko_Jyaiko

このようにこの4月中旬から5月上旬までの時期は、期間限定でブルーベルとチューリップの2種類の美しい花々を同じタイミングで見ることができる、大変お得なシーズンです。広大な森に咲き乱れる青紫色のブルーベルと、カラフルなチューリップ畑は絶対に訪れる価値があります!

私も想像以上の規模の花の数とその美しさに、とても感動したのを覚えています。

photo by Shoko_Jyaiko

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あなたもこの美しい花々の姿と香りに包まれれば、まるでおとぎ話の世界に紛れ込んだようなワクワクした気持ちなること間違いないでしょう。

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Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

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