また、「食べる→召し上がる」「寝る→お休みになる」など、動詞の形が完璧に変わってしまう敬語は避けましょう。
丁寧にしゃべるのは大切ですが、それを相手に理解してもらえなかったら意味ないですものね。
人のことは名前で呼ぶ
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外国人にもわかりやすい日本語で、と意識しすぎると、「彼女は私の友達です」とか、「彼はパリに行きます」など、いつもなら絶対言わない「彼」「彼女」を使ってしまうことがあります。
しかし、学習者はあまりわかりません!なぜなら教科書にあまりその人称をあらわす言葉は出てこないからです!日本語は特に「私」「あなた」「お前」「貴様」「あいつ」など、たくさんの「人」を表す言葉があります。
「この人は、たくやさんです」「みつきさんは、私の友達です」「まゆさんは、ロンドンに行きます」など、人のことは名前で呼んであげましょう!
相手のことも、「ミシェルさんは、どこ出身ですか?」「ヒョンジさんは、何を食べますか?」というように、名前で呼びましょう!
漢語を多用しない
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漢語とは、漢字の単語、です。日本語には以外にも漢語がとても多いです。しかし、漢語は発音が同じなのに意味が違う言葉が多いので、会話の流れがわかっていないと、漢字語は理解しづらいです。
たとえば「朝食」は「朝ごはん」、「頭痛」は「頭が痛い」などのように、できる限り音読みを使わない言い方をしてあげましょう。
「っ」「ー」はしっかりと発音する
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「来て」「切手」「聞いて」日本語ネイティブにとって、この3つの単語は全く違うものですよね?でも、海外の人にとってはこの3つの単語の聞き分けってすごく難しいんです。
以前、すごく日本語が上手に話せる外国人とメールでやり取りしていた際、「ほれんそを使った料理って何がある?」と聞かれ、「ほれんそ???」と困惑したことがあります。「ほうれんそう」のことでした
以外にも自分で言葉を話しているときって、文字通りに発音してないときが多いんです。学習者にとってはなおさらわかりづらいですよね。しっかり発音してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
せっかく日本語を学んでいる人に出会ったときは、その人にわかりやすい日本語でコミュニケーションをとれればいいですよね。外国人にもわかりやすい日本語で、たくさん話をできればいいですね!