ライター
あおい フィンランド在住/ブロガー

大阪生まれ、フィンランド在住。幼い頃から夢見たフィンランド留学中に、ひょんなことから出会ったフィンランド人と恋に落ちて、大学卒業後に結婚。2015年の夏にフィンランドへ移住後グラフィックデザイナーとして働きながら、フィンランドのライフスタイルと国際結婚、旅行情報を連載する4コマ漫画ブログを開始。半年で月間20万PVを超えるブログへと成長し、旬の現地情報をユーモアたっぷりのイラストで届けるブロガーとして活躍中。

こんにちは、フィンランド在住のあおいです。私はフィンランドで国際結婚をして、現在はフィンランド人の夫と住んでいます。

彼は日本が大好きなので、彼にとって行きたい旅行先はもちろん日本。今年、約1年半ぶりに夫を連れて日本へ一時帰国した当時の私は、彼にあれもこれも楽しんでもらおうと必死に旅行プランを考えていました。
でも彼は一言、「普通の日常でいい。」と。日本で見るもの、行くところ全てが珍しいので、特別な場所に行かなくても充分旅行気分を味わえると言うのです。

ただの道路でも電柱がある景色が素敵だと言い、空を見れば電線があって面白いと言いました。家同士がぎゅっと寄り添った屋根の続く住宅地でも写真を撮ったり、工事現場のサインや、もう使われていないであろう何十年も前の寂れた看板を写真に収めたり…。

私たちが日常で目にしている何の変哲も無いあれこれも、あの場所も、彼にとっては見所満載の観光地。行くところ、見るもの、何でも心からワクワクできるようでした。

 

外国人の友達、恋人を日本で待つあなたへ伝えたいこと

突然外国人の友達が日本へやってくる!どこへ連れて行こう…。

外国人彼氏が来たらどこでデートしよう、毎日お金のかかる旅は難しいなぁ…。

僕の街には珍しいものは無いから…首都圏の方が良いのかなぁ…。
そんな風にちょっと悩んでいる方、有名な観光地やテーマパークに毎日続けて連れて行かなくても大丈夫です。今日は私の夫が、日本を十分楽しめたと言ってくれた普通のローカル旅をご紹介します。

海外から初めて日本にやって来るお友達や恋人に、地元でも小さな街でも自信を持って案内できる、日本で楽しめるスポットをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

1.地元の古い銭湯、またはスーパー銭湯など小さな温泉へ連れて行く

大阪の我が家の近所には、400円で入れる何十年も前から続いている地域の銭湯があります。

入り口にはテレビを見ている番台さんがいて、ロビーではコーヒー牛乳やビックルを飲んだり、50円玉を入れて動かすマッサージマシーンがある、そういう古風な銭湯です。
彼は大きな温泉や様々なきき湯で和める大きなスーパー銭湯よりも、こっちの方が心が落ち着いて好きだったようです。

たくさんの人がワイワイ楽しむ場所よりも、こういうローカルな銭湯の方が日本を芯から感じられるのだと思います。

 

2.実家や和室のあるお部屋。日本らしい我が家を見せる

盆栽のある庭や、畳のある和室の温もりに触れられる日本の家。なんだかふわっと醤油の香りのするキッチンも、海外の人にとっては行ってみたい場所の一つです。漫画やアニメで日本の家族を見ていることもあってか、家庭に招かれるのはすごく面白いようで、近代的なお家より和室や襖のある部屋の雰囲気が見てみたいと彼は言いました。

ちなみに夫は、フィンランドでなかなか見られない、仏壇にとにかく興味津々でした。

文化も国も違えば、日本の家庭や家の中のものだって充分に楽しめます。

 

3.満員電車はある意味、観光地

日本と言えば満員電車。これは本当に海外の方からすると名物のようですね。朝早い時間からスーツを来たサラリーマンや、学生、子供が黙って列になって、混み合った電車に静かに乗って行く姿。押し合ったり、抜かしたり、バラバラにならない日本人の姿勢。

外から扉の向こうに入る隙間さえ見えないのに、並んだ列がすっと奥へと入って行く、この光景に感動する人もいるくらいです。ですから、朝早くに駅に連れて行って、満員電車の混み具合を見せてあげるのもいい経験になります。ただ、シーンとした空気の中で突然何かを言われると、恥ずかしいものですが…。


ライター
あおい フィンランド在住/ブロガー

大阪生まれ、フィンランド在住。幼い頃から夢見たフィンランド留学中に、ひょんなことから出会ったフィンランド人と恋に落ちて、大学卒業後に結婚。2015年の夏にフィンランドへ移住後グラフィックデザイナーとして働きながら、フィンランドのライフスタイルと国際結婚、旅行情報を連載する4コマ漫画ブログを開始。半年で月間20万PVを超えるブログへと成長し、旬の現地情報をユーモアたっぷりのイラストで届けるブロガーとして活躍中。

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