ライター
Yuri フォトグラファー

大阪在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信中。フォトグラファー・ライターとして、メディア取材や地方自治体との観光PR、ウエディング/家族写真の撮影やイベント登壇などを行う。

電車にてルツェルンへ移動

Photo by Yuri

チューリッヒの観光をさくっと終えて、次の都市「ルツェルン」へ。ルツェルンは、チューリッヒから電車に乗って約1時間ほどの距離です。

駅で切符を購入し、昼食代わりのソーセージを食べながら休憩。ソーセージを挟んだだけのシンプルなパンですが、日本円で約800円。スイスの物価はやはり高いです。

ちなみに、スイスの通貨はスイスフラン。フランスで使用するユーロとは違うので、あらかじめ少しだけ両替していくと便利ですよ。

 

ヨーロッパ最古の木造橋 カペル橋を歩いて

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電車に乗り込んで約1時間。車窓から見える景色は、まるでハイジの世界で見たことのあるような広大な自然。ついつい夢中になっていると、あっという間にルツェルンに到着しました。18時前にはルツェルンを出なければいけないので、こちらも少し駆け足でまわります。

ルツェルンとは、「水の都」とも呼ばれる、スイス中部に位置する自然豊かな古都。中世の面影を残す旧市街やロイス川、遠くに見えるアルプスの山々など、スイスの壮大な景観を楽しめる場所とあって、旅行者の中でも高い人気を博す場所です。

まずはルツェルン駅を出てすぐのところに位置するカペル橋へ。

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カペル橋とは、ロイス川に架かるヨーロッパでもっとも古い木造橋。200mある橋のところどころには絵が飾られていて、鑑賞しながらのんびりと歩くことができます。

私が訪れた5月上旬には無かったのですが、夏には橋の側面がたくさんの花で彩られ、とても美しい光景になるそう。橋から眺めるルツェルンの街並みは、見とれてしまうほどにきれいで、橋を渡りきるまですっかり時間がかかってしまいました。

■詳細情報
・名称:カペル橋
・住所:Kapellbrucke, 6002 Luzern
・地図:
・アクセス:ルツェルン駅から徒歩約5分
・料金:無料
・所要時間:約30分

 

眼下に広がる絶景を求めて、メンリ塔へ

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ルツェルンの駅から歩いて約15分。ルツェルン北部にそびえるムーゼック城壁に到着しました。

かつては街全体を取り囲むように立っていたとされる城壁ですが、今は9つの塔が残されているだけ。その中の時計塔・監視塔・シルマー塔・メンリ塔は現在一般公開されており、展望台から雄大な景色を見渡せるとあって、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。

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今回は、メンリ塔からの眺望を選択。長い階段を上った先にある展望台から見える景色は、石造りの家々と青いロイス川、奥に見える雪が残ったアルプスの山。手前に見える橋はシュプロイヤー橋で、カペル橋と同じく木製で屋根がついているのが特徴です。

雄大なスイスの自然と中世の名残をとどめる街並みは感動的で、これまでの旅の疲れも忘れるほどでした。ちなみに、塔へは冬季の立ち入りができないそうなので、冬に観光される際は注意が必要です。

■詳細情報
・名称:メンリ塔
・住所:Auf Musegg 6, 6004 Luzern
・地図:
・アクセス:ルツェルン中央駅から徒歩約20分
・営業時間:4〜10月の8〜19時
・定休日:11月~3月
・電話番号:(041)2271717
・料金:無料
・所要時間:約30分
・オススメの時期:4〜10月
・公式サイトURL:https://www.museggmauer.ch/

 

スイスのカフェでのんびりティータイム

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メンリ塔からの景色を満喫した後は、近くにある旧市街を散策することに。お土産屋さんやカフェがたくさんあるエリアなので、ここで買い物などを済ませます。

少し時間ができたので、チョコレートを味わえるカフェで休憩タイム。実は、スイスは一人当たりの年間チョコレート消費量が、常に世界トップクラスなほどのチョコレート大国。それゆえ、街中にはチョコレート屋さんが驚くほどにたくさんあります。

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今回はバッハマンというルツェルン発祥の100年以上の歴史あるショコラトリーに行くことに。ルツェルン市内に複数店あるので、観光の途中に気軽に立ち寄れます。

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お土産用のチョコレートを購入した後、美味しいガトーショコラとかわいいマカロンをいただきました。

■詳細情報
・名称:バッハマン
・住所:Schwanenpl. 7, 6004 Luzern
・地図:
・アクセス:ルツェルン中央駅より徒歩約6分
・営業時間:7:00~19:00、木曜日は7:00~21:00、土曜日は7:00~17:30、日曜日は9:30~18:00
・電話番号:+41(0)41-227-7070
・所要時間:約30分から1時間
・公式サイトURL:https://www.confiserie.ch/

 

スイスとの別れを惜しみながら、ロイス川へ

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時刻も夕方に近づき、そろそろルツェルン観光も終盤に。駅に戻るついでに、再度カペル橋近くのロイス川沿いからの眺めを楽しみました。

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ずっと天気が良くなかったスイス旅ですが、なんとこの時間から晴れ間が見えてきて、帰る時間にはきれいな青空が。もっと早く晴れてくれたら良かったのに……と嘆いていても仕方ないので、残り僅かな時間でルツェルンの貴重な晴れ間を堪能します。

 

ルツェルンよりバーゼル経由でコルマールへ

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ついに別れの時。コルマールへの帰り道は、電車で移動します。18時頃にルツェルンを出発し、途中にある「バーゼル」という駅で下車。バーゼルは、スイス国鉄とフランス国鉄を繋ぐ駅であるため、バーゼルでフランス国鉄に乗り換えて、コルマールまで帰ります。

スイスではルツェルンからバーゼルまでの切符しか購入できないため、取り急ぎバーゼルまで電車で移動。バーゼルの駅に到着したらフランス国鉄の駅舎に移動し、自動券売機でコルマールまでの切符を購入します。自動券売機はコイン(ユーロ)かクレジットカードしか使用できないので、できる限りクレジットカードを持って行くことをおすすめします。

バーゼルの駅自体は大きいのですが、時間帯が悪いのか駅員さんがほとんどいません。少し不安になりましたが、切符さえ持っていれば問題なく電車に乗ることができ、20時過ぎにはコルマールに到着することができました。

■詳細情報
・名称:バーゼル駅
・住所:Centralbahnstrasse 10, 4051 Basel
・地図:

 

コルマールを拠点に、フランスとスイスどちらも楽しもう

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当初の旅の目的が「コルマールに行くこと」だった私にとって、頭には「フランス」しかなく、旅先に「スイス」を追加できるなんてまったく思ってもみませんでした。

実際に今回コルマールからスイスの日帰り旅をしてみて、思ったよりもスムーズに行動できたことに驚きました。たとえ日帰りであっても、国が変わることでガラッと違う雰囲気を味わえたので、旅全体の満足度がぐっと上がる結果に。

ヨーロッパのような地続きの場所に行く際には、近くの都市と組み合わせて自分だけの観光プランを組んでみてもいいですね。

 

物価の高いスイスは宿泊費・食費ももちろん高額になるため、日帰りで予算を抑えながら旅することができた点もうれしいポイント。コルマールやストラスブールなど、アルザス地方を旅する際には、ぜひスイス旅行も検討してみてください。

ライター
Yuri フォトグラファー

大阪在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信中。フォトグラファー・ライターとして、メディア取材や地方自治体との観光PR、ウエディング/家族写真の撮影やイベント登壇などを行う。

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