ライター
吉村 彩恵 ライター/世界遺産大好き人間

福岡大学人文学部卒。ハリーポッターの世界が大好きすぎて、大学在学中初海外でイギリス短期留学。大学では世界史の中で、西洋史を専攻しました。夢は世界中の世界遺産を見て周ることです。

皆さんこんにちは!吉村 彩恵(よしむら さえ)です!

ラーメンにもつ鍋、明太子と福岡の観光として浮かぶものといえば、おいしい食べ物のイメージが浮かぶと思います。福岡県には、おいしい食べ物だけではなく、世界遺産と絶景があることをご存知でしょうか?

世界遺産で絶景が楽しめる場所といえば海外のイメージが強いですが、福岡県にもその2つを楽しめる場所が大島という島にあります。

今回は世界遺産と絶景がある、福岡県宗像市大島と観光スポットを紹介します。大勢で楽しむことができない今だからこそ、一人旅やカップルもしくはお友達と一緒にへぶらりと訪れてみませんか?

島の散策はレンタサイクルがおすすめ!

photo by Sae Yoshimura
せっかく島にきたのだから自然を楽しみたい!できるだけ人がいる場所を避けたい!と思っているそんなあなたには、レンタサイクルで島を回ることをおすすめします。

下り坂での疾走感や道中で見える海や山がとても綺麗で、途中で自転車を止めてその絶景に見惚れるほど。電動アシスト付きなので、坂道でも楽にペダルを漕ぐことができますし、レンタサイクルは1日800円で利用することができます。

その他にも大島での移動手段は、バス・タクシー・レンタカーがあり、バスは1日フリー乗車券があるので、ゆったりと島内巡りが可能です。

現在大島では、2020年11月30日まで「おおしま旅キャンペーン観光チケット」を販売しています。お得なチケットを使って、大島での旅をお得に楽しんじゃいましょう!(販売は2020年10月31日まで)

世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

写真提供:宗像大社
2017年に世界遺産に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として登録され、5つの構成資産のうち4つが宗像大社に含まれる遺産群です。そして、世界遺産名にもある沖ノ島(沖津宮)は宗像大社の境内で、九州本土から約60キロ離れた玄界灘の海上に位置します。

古代より交流の要衝とされ、大和朝廷による、国家祭祀が行われていました。

沖ノ島は原則上陸することができないため、宗像大社の境内として訪れることができるところは九州本土にある「辺津宮」、大島にある「中津宮」と「沖津宮遙拝所」までです。

宗像大社中津宮

photo by Sae Yoshimura

大島港のすぐ近くにあり、九州本土にある宗像大社辺津宮と向かい合わせで鎮座していることから、鳥居が海に向かって立っています。鳥居をくくり、階段を上がっていくと目の前には社殿があらわれます。

photo by Sae Yoshimura
社務所では、御朱印ももちろんもらうことができます。中津宮は参拝することができるので「奉拝」と書かれていますが、沖津宮は上陸できず大島にある沖津宮遙拝所からお祈りするので、「遙拝」と書かれています。

photo by Sae Yoshimura
御朱印帳もあり、宗像大社の御神紋があしらわれた御朱印帳(2種)と、宗像三女神が描かれたとっても可愛い御朱印帳(2種)が販売されています。デザインを見た瞬間、この可愛い表紙に惹かれ即決しました!

中津宮の御朱印には「七夕伝説発祥の地」とありますが、これは大島自体がその地であると定められているためです。そのため中津宮は縁結びの御利益としても有名です。

■詳細情報
・名称:宗像大社中津宮
・住所:〒811-3701 福岡県宗像市大島1811
・地図:
・アクセス:JR東郷駅/JR福間駅からバスで約25分神湊港前まで→神湊港から船で約25分で大島港→徒歩5分
・電話番号:0940-72-2007
・公式サイトURL:https://www.okinoshima-heritage.jp/visit/nakatsumiya

宗像大社沖津宮遙拝所

photo by Sae Yoshimura
宗像大社沖津宮が鎮座している沖ノ島は、島自体が御神体とされているため、宗像大社の神職以外は上陸することができません。

・沖ノ島で見聞きしたことは口外してはならない「不言様」(おいわずさま)
・上陸前に全裸で海中に入り、穢れを祓う「禊」(みそぎ)
・沖ノ島にあるものは、木や草、石も含め何も島の外に持ち出してはならない

などの禁忌を厳格に今でも守れらています。そのため、上陸することができない沖ノ島を遥か遠くから拝むため(遥拝)に島の北側に拝殿の役割として、沖津宮遙拝所が作られました。

photo by Sae Yoshimura

晴れて澄み切った日には、沖津宮遙拝所から遠くにある沖ノ島をみることができます。沖ノ島が見えるのは年に100日くらいだそう。それくらい低い確率なら、御神体ということもあり、より神聖な気持ちになりますね!

■詳細情報
・名称:宗像大社沖津宮遙拝所
・住所:〒811-3701 福岡県宗像市大島字伊東1293
・地図:
・アクセス:大島までは中津宮と同じ。大島港からバスで約10分・自転車で約20分・徒歩で約30分
・電話番号:無人のため、中津宮に掲載の電話番号へ
・公式サイトURL:https://www.okinoshima-heritage.jp/visit/yohaisho

密かな絶景スポット「大島灯台」

photo by Sae Yoshimura
大島港のほぼ反対に位置している大島灯台は、島でも隠れた絶景スポット。

山の中を進んでいきひらけた場所にそびえる白亜の灯台と青い海のコントラストは目を奪われる光景です。晴れた日にはここから沖ノ島を見ることができます。

photo by Sae Yoshimura

灯台の右に遊歩道があり、その先には宗像三女神で沖津宮のご祭神である田心姫神(たごりひめのかみ)が馬に乗って沖ノ島へ飛び渡った時にできた馬の足跡とされる、馬蹄岩があります。

■詳細情報
・名称:大島灯台
・住所:811-3701 福岡県宗像市大島2700
・地図:
・アクセス:大島港から自転車で25分
・電話番号:0940-62-3811(宗像市観光協会)
・公式サイトURL:http://www.muna-tabi.jp/k006/100/030/100/20150323153935.html

歩いて島に渡れるかも?「夢の小夜島」

photo by Sae Yoshimura
大島港を出発して少し歩いたところにある海水浴場。夢の小夜島はその海水浴場のすぐそばにあります。

海の中にただずむ島と大島への来訪者を歓迎するかのように立つ朱い鳥居、そして島を覆う松の木の緑が鮮やかなコントラストを見せる美しい島です。

海に入ってすぐのところにあるため、周りの水深も浅く潮が引いた時には歩いて渡ることができます。

■詳細情報
・名称:夢の小夜島
・住所:811-3701 福岡県宗像市大島(海中にあるため住所上は玄界灘になります)
・地図:
・アクセス:大島港から徒歩10分、自転車5分
・電話番号:0940-62-3811(宗像市観光協会)
・公式サイトURL:http://www.muna-tabi.jp/k006/100/030/070/20150323153149.html

島旅で絶景も世界遺産も楽しもう!

photo by Sae Yoshimura
日本の中にも海外に劣ることなく、素晴らしい景色がたくさんあります。船や自転車と言ったいつもと違う乗り物を使えば、より非日常感が高まり一味違うワクワク感があります。

なかなか海外に行けない状況ですが、海や自然いっぱいの緑に囲まれ、思い切り開放感に浸ることが島旅を楽しんでみるのも、一つの選択肢にしてみてくださいね。

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吉村 彩恵 ライター/世界遺産大好き人間

福岡大学人文学部卒。ハリーポッターの世界が大好きすぎて、大学在学中初海外でイギリス短期留学。大学では世界史の中で、西洋史を専攻しました。夢は世界中の世界遺産を見て周ることです。

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