オラ~!現地の人との触れ合いを醍醐味に世界一周をしている管理栄養士のジュンです。
私は世界一周へ飛び立つ前は、東京でグローバル!?なシェアハウスに住んでいました。仕事や留学で訪日する外国人や帰国子女、はたまた海外赴任で多国で活躍する人たちと生活を共にしてきました。
現在、私含め3人が絶賛世界一周中。その中の一人、スペイン語堪能なマユミとスペインで合流を果たしました。私たちは最高にクレイジーなお祭りトマティーナに参戦したのち、王道のバルセロナを目指すのではなく、バレンシアとマドリードを駆け足で楽しみました。
そして、次に目指した先は…
元シェアメイトであり、今もそのシェアハウスに住み東京でバリバリ働いているフアンの故郷「Vigo(ビーゴ)」でした。彼の里帰りにあつかましくも2日間、同行させてもらいました。
スペイン最大の漁港をもつビーゴで堪能したガリシア料理
スペインのガリシア地方、ポルトガルとの国境付近に港町のビーゴはあります。ビーゴにはバルセロナやバレンシアでは見られない下町風情が残っているのが魅力の一つです。
スペインの古き良き港町ビーゴをのんびり散策し、お腹が空いた私たちは海鮮料理店が並ぶ通りへ行き、「O Porton」というお店でランチをすることにしました。食がとても豊かな土地ビーゴでは様々な名産品を思う存分堪能できます。
1品目は、私のリクエストで「MEJILLONES(メヒジョネス)」。ムール貝です。野菜のマリネを乗せて食べます。臭みは一切なく、さっぱりと贅沢なサラダといった感覚でいただけますし、初めの一品に最適!お酢は食後血糖値の上昇を穏やかにしてくれるので、ダイエット効果も期待できます。
2品目は、フアン一押しの「NAVAJAS(ナバハス)」焼きマテ貝。ビローンとのびた、なんともいえない姿に食べる前はあまり期待していなかったのですが、これがびっくりする美味しさ!お店ではさっぱりとレモンでいただきましたが、オリーブオイルとニンニクで焼いても合いそう!
日本でも採れるそうですので、帰国したら試してみたいなと思ってます。
次々と料理が運ばれ3品目は、「PULPO(プルポ)」タコのガリシア風。ゆであげたタコにパプリカパウダーやオリーブオイルがかかっています。
食感が驚くほど柔らかい!この柔らかさは、日本人にあまり馴染みなくきっと驚くと思うので、ぜひ試してほしいです。火を入れ過ぎないなどの茹で加減の工夫があるようです。
続いては、「ZAMBURINAS(サンブリナス)」焼きホタテ貝。次々と平らげ、ビーゴではシーフードにハズレはないと確信しました。
私は無類のシーフード好きですが、臭みや歯ごたえなど人一倍敏感でシビアです。そんな少々口うるさい私も唸る美味しさ‼︎どれも新鮮で本当に美味しかったです‼︎
最後は、「ZORSA(ソルサ)」豚の煮込み。こちらもガリシアの伝統料理。魚介類だけでなく、豚肉料理も申し分ない美味しさでした。
スペイン全体で見て、ビーフよりもポークが多い印象です。調べてみると、近隣のイタリアやフランスが牛肉の生産5割以上を占めている中、スペインは3割弱。また、豚肉の生産高はスペインは4割近くあり、1位だそうです。
イベリコ豚や生ハムのイメージが大きいですが、豚肉料理といえばスペイン!と言っても大げさではなさそうですね。
友人宅でホームステイさせてもらった豪邸には
フアンのプール付き豪邸である実家に、ありがたいことに私たちも泊めてもらい、さらには起きたらフアンのお母さんが用意してくれた朝食が待ってました!
絞りたてのオレンジジュースに、お手製のトマトソースやジャム…。お世辞抜きに本当に美味しすぎて、お母さんに聞いたら、野菜や果物は家庭菜園で作っており、さらには昔からオーガニックで育てているとのこと‼︎素材の味が濃いんです!興味津々の私は朝食後に覗かせてもらいました。
ブドウやレモン、いちじく。トマトやピーマン…。農薬なしではなかなか育てるのが難しいといわれているリンゴまで作っていました。
他に鶏小屋やワインを作るところも案内してもらいました。私が理想とする極力自給自足で生活することは現実的に容易なことではありませんが、個人的には究極の贅沢だと思っています。
オーガニックの家庭菜園を持てる家に住みたいという私の憧れを実現している家庭を見ることができ、夢が目標に変わりました!
室内に戻って、どうしても気になっていたあるものを見せてもらい…
気になっていたものとは、生ハム台‼︎切りたての生ハムをいただいちゃいました。スペインの各家庭には一台ある!?とも聞いていますが、なかなか貴重な機会でした。