ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

TOEICのスコアを上げたい、英語を使ってキャリアアップしたい、英語を身につけたいけど忙しくて続かない、コストを抑えつつ英語を学びたい……そんなあなたにぴったりのサービスを見つけました!

その名も「Gariben」。プロからアドバイスをもらいつつ、同じ目標を持ったメンバーと3カ月間、励まし合いながら英語学習を進められるプログラムです。

Garibenは仲間と学びをシェアする英語のピアラーニングサービスです。ピアラーニング(Peer Learning)は文字通り「仲間(Peer)」と「学ぶ(Learn)」ことで、講師から一方向的に教わる従来型の学びではなく、学習者同士がお互いに協力しながら主体的に学ぶ学習方法です。

Garibenでは「自己学習」と「仲間同士での学習過程の共有」、「学習ノウハウ講義」、「スタッフによる学習状況のモニタリング」の4つの組み合わせで、継続学習による英語力向上をサポートします。

今回は、実際にGaribenのプログラムを体験したTABIPPO社員・平野嵐さん(アラシさん)と、「Gariben」のプログラム設計や運営を担当している株式会社スクールウィズの田島直人さん(あだ名はジョセフさん)に話を聞いてみました。

◆ゲスト紹介◆

田島直人(ジョセフ)
Gariben運営チーム/カリキュラム担当
舞台俳優を目指したが挫折し、フィリピン留学を経て、そのままバギオにある語学学校で現地スタッフとして5年間を過ごす。自身の英語学習のノウハウと教職課程のバックグラウンドを掛け合わせ、初心者向け日本人クラスの講師としても活躍。Garibenではそれらの経験を活かしたカリキュラム企画/開発、ユーザーへのアツい(やや暑苦しい)サポートを日々行っている。
平野嵐(アラシ)
1993年和歌山市生まれ。20歳の頃にTABIPPOのイベントに感化され、大学を休学しフィリピン留学と世界一周の旅へ。アジア・南米を中心にこれまで約30カ国を旅した。現在は株式会社TABIPPOでイベント事業を担当。全国に約400名スタッフがいる学生支部の責任者を務め、全国2万人規模の旅イベント「BackpackFESTA」を主催するなど、「若者に旅する文化を創る」というミッションの実現に奔走中。

仕事で英語を使えるようになりたかった

――アラシさんは世界一周も経験されていますよね。英語は既にペラペラなのでは……?

アラシ

学生のとき、世界一周に行く前にフィリピンのセブ島で3カ月間、短期語学留学をしました。大学受験でも英語は使ったので、旅行で困らないくらいのコミュニケーションはとれます。

でもネイティブ相手となると厳しいし、ペラペラというほどではないんですよね。

――仕事柄、旅行レベル以上の英語が必要そうですもんね。

アラシ

そうなんです。旅行業界の資料や記事など、英語で書かれているものは多いけど、どうも読む気が起きない。英語の動画やニュースからもインプットできればいいな、という想いは常にありました。

そこで出会ったのが、Garibenです。

――Garibenでは、「自己学習」「仲間とのシェア会」「講義」「学習状況のモニタリング」という4つのアプローチを組み合わせて英語学習を進めていきます。プログラムを受けるにあたって、不安はありませんでしたか?

プログラムの概要/スクールウィズ提供

アラシ

何より不安だったのは、グループ学習なので、他の人とノリやレベルが合わなかったらどうしようということです。でもこれは杞憂でした。同じくらいのレベルの人とグループを組んでくれますし、メンバーはモチベーションの高いいい人ばかりだったので!

ジョセフ

Garibenでは、プログラム開始時に「実力チェック模試」を行い、英語レベルを判定します。その上でグループ分けを行っているので、同じグループのメンバーと課題や悩みを相談しやくなっています。


photo by Shigeki Naganuma

アラシ

メンバーの住まいや年齢、職業はバラバラで、いろんな人と知り合えたのも楽しかった!

ジョセフ

プログラム初日に行うキックオフでは、グループの仲間と「はじめまして」の顔合わせをして、自己紹介をしたり、お互いの目標を共有するグループワークをしたりするので、みんなすぐに打ち解けましたね。

プロからの意外なアドバイスに感動

――普段はグループでコミュニケーションをとりながら自己学習をして、月に2回の「Garibenノウハウ講義」で英語学習のプロから効果的な学習法や課題克服へのアプローチなどのノウハウを教えてもらえるんですよね。プログラムの監修と講義を担当するプロ講師がいらっしゃると聞きましたが、アラシさんはどんなアドバイスをもらいましたか?

アラシ

Garibenでは、セレンさんというプロの講師から講義中にアドバイスをもらえます。セレンさんは大手IT企業でTOEICの研修などを担当するほどの方で、これまで1000人以上に英語学習カウンセリングを行ってきたそう。そんなセレンさんからのアドバイスで、特に印象に残っているのは、語彙に関するものです。

僕の場合、課題は長文とリスニングでした。受験勉強を経験したので単語と文法はOKだろうと思っていたんですが、「語彙は大事ですよ」「長文は最後でいいので、まずは単語帳をきっちりやりましょう」とアドバイスをいただいて驚きました。


photo by Shigeki Naganuma

ジョセフ

単語を覚えていないと、長文を読んでも意味がわかりませんし、リスニングでも聞き取れません。だからこそ、まずは徹底的に語彙を増やすことを提案しています。

アラシ

単語帳も、「70%以上を覚えたら次のフェーズに進んでOK」といった基準が設けられているので、進捗がわかりやすかったです。


プロ講師・セレンさんの講義の様子/スクールウィズ提供

――独学だと、優先順位や進捗を自分で判断するのは難しそうですもんね。

アラシ

そうなんです。プロの視点から「なぜ語彙の習得がスコアアップにつながるのか」を論理的に話してくれたので、納得して単語の勉強に取り組めました。

ジョセフ

単語の勉強は単調になりがちですから、納得して取り組めるといいですよね。また、計画通りに学習が進んでいないときや、モチベーションが下がってしまっている様子のときはお声がけして、悩みを解決できるように適宜アドバイスもしていきます。

アラシ

プロだから、学習者が悩むポイントを熟知していて、絶妙なタイミングで声をかけてくださるんですよね!しかも、セレンさん自身も31歳のとき、留学経験ゼロから英語学習をスタートしたと聞き、ますます安心しました。押しつけではなく、僕たちに寄り添ってくれるのがありがたかったです。


photo by Shigeki Naganuma

グループ学習のメリットは?

――仕事もある中、自己学習の時間はどのように確保されていましたか?

アラシ

Garibenでは、原則として、1日1時間以上の学習時間を確保するのがルール。とはいえ、朝や夜に1時間確保するのは正直難しくて……。悩んでいたときに、同じグループのメンバーから「1時間ずっと机に向かう必要はないんじゃない?」とアドバイスをもらいました。そこで、通勤電車の中で20分リスニングをして、お昼休みの20分でテキストを解き、寝る前にスマホで20分……という具合にしたら、うまくいくようになったんです。


photo by Shigeki Naganuma

ジョセフ

悩みをシェアし合えるのも、ピアラーニングのいいところですよね。1ヶ月に3回あるグループミーティングでは、「勉強時間の確保、どうしてる?」など、お題を決めて話し合ってもらいます。

アラシ

質問するほどではないけど……という悩みを共有し合えたのもよかったです。「家に家族がいて、発音練習をするのが恥ずかしいんだけど、みんなどうしてる?」という話題で盛り上ったことも(笑)。

――グループのメンバーとは、毎日連絡をとるんですか。

アラシ

毎晩、グループLINEで「今日の学習時間/学習内容」「明日の学習予定」を共有します。一日に一回、進捗を共有し合うことで、「みんな頑張ってるから頑張ろう」「こんな方法があるんだ、僕もマネしてみよう」と思えますし、独学とは違って単調にならないのがよかったです。

ジョセフ

グループ内の結束を強める工夫もしています。特定の期間で最もスコアが伸びたグループや、最も学習時間が多かったグループを表彰するというのも、その一つです。

表彰式の様子/スクールウィズ提供

アラシ

表彰制度のおかげで、「みんな頑張ってるんだから、グループの足を引っ張っちゃいけない」という気持ちになれました。


photo by Shigeki Naganuma

――同じ目標を持った仲間と一緒に取り組むことが、習慣化に大いに役立ちそうです。その他に、英語学習を習慣化するコツがあれば教えてください。

ジョセフ

適宜学習の状況を振り返り、成果を確認し、計画を軌道修正しながら進めていくことですね。Garibenでは、参加者の日々の学習記録を確認し、学習時間が短かったり、学習頻度が落ちてきていたりする場合には、運営スタッフから個別にお声がけをしていきます。また、「成長している実感」を得ることも、学習を継続する上で欠かせません。だからGaribenでは、3か月のプログラム期間中に3回の実力チェックを行います。成長が数字で見えるので、モチベーションが上がりますし、こちらから改善提案をすることもできます。


photo by Shigeki Naganuma

アラシ

僕の習慣化のコツは、楽しむこと。「成長している実感」を得るのも、その一つです。生活の中に学習を組み込むことも重要ですよね。1日1時間の自己学習というルールと、LINEでの定期報告があったので、自然と学習のリズムが作れました。

3か月間のGariben後、TOEICの点数はどう変わった?

――アラシさんが3か月間、Garibenで勉強してみて、最終的な成果はいかがでしたか?

アラシ

TOEICの点数が100点近くアップしました!ただ、1か月目はコツコツ勉強できてスコアも伸びたんですが、2か月目から仕事が繁忙期に入り、伸び悩んでしまったんです。


卒業イベントの様子/スクールウィズ提供

ジョセフ

アラシさんが伸び悩んでいることは、Gariben側ももちろん把握していました。原因は、やはり学習時間を確保しにくくなってしまったこと。苦手意識のあった長文やリスニングの対策が十分にできていませんでした。

アラシ

スタッフさんからは、「心配していますよ」と連絡をいただきました。

ジョセフ

学習を習慣化させるため、2日以上は休まないことをおすすめしています。学習時間が足りていないときはこちらから状況を確認しますし、お電話で話をすることも。


――どうしても学習時間が確保できず、途中でプログラムを辞めてしまった方もいますか?

ジョセフ

若干名いらっしゃいました。どの方もお仕事や家庭の事情があり、「落ち着いたらもう一度チャレンジしたい」「勉強法はわかったので、自分でも勉強を続けてみます」とおっしゃっていましたね。

アラシ

Garibenの効果を最大化したいなら、仕事の繁忙期を避けるなど、ある程度調整しておくのがベターです。

――3か月間、Garibenで学習習慣をつけたアラシさん。今後も、英語学習は続けるつもりですか?

アラシ

もちろん!プログラムの最後に、今後の学習の進め方についてアドバイスをいただきました。そのアドバイスに従って、コツコツ勉強を続けていく予定です。

この先のキャリアのために。3か月間のGaribenにチャレンジしよう!

Garibenを提供する株式会社スクールウィズは、日本最大級の留学・語学学校の総合サイトを運営しています。コロナ禍で留学に行けなくなってしまった人を救いたい、もっと安価な、かつ学習を確実に継続できるようなサービスを提供したいという想いから、Garibenを開発したそう。

サービスへの想いをうかがったところ、「成長がみえる、仲間がいる、勉強の仕方がわかる。この要素がそろえば、確実に実力がつき、プログラム終了後は自力で進んでいけるはず。受講生に学習習慣をつけてもらい、その先のキャリアや夢に向かって送り出したい」とおっしゃっていたのが印象的でした。

そんなGaribenの2期生の募集が決定!コースは、2021年5月31日(月)から2021年8月22日(日)の3か月間となっています。応募の締め切りは2021年5月13日(木)まで。英語を本気で学びたい方は、ぜひぜひGaribenのページをチェックしてみてください。

公式サイトはこちら

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西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

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