ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

こんにちは、ドイツ在住トラベルライターのYuです。

有名な観光地に行くと、現地の人より外国人のほうが多い光景って意外と多いもの。じゃあローカルに人気の観光地ってどこなの……?と気になる方もいるのではないでしょうか。

今回ご紹介するコッヘム、国際的な知名度はやや低め。しかし!週末ともなるとドイツ人観光客が殺到する、まさに「ローカルに愛される街」なんです。

個人的にもイチオシの街なのですが、知名度もなく、あまり魅力が伝わっていないのが残念すぎる……ということで、今回はコッヘムの魅力を全力で紹介していきますね。

ドイツの穴場観光スポットを探している方や、ローカルに人気の街が気になる方、必見ですよ!

ドイツ人観光客が殺到する街、コッヘム


ドイツ西部の小さな街・コッヘム。ドイツ観光定番・ライン川の支流「モーゼル川」沿いにあり、ここで作られる「モーゼルワイン」は世界各国で愛されています。フランクフルトから電車で約2時間なので、日帰り旅行先としても人気です。


ちょうどいいサイズ感・古城・メルヘンチックな街並み・山や川の自然・ワイン……とドイツの魅力がギュッと詰まっていて、ドイツ在住の私にとっても大好きな街のひとつです。

しかし、いつ行っても外国人観光客の姿は皆無。多くのドイツ人観光客で年中賑わいをみせるのが、コッヘムの日常なのです。


街中やカフェから聞こえてくるのはドイツ語のオンパレード。ハイキングウェアに身を包んだ方や、リタイア後の元気なおばあちゃんグループなどが多く、とてもリラックスした雰囲気が漂います。

コッヘム最大の観光スポットである「ライヒスブルク城」ですら、その光景は変わりません。

コッヘムは、まさに「ドイツ人に愛されるドイツの街」。その魅力をたっぷりと堪能する方法を、ご紹介していきますね。

メルヘンチックな旧市街を散策


コッヘムに着いたら、まずは旧市街を散策しましょう。

17世紀に建てられた市庁舎をはじめ、木組みの家々が立ち並ぶ光景はまるで絵本の世界のよう。


個人的に何度歩いても感激するのが、聖マルティン教会の塔がアクセントのマルクト広場。午前中は人通りもまばらなので、ぜひこちらで写真撮影を♪絵になるショットが撮れますよ。

街中にはたくさんのカフェやワイン酒場があるので、天気のいい日はオープンテラス席で休憩をするもおすすめ。

太陽の光が差し込むなか、可愛らしい街並みを眺める時間はとっておきの思い出になるはずです。


また、モーゼル川沿いまで足をのばせば、お土産屋や可愛いレストランが並ぶ通りに出ます。

こちらでランチをするもよし、ショッピングを楽しむのもよし。開放感あふれるメルヘンチックな空間で、思いおもいの時間をお過ごしください。

おとぎ話に出てきそうな古城で、カフェタイム


街歩きを楽しんだ後は、コッヘムのシンボル「ライヒスブルク城」へ。

丘の上にあるので一見遠く見えますが、旧市街から歩いても15分ほどで着きます。(夏季やイベント開催時には、旧市街からシャトルバスの運行もあり)

11世紀に建てられ、モーゼル川を行き来する船から関税を徴収する“税関城”として機能していたんだとか。今でも中世の面影をそのまま残しています。


そして、魅力はなんといってもその外観。グリム童話にそのまま出てきそうな雰囲気に、テンションが上がること間違いなしです。海外では、“fairytale style castle(おとぎ話スタイルのお城)”と紹介されることも多いんですよ。


こちらでのおすすめの過ごし方は、入り口入ってすぐにあるカフェ兼お土産屋さんでの、コーヒーブレイク。

見晴らしのいいテラス席に座って、自家製ケーキをいただくのは至福のひとときです。


ちなみにわが家のお気に入りは、「アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)」というドイツ版アップルパイ。サクサクの温かいパイと、バニラアイスと温かいバニラソースのコンビネーションが絶妙なんです。

■詳細情報
・名称:Reichsburg Cochem
・住所:Schlossstraße 36, 56812 Cochem
・地図:
・アクセス:旧市街より徒歩約15分
・営業時間:9:00~17:00
・料金:内部ツアー 大人8,50ユーロ、小人(6~17歳) 4,50ユーロ
・公式サイトURL:https://reichsburg-cochem.de/

ゴンドラリフトで山頂へ


さて、お城で一息ついたら今度は旧市街の反対側へ向かいましょう。

続いてのローカルで賑わうおすすめスポットは、山頂行きのゴンドラリフト。コッヘムの美しすぎる大パノラマが見渡せる場所です。


旧市街から大通りへ抜けて少し歩くと、リフト乗り場が見えてきます。

このゴンドラ、かなり開放感があり爽快!特に下りの景色が素晴らしいので、ぜひ往復でお試しください。もちろん、ハイキングコースから、歩いて山頂へ行き来もできますよ。


山頂駅に到着したら、そこから歩いて2~3分のところにある大きな十字架も必見。こちらが最大の見晴らしポイントらしく、多くの人で賑わっていました。

キラキラ輝くモーゼル川とコッヘムの街並み、葡萄畑のパノラマは、本当に心洗われる美しさでした。

■詳細情報
・名称:Cochemer Sesselbahn Talstation
・住所:Endertstraße 44, 56812 Cochem
・地図:
・アクセス:コッヘム駅より徒歩約15分、旧市街より徒歩約8分
・営業時間:10:00~18:00
・電話番号:02671989065
・料金:往復チケット 大人(14歳以上)7,90ユーロ、小人(4歳~) 3,90ユーロ
・公式サイトURL:https://www.cochemer-sesselbahn.de/

山頂で絶景ワイン休憩


山頂駅には、レストランも併設されています。オープンテラス席では大絶景を一望!

レストランといっても、ドリンク1杯やフライドポテトだけ頼めるようなカジュアルな雰囲気なので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。


おすすめは、この地方名産の「モーゼルワイン」。ドイツ最古のワイン生産地であるこの地方で作られたワインは、奇跡の味とも称えられる美味しさなんです。作られているのは、ほとんどが白ワイン。フレッシュで、透明感あふれる引き締まった果実味が人気の秘密です。

この最高の味と、最高の景色。この瞬間のためだけにでも、コッヘムを訪れる価値あり!と断言させてください。

そしてドイツではビールもワインも日本に比べて驚くような安さで飲めるので、ぜひいろいろ試してお気に入りの味を見つけてくださいね♪

■詳細情報
・名称:Sesselbahn-Terrassen-Café
・地図:
・営業時間:10:00~18:00(時期により異なる場合あり)
・電話番号:+49 (2671) 85 91
・公式サイトURL:http://www.sesselbahn-terrassen-cafe.de/kontakt-impressum.html

ローカル色満載な、ワインフェスティバル


もし夏場にコッヘムへ行くなら、絶対に絶対に!行ってほしいのがワインフェスティバルです。毎年8月最後の週末に開催されます。

たくさんのイベントが行われるコッヘムですが、ワインフェスティバルは別格の存在感。近隣住民から全国から人々が集まる、ワイン好きドイツ人たちが1年間待ちに待った大イベントなんです。


この期間、モーゼル地方各地でワインフェスティバルが開催されますが、コッヘムのワインフェスティバルはもっとも美しいと言われているんですよ。

期間中、街中に大小さまざまなワインブースが出現し、各ワイナリー自慢の味やライブミュージックを楽しみ、街を挙げて秋の到来を盛大にお祝いします。


ワインフェスティバルで最大のイベントが、日曜日の午後2時からはじまるパレード。モーゼル各地方の伝統衣装に身を包んだグループや、ミス・ワインなるワインプリンセス達が街を彩ります。

パレードには地元のおばあちゃん・おじいちゃん達や幼稚園グループの姿も。心もほっこり癒される、素敵なパレードでした。

コッヘムへのアクセス方法


ドイツの主要都市フランクフルトやケルン、マインツからまずはコブレンツ駅へ向かいましょう。

コブレンツ駅からコッヘム駅までは、快速で約35分ほどで着きます。

コッヘム駅から旧市街までは、歩いて約15分。市内の観光スポットはすべて徒歩でまわれるので、観光がしやすい街です。

ローカルな魅力を感じに、コッヘムへ

ドイツにはあまり知られていないけれど、可愛らしく見どころが多い街がまだまだたくさんあります。

有名な観光地だけでなく、ローカルだけが知るような穴場な街へ行く旅もいいものです。

今回ご紹介したコッヘムは、まさにドイツ人たちに愛されるドイツらしさがギュッと詰まった街。ぜひローカルたちに混ざって、新たなドイツの魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

All photos by Yu Villegas

ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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