ライター

海外旅行が大好き。12歳までドイツ、デュッセルドルフのインターナショナルスクールで過ごす。学生時代はオーストラリア・イギリス、ケンブリッジ大学での短期留学を経て現在は東京を拠点に年に数回旅行へ。両親がタイのバンコクに在住。 instagram: @moneikegami

変わり種といわれるミルヒライス

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ミルヒライス(別名:ライスプディング)は、お米を牛乳とバニラビーンズで甘く炊いたデザートのことで、プリンというよりはおかゆに近い一品です。

日本では甘いお米というのはイメージしにくいですが、イギリスやインドなどでもミルヒライスは存在しています。砂糖やシナモンで味付けされることが多く、お米を甘くしていただきます。

近年ではシナモンのほか、ココナッツや焼き林檎などのフレーバーが人気で、多くのドイツ人が好むスイーツ。ヨーグルトやプリンと同種とみなされており、デザートとしてだけでなく主食で頂く家庭もあるなど、ドイツの家庭でも親しまれているので、スーパーにも必ず売っています。

ドイツのとんかつシュニッツェル


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シュニッツェルは子牛のカツレツのこと。日本でいう「とんかつ」のようなもので、お肉を薄く引き伸ばし、衣をつけて揚げたお料理です。

塩味が付いていてお好みでレモンをかけて食べるのが一般的。レストランによっては、きのこのソース、ホワイトソースやブラウンソース、チリソースなどの味付けがされていることもあります。

どのレストランで注文しても、その大きすぎるサイズ感に驚きますが、ドイツ人はこれをぺろりと平らげます。

豚肉料理アイスバイン


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アイスバインは、豚肉を塩に漬けて、たまねぎなどの野菜やローリエ、クローブなど、スパイスと共に数時間煮込む料理です。

豚のスネ肉を使うことが多く、脂身が比較的少なめなのが特徴。付け合わせにザワークラウトやマスタードが付いていて、広く親しまれている一品です。

世界一種類が多い!パンの国ドイツ


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ドイツは、実は世界一パンの種類が多いとされることで有名です。国内にはパン屋さんが非常に多く、サイズ、形が異なるパンの種類が何千とあるため、旅行で訪れた際にはパンめぐりをしてみるのもおすすめ。

地形の特性上、寒い環境でもよく育つライ麦を用いたパンが多かったことから、密度が濃くずっしりとした歯ごたえあるパンが多いです。

ドイツパン

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ドイツパンは、ライ麦で天然酵母で発酵されていることで有名です。「黒パン」と呼ばれることもあり、密度が高く酸味が強いことが特徴。ミネラルが豊富でビタミンも含まれているので、栄養面でも優れているんです。

かわいいパン、ブロートヒェン


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ブロートヒェンとは小型の丸いドイツのパンのこと。ドイツの一般家庭では、朝食用にとして親しまれています。ブロートヒェンとはドイツ語でパンを意味する「ブロート」と、かわいいもの、小さいものというような意味の「ヒェン」で、日本語では「小さいパン」という意味です。

一種類ではなく、小さいパンであれば全てブロートヒェン。普通のパン「ブロート」は一般的にスライスして食べることが多いのですが、小さいパンは手ほどのサイズ感であることが一般的なので、そのままちぎっていただきます。

形の特徴的なプレッツェル

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パンの生地を紐状にし、結目のように捻ったパンのプレッツェル。世界的に有名なドイツのパンで、日本のパン屋さんでも販売されているのを見かけます。

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表面に付いている荒い岩塩の塩っぽさと、ほんのり甘いパンの生地がたまりません。もちっとした食感も特徴的です。

ベルリーナー


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ドイツのドーナツのようなパンがベルリーナーです。一般的なドーナツとは異なり真ん中に穴がなく、丸い茶色いフォルムの見た目をしていて、揚げたパンに砂糖がまぶしてあることが多め。

生地がやわらかく、中心部にいちごやフルーツのジャム、クリームがはいっている甘い菓子パンです。

グリューワイン

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グリューワインとはホットワインのことで、赤ワインで作られることが多いです。日本やドイツ各地のクリスマスマーケットでも大人気。

赤ワインにオレンジピールや、シナモンなどのスパイスを入れ、砂糖とシロップで煮詰める冬ならではのメニューです。

レーベクーヘン


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レーベクーヘンはドイツのジンジャーブレッドのことで、はちみつや、レモン、オレンジの皮やナッツ類を用いているお菓子。シナモンなどのスパイスも混ざったドイツ発祥のケーキで、ドイツではクリスマスに家の中に飾ることでも有名です。

ケーキはハートや丸、お家などさまざまな形のものが多く、表面がカラーシュガーでデコレーションされており、文字や絵などがカラフルに描いてあります。


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顔ほどの大きさで厚みがあるので、歯ごたえがあります。はちみつやスパイスの香りが口の中に広がり、ほんのりとした甘みが絶品!長持ちしかつては貯蔵しやすかったため、昔から親しまれている歴史あるスイーツです。

実はバラエティー豊かなドイツ料理の数々


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同じドイツ料理でも、フランスや、ポーランド、チェコなど隣国付近の地域では、さまざまな国の食文化が特徴として色濃く出ていることがあります。そのほか、山の多い地域や平坦な地域など、地形によっても大きく異なります。

ドイツへ旅行で訪れた際には、ビールとソーセージを堪能することはもちろんですが、バラエティー豊かなドイツならではお料理を試してみてはいかがでしょうか。意外にも、今まで味わったことのない料理と出会うことができるかもしれません。

もっと伝えたいドイツがある

ファンが多い人気の旅先、ドイツ。2021年6月6日からは、日本から観光目的でのドイツ渡航が認められて、胸が高まるばかり。

有名な観光地へは足を運んだけれど、大好きだからこそもっと深くドイツを知って訪れたくなる。文化、食、建築、自然など、知られざる魅力あふれるドイツを、旅好きライターがお届けする特集がスタートします。あたらしい発見、ユニークな体験がきっとみつかるはず。

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