森林浴が楽しめる穴場の「ドンドン渕」
Photo by Mayumi
福江島北部岐宿地区にそびえる権現岳。その麓の森を流れるのが「ドンドン渕」です。
五島では最大といわれる滝ですが、実際はややコンパクト。とはいえ豊富な水量で「ドーンドーン」と岩に打ちつけ、まるで太鼓のような音を轟かせて流れ落ちることからこの名がついたとか。
Photo by Mayumi
駐車場から歩いてわずか5分ほどの距離ですが、ちょっとした森林浴気分が味わえます。島の子どもたちにとっては格好の水遊び場で、夏場は家族連れでにぎわうそうですよ。
・名称:ドンドン渕
・住所:長崎県五島市岐宿町河務
・地図:
・アクセス:福江港から車で約20分
・五島市観光サイト:https://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/61685
五島といえば「椿」
Photo by Mayumi
五島を代表する花として、また市の花にも認定されている「椿(ヤブツバキ)」。
椿の木は防風林として、椿の実は薪炭材あるいは椿油や食用に加工され島の大事な収益源として、古くから島民の暮らしとともにあり、また潜伏キリシタンらにとっても信仰上で欠かせない植物でした。
2月のシーズンには島のいたるところで椿が咲き、特に、鬼岳中腹に位置する五島椿森林公園(五島椿園)では自生するヤブツバキをはじめ、約259品種・2,800本もの椿の共演が鑑賞できます。
Photo by Mayumi
中でも、この白く縁どられた艶やかな「玉之浦椿」は、五島で偶然発見されたヤブツバキの変異種であり、「幻の椿」とも呼ばれています。世界の椿愛好家が愛してやまない五島自慢の名花は、五島椿森林公園でも見ることができます。
・名称:五島椿森林公園(五島椿園)
・住所:長崎県五島市上崎山町1757
・地図:
・アクセス:福江港から車で約15分
・五島市観光サイト:https://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/51674
みなぎる生命力!九州最大級の「アコウの木」
Photo by Mayumi
九州や四国など暖かい地域に生息するアコウの木。
大地に根を張り無数の枝や気根を四方に伸ばして、生命力みなぎる姿が印象的なアコウの木ですが、五島に存在するアコウの中でも圧倒的な大きさを誇るのがこの「樫ノ浦のアコウ」です。
根廻り約15m、樹高は10mを超え、四方へ延びる枝は20mに及び、その大きさは県下随一または九州最大級ともいわれています。
すさまじい生命力と存在感で圧倒されますが、意外にも建物の裏側にひっそりとたたずんでいます。
・名称:五島樫ノ浦のアコウ
・住所:長崎県五島市平蔵町1570
・地図:
・アクセス:福江港から車で約15分
・五島市観光サイト:https://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/51579
五島のご当地グルメ
せっかくなので五島のご当地グルメもご紹介。今回は数あるご当地グルメの中でも代表的なものを2つご紹介します。
高級黒毛和牛の幻のブランド牛「五島牛」
Photo by 長崎県観光連盟
五島の潮風を受け、ミネラルたっぷりの牧草と豊かな自然環境で飼育された五島牛は、肉質柔らかく、ほどよいサシと、赤身と脂身のバランスがとれた一級の高級黒毛和牛。市場に出回る量が少ないことから「幻のブランド牛」ともいわれています。
それが、リーズナブルな値段で手軽にいただけるのはご当地ならでは。肉好きは必見です。
かっとっぽ
Photo by 長崎県観光連盟
とにかくユニークでインパクト大の郷土料理「かっとっぽ」。
ハコフグを器に見立て、その身と肝、味噌や生姜、ネギ、ニンニクなどを併せて酒を加え、おなかに詰めてコトコト焼き上げる衝撃のご当地グルメです。
酒のアテにぴったり、白飯にも合うとして、一度食べればクセになり、リピーター続出だとか。島内の居酒屋などでいただくことができますよ。
五島の歴史と美しき自然に触れる島旅へ
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で新たに脚光を浴びた五島列島。興味を持った方は、実際に足を運び、自分の目で見て体感すれば、新たな発見や感動を味わえるでしょう。
潜伏キリシタンに関する関連遺産は五島の島々に点在し、また同じ五島列島でも島それぞれに魅力が異なります。ぜひ福江島を拠点にしながら、五島の旅を楽しんでみてくださいね。