ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

秘境絶景ひとり旅好きな絶景ハンター。国内47都道府県、世界89カ国、訪れたスポットは2000以上。フットワークの軽さと胃腸の丈夫さが自慢。マニアックな絶景スポットを発掘するのが好き。"ちょっと出かけたくなる"、そんなきっかけを作れるような情報発信を心がけています。

哀しい歴史を秘めた「渡具知ビーチ」

渡具知ビーチ(沖縄読谷村)Photo by Mayumi
東シナ海を一望し、夕日の名所としても知られる「渡具知(とぐち)ビーチ」。地元民に愛される穏やかなビーチですが、その裏には哀しい歴史を秘めています。

太平洋戦争末期に繰り広げられた壮絶な沖縄戦。実は、米軍が最初に上陸したのはこの渡具知ビーチからで、上陸作戦により撃ち込まれたおびただしい数の砲弾やロケット弾で読谷村は焦土と化したそうです。

現在では、ビーチは泊城公園として整備され、BBQやマリンアクティビティ、レストランや各種パーティーも利用できる「おきなわポークビレッジ」が営業しています。

そんな人々の賑わいと穏やかな海を前に、平和のありがたみをかみしめずにはいられませんね。

■詳細情報
・名称:渡具知ビーチ(渡具知の浜)
・住所:沖縄県中頭郡読谷村渡具知228 泊城公園内
・電話:098-982-8877(おきなわポークビレッジ)
・地図:
・アクセス:那覇空港から車で約60分、バスの場合、那覇空港から120番で約1時間10分、「水釜」バス停下車より徒歩30分
・読谷村観光協会公式サイト:https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611303191/

沖縄の戦争遺産「シムクガマ」

シムクガマ(沖縄読谷村)Photo by Mayumi
沖縄戦において米軍が最初に上陸・攻撃を行った読谷村。そのため、村内のあちこちに戦争の爪痕を見ることができます。

画像は波平地区にある「シムクガマ」。「ガマ」とは自然壕のことで、戦禍を逃れた村民およそ1,000人がこの洞窟に逃げ込んだとされています。その際、米軍への恐怖でパニックに陥った村民を、偶然避難者の中に居合わせた2人のハワイ帰りの移民男性らが「アメリカ人は人を殺さない」となだめ説得したことで、壕にいた全員が投降に応じ、命が救われたそう。

それとは対照的に同じ地区内にあった「チビチリガマ」では、恐怖に追い詰められた村民83人が集団自決を行った悲劇のガマとして知られています。

洞窟を前に胸がしめつけられる想いですが、だからといって目を背けてはいけない重要な歴史遺産ですよね。

■詳細情報
・名称:シムクガマ
・住所:沖縄県中頭郡読谷村波平438
・電話:098-958-2229(読谷村 波平公民館)
・地図:
・アクセス:那覇空港から車で約70分、バスの場合、那覇空港から120番で約1時間半、「波平」バス停下車より徒歩約12分
・読谷村観光協会公式サイト:https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611319972/

読谷村の #はなれ旅③:琉球の絶景を訪ねる

白亜の灯台と断崖絶壁が織りなす「残波岬」

残波岬灯台(読谷村)Photo by Mayumi
グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートのある、県内有数の景勝地「残波岬」。

およそ2kmに渡って連なる雄大な断崖絶壁と白亜の残波岬灯台とが織りなす光景はまぎれもなく絶景です。

灯台の上から眺める360度のパノラマビューも最高ですが、最大高さ30メートルはあるという崖の上から魚影が見えるほどの海の透明度には度肝を抜かれます。(なお、風が強い時、波打ち際には近づかないよう注意)

残波ビーチからの夕焼け(沖縄読谷村)Photo by Mayumi
ちなみに、こちらはホテル前に広がる残波ビーチ。

残波ビーチといえば、沖縄本島で最後に夕日が沈む場所としても有名。水平線に沈む太陽と光の道はあまりにも神々しく、ロマンチックで、ずっと眺めていたくなる光景です。

■詳細情報
・名称:残波岬
・住所:沖縄県中頭郡読谷村宇座
・電話:098-958-0038(残波リゾート アクティビティパーク)
・地図:
・アクセス:那覇空港から車で約80分
・読谷村観光協会公式サイト:https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611315137/

沖縄県屈指の透明度を誇る「ニライビーチ」

ニライビーチ(沖縄読谷村)Photo by Mayumi
ホテル日航アリビラの前に広がる長さ約300メートル、沖縄県屈指の透明度を誇る「ニライビーチ」は、自然のままを活かした数少ない天然ビーチとして、またウミガメの産卵地としても知られています。

潮が引いた後の遠浅の海で見るリーフのなかはまさに天然のアクアリウム。さまざまな水生生物を間近で観察できます。

ちなみに、ホテル日航アリビラとグランドメルキュール沖縄残波岬リゾートは2024年7月20日より相互利用サービスを開始、ホテル間をシャトルバスで結び、行き来が便利になりました。読谷村を代表する二大絶景ビーチ、ぜひ満喫してください。

■詳細情報
・名称:ニライビーチ
・住所:沖縄県中頭郡読谷村字儀間600
・電話:098-982-9622(ニライビーチ管理組合/マリンハウス)
・地図:
・アクセス:那覇空港から車で約80分
・読谷村観光協会公式サイト:https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611318995/

有名観光地から一歩先で出会う「#はなれ旅」で沖縄を再発見

グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートの滞在を通じ、有名観光地ではないその一歩先で、知らなかった沖縄の魅力を再発見できた今回の「#はなれ旅」。

王道や定番から外れ、異なるアプローチでその土地の新たな魅力に気づかせてくれる「#はなれ旅」、あなたもぜひ試してみませんか?

ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

秘境絶景ひとり旅好きな絶景ハンター。国内47都道府県、世界89カ国、訪れたスポットは2000以上。フットワークの軽さと胃腸の丈夫さが自慢。マニアックな絶景スポットを発掘するのが好き。"ちょっと出かけたくなる"、そんなきっかけを作れるような情報発信を心がけています。

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