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こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

こんにちは!TABIPPOのゆうじです。長崎県長崎市の沖合に浮かぶ廃墟の無人島、軍艦島をご存知ですか?

島の外周が1200mしかない小さな島ですが、約40年前の生活をほぼそのまま残していることが非常に珍しく世界的に注目され、世界遺産候補にもなったことでさらなる注目を集めています。

そんな軍艦島を紹介したいと思います。

 

軍艦島の歴史

軍艦島は正式には「端島」であり、かつては端島炭鉱として石炭産業で栄えていました。最盛期の昭和35年頃はこの小さな島に5000人を超える人が住み、人口密度はなんと東京の約9倍もあり世界一の人口密度を誇っていました。

しかし、エネルギー政策の転換で石炭の需要が減ったことによって衰退していき、炭鉱が閉山したことをきっかけに住んでいた人は島を離れ、無人島と化しました。

 

軍艦島ってどんな島?

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Photo by yuji  

軍艦島はもともと炭鉱の町なので、炭鉱労働者やその家族が生活するために必要な施設がそろっています。

特徴的なところは、鉄筋コンクリート製の建造物は日本で初めて軍艦島で建てられたのですが、ほとんどの建物が5階から9階建ての鉄筋コンクリート製であることと、幼稚園や娯楽施設を地上に作るスペースがなく地下や9階建ての社宅の屋上に作らざるを得なかったところです。

この特徴を見ると、軍艦島がいかに狭く人が多かったか、また近代的で発展していたかが分かりますね。軍艦島と呼ばれるようになったのは、この島内の建物と島そのものの外観が、戦艦「土佐」に似ていることが由来です。

 

上陸できるのは1年間でたった100日!軍艦島上陸クルーズツアー

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photo by yuji

軍艦島に上陸するためには、上陸ツアーを主催するいくつかの会社のツアーに参加することが必須となります。いずれのツアーも長崎駅からほど近い長崎港ターミナルから出発する約3時間のツアーとなっています。

気象条件などによって上陸できる日数は年間で約100日程度しかなく、必ずしも上陸できるわけではありませんが、もし上陸できなくても島の周囲をぐるっと周ってもらえるので、普段感じることのない雰囲気を持つ軍艦島の全体を見ることができます。

上陸できた場合、軍艦島の歴史や建物の説明ガイドを受けることができ、上陸記念として上陸証明書がもらええます。

 

軍艦島が世界遺産に?

photo by pixta

軍艦島は「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成要素として世界遺産候補となり、石炭産業で日本の近代化を支えたことや当時の生活風景を残していることが評価されています。

残されている建物が廃墟化して今にも崩れ落ちそうな現状を見ると、世界遺産に登録されて保存されていくことが望まれます。

今しか見ることができないかもしれない軍艦島をあなたも見に行ってみませんか?

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