ライター
市根井 群馬メディアgooma編集長

群馬生まれ群馬育ち、おおぎやラーメンにいる奴は大体友達。 群馬の新旧文化を発掘・編集するメディア「gooma」の看板を下げてお仕事しています。

はじめまして、群馬県のカルチャーメディア「gooma」を作っている市根井(いちねい)です。

自分はこれまでの人生24年間をすべて群馬で過ごしているのですが、仕事で県内をぐるぐる回っていると「群馬県民にも知られていないもの」がたくさんあることに気づきます(実は地元観光ってめちゃくちゃ楽しいのです)。

今回は、その中でも県外の方が群馬県に来る際の参考として、観光目線で100個のおすすめポイントをまとめてみました。

「王道」みたいなものから少しだけ外れた、今現在楽しめる群馬をぜひご覧ください。

見出し

群馬のグルメを味わう

つばめ氷菓店のふわふわかき氷を堪能

photo by 1nei
群馬県太田市に彗星のように現れたかき氷屋さん、つばめ氷菓店。

桐生市で「山蜜」としてかき氷を提供していた店主が、移転のような形で太田市でお店を開いたのだとか。季節に応じて様々なソースが用意されており、行くたびに心が踊ります。

良質なイチゴが仕入れられたらイチゴソースをつくり、クリスマスになればカラフルなフルーツサラダをのせ、バレンタインであればホワイトチョコレート!見た目もかわいくて、ふわふわの天然氷は無限に食べられる美味しさです。

■詳細情報
・名称:つばめ氷菓店
・住所:群馬県太田市大原町436-5KKタウン
・営業時間:平日13:00〜18:00予定、土曜 日曜11:00〜17:00予定
・定休日:月曜日、火曜日(冬季は不定期営業。詳細はお店のTwitterを確認してください)
・オススメの時期:夏!
・サイトURL:https://tabelog.com/gunma/A1002/A100203/10019887/

パスタの街である高崎市のパスタは、どこで食べてもなぜか大盛り

北関東の玄関口である高崎市は、実はパスタの街。創業50年を超える老舗から新店まで多くのパスタ店がしのぎを削る、パスタ激戦区となっているのです。その理由は「群馬県が全国有数の小麦生産地になっているから」で、特に高崎市は粉もの文化が生活と密接に結びついています。

そんな高崎市のパスタ店は、ローカルチェーンや個人店に関わらずなぜか大盛り!一人前の麺量は150g〜がデフォルトなので、群馬出身の人は東京に出ると「パスタが少ない……」と嘆くのです。

一年に一度「キングオブパスタ」という祭典も開かれているので、高崎のパスタを一気に堪能したい場合は開催に合わせて観光してみるのもオススメです!

おしゃれなのにお手頃価格な「そば岡部」

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自分が藤岡市に出かけた時に最も衝撃だったお店。ランチが食べられるお店を探していたところ、コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズな外観のおそば屋さんを発見。

「超高級そば屋なのでは……」と怯えていましたが、入ってみればランチメニューは「そば+そば豆腐+天ぷら+デザート」で1050円!

キレイに手入れされた中庭を眺めながら、安くて美味しいおそばがいただけるお店。藤岡市に立ち寄った際はランチにどうぞ。

■詳細情報
・名称:そば岡部
・住所:群馬県藤岡市藤岡937-1
・営業時間:昼11:30~14:30 夜17:30~22:00 21:00(LO)  日・祝: LO 20:30
・定休日:水曜日・木曜日
・電話番号:0274-24-8118
・サイトURL:https://tabelog.com/gunma/A1005/A100502/10000864/

他に、群馬のグルメを味わう方法

・桐生名物「ポテト焼きそば」は、意外だけど納得する組み合わせ
・麺の太さは店それぞれ!ひもかわうどんを食べる
・富岡市の謎グルメ「ホルモン揚げ」を食べてみよう
・これぞグンマー、秘境ラーメン「わたりや」
・「竹の家」のソースカツ丼が群馬で一番好きなんです
・みなかみで遊んだついでに「大とろ牛乳」を食べる
田園プラザかわばで「山賊焼き」や「パン」を食べ歩こう
・人生で一度は食べたい永井食堂のモツ煮定食
・伝統的な「山廃仕込み」のお酒、土田酒造の日本酒を試飲する
・「福寿茶屋」の生揚げはサクサクふわふわで本当においしい
・前橋商店街に行ったら、なか又の「わぬき」を食べてみて
・「双葉食堂」のホルモンやカツ丼の美味しさは、行かないとわからない

群馬の穴場スポットを訪れる

「雨に花」でコーヒーとともに店主のフィルム写真をあじわってみる

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赤城山麓にひっそりと佇む「雨に花」というカフェ。店内はドライフラワーや店主こだわりの雑貨で彩られ、とても素敵な空間になっています。

深煎りで刺激的なコーヒー「雨」を飲むもよし、美味しいアラカルトをいただくもよし。カメラマンでもある店長のフィルム写真とともに、楽しい時間を過ごすことができますよ。

■詳細情報
・名称:雨に花
・住所:群馬県前橋市富士見町赤城山1789-64
・営業時間:ランチ(月・水・土・日)12:00〜16:00、ディナー(月・火・水・金・土・日)18:00〜24:00(金・土のみ25:00)
・定休日:木曜日
・電話番号:027-289-5867
・公式サイトURL:https://tabelog.com/gunma/A1001/A100101/10018821/

車で来たなら、各所にある「メロディライン」を走ってみよう

日本一の運転免許取得率を誇る群馬県は、言わずもがな自動車大国。観光地に向かう山道には様々なメロディラインが配置されており、その数なんと11箇所!

草津温泉に向かう道路で流れるのは「正調草津節」、童謡の作詞者である石原和三郎のふるさと・みどり市では「うさぎとかめ」。アニメ映画「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のモデルとなった四万温泉への道中では「いつも何度でも」が流れます。

メロディラインは走って楽しいだけでなく、速度が出がちな山道を適切な速度で走ってもらうためにも貢献しているらしいですよ〜!

子どもを遊ばせるなら「群馬の森」!とても広いのです

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家族で群馬旅行を楽しむなら、子どもが元気に走り回れる場所も知っておきたいところ。自分がおすすめするのは、「群馬の森」という上下に長い都市公園です。

広い芝生や多様なアスレチックがあり、ボールをひとつ持っていけば何時間でも遊べてしまいます。

敷地内は大きな森に包まれており、昆虫や植物とふれあうきっかけにもなりますよ!

■詳細情報
・名称:群馬の森
・住所:群馬県高崎市綿貫町992-1
・開園時間:(4月〜9月)7:30〜18:30 (10月〜3月)8:00〜17:30※時間外は閉門します。
・電話番号:027-346-2269
・公式サイトURL:http://www.gunmori.com

他に、群馬の穴場を観光するなら

・車好きはレーシングカフェ「ディーズガレージ」で盛り上がろう
・星野富弘の強かな思想を目で感じる「富弘美術館
・「13 coffee roasters」で特別なコーヒーを
・ブックバー「月に開く」で萩原朔太郎に思いを馳せる
・本格的な回遊式庭園がある「徳明園」で季節の木々を楽しんで
・蔵が多いみどり市大間々町は文化を感じる街並み
・片品の「とうもろこし街道」で産直野菜を食べ歩きしてみる
・のこぎり屋根のパン工房で食べる「のこぎり屋根フレンチトースト」
・「桐生が岡遊園地」にある動物園は、なんと無料で入れます
・江戸のテーマパーク「三日月村」は穴場すぎるかもしれない
・「たくみの里」でお面やこんにゃくを手作りする
・中之条町の歴史をおさらいするために、「太子駅」を見に行く
・過去に鉄道が通っていた「めがね橋」は、遊歩道として楽しめます
・にっぽんいち なつかしい ゆうえんち、「るなぱあく」で遊ぶ

群馬で自然を満喫する

温泉成分で青く輝く四万湖ではSUPやカヌーを楽しめる

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中之条町にある四万温泉、その温泉街入り口あたりにある「四万湖」。温泉成分が溶け出し、その水の色は宝石のように輝いています。

夏場になると、この湖ではカヌーやSUPなどのウォーターアクティビティを楽しむことができるようになります。

特におすすめしたいのはSUP(Stand Up Paddle)で、これはサーフィンボードのようなものの上に立ったままパドルで前進するスポーツです。難しそうに見えますが、インストラクターのお兄さんが丁寧に教えてくれるので初心者でも安心です!

個人的に一番美しい紅葉が見られると思うのは「吾妻渓谷」

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秋になると県内いたるところで綺麗な紅葉が見られるのですが、自分が最も綺麗だと思うのは「吾妻渓谷」の紅葉。黄や赤の木々が青の吾妻川に迫り、視界一面がカラフルなんです!

渓谷に沿って整備されている遊歩道を歩いて深呼吸すると、日々のストレスが和らいでいきます。

春〜初夏は「つつじが岡公園」で花に囲まれてみて

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群馬に伝わるローカルかるた「上毛かるた」で「花山公園つつじの名所」と読まれる、つつじが岡公園。4月〜5月は園内に色とりどりのつつじが咲き誇り、まるで楽園のような世界になります。ちなみにその中には、推定樹齢800年を超えるものも存在します(つつじの樹齢について考えたこともなかった)。

つつじの時期が終わり夏場になれば、今度は城沼にハスが咲き乱れます。しかも船が出てクルージングできる!一年中楽しめちゃうな〜。

■詳細情報
・名称:つつじが岡公園
・住所:群馬県館林市花山町3278
・営業時間:8:00〜17:00
・定休日:なし
・電話番号:0276-74-5233
・料金:見頃は620円、咲き始め・終わりは310円。中学生以下無料
・所要時間:
・オススメの時期:4月〜5月(つつじまつり期間中)
・公式サイトURL:http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/tsutsuji/index.html

他に、群馬の自然を満喫する方法

・「四万の甌穴」で自然が作り出した神秘にふれる
・「小中大滝」は赤い橋と紅葉のコラボレーションが綺麗
・利根川の源流があるみなかみ町でキャニオニングを楽しむ
・約1ヶ月間と長く楽しめる「桜山公園」で冬桜にふれる
・わたらせ川に迫る高津戸峡の紅葉は息を飲む美しさ
・体力に自信があるなら妙義山のハイキングがおすすめ
・梅の開花の時期にあわせて「みさと梅まつり」に行く
・上毛三山のキャンプ場はそれぞれ特徴があって面白い
・群馬のナイアガラ「吹割の滝」の迫力に圧倒される
・冬の赤城山に登れば湖でワカサギ釣りできる
・「チャツボミゴケ公園」にあるのは、鉄を吸着する不思議なコケ
・草津白根山ではハイキングからロープウェイのコースが最高

群馬のおしゃれスポットを満喫する

ピンクのネオンが輝く「ipe=anro」でオシャレなカレーを食べる

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コンベンション施設「ビエント高崎」にオープンしたばかりのipe=anro(イペアンロー)は、アイヌ語で「いただきます」という意味。

コーヒーやレモネードなどのドリンクはもちろん、ここの店主が作るオリジナルカレーは独創的かつ超絶うまい!

店内には象徴的なピンクのネオンが輝き、心地よい空間を演出しています。

 

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ipe=anro イペアンローさん(@ipe_anro)がシェアした投稿 – 2019年 2月月28日午後9時10分PST

■詳細情報
・名称:ipe=anro
・住所:群馬県高崎市問屋町2-7 ビエント高崎
・営業時間:9:00〜23:00
・定休日:水曜日
・電話番号:027-387-0935
・公式サイトURL:https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10020163/

ドーム型の「岩宿博物館」で日本最古の歴史を学ぶ

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日本で最も古く人々が定住していた時代は「石器時代」だというのは現代歴史の常識ですが、70年前まではひとつ新しい「縄文時代」が最古だと信じられてきました。

その当たり前をひっくり返したのが「岩宿遺跡」の発見で、この岩宿博物館はそれを記念して作られたもの。

館内中央にはマンモスの骨格(レプリカ)がドンと鎮座し、時代の証拠となる石器がたくさん展示されています。石器づくり体験なども行われているようなので、歴史に興味がある方はぜひ群馬で日本最古の歴史にふれてみてください。

■詳細情報
・名称:みどり市岩宿博物館
・住所:群馬県みどり市笠懸町阿左美1790番地1
・営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
・定休日:毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)、12月28日~1月4日、臨時休館日(燻蒸等)
・電話番号:0277-76‐1701
・料金:一般 300円/高校生 200円/小・中学生 100円
・公式サイトURL:https://www.city.midori.gunma.jp/iwajuku/

太田市美術館・図書館でソフトクリームを食べながらアートにふれる

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太田駅から徒歩1分の場所にできたばかりの「太田市立美術館・図書館」。時代の流れで閑散としてしまった駅前に人々を呼び戻すことを目的に建てられたこちらの施設には、アート展示と数多くの蔵書が集まっています。

ライター
市根井 群馬メディアgooma編集長

群馬生まれ群馬育ち、おおぎやラーメンにいる奴は大体友達。 群馬の新旧文化を発掘・編集するメディア「gooma」の看板を下げてお仕事しています。

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