編集部
Asuna エディター

元小学校教諭。大学在学中に「海外ひとり旅」にハマる。現在はTABIPPOの編集部に所属。ほかにも取材・美容・食・コラムライターとして活動しつつ、個人でFamily photographerとして、お宮参り・七五三・前撮りなどを撮影している。週末は夫と旅三昧の日々で、長野〜福島県は庭。東北が大好きで、地方に行きつけの店を作るのが趣味。

「旅」の楽しみ方。それは人ぞれぞれであって、どの旅にも“その人らしさ”が詰まっています。

食、写真撮影、アウトドアアクティビティ、伝統工芸、ショッピングなど……旅に出るだけで楽しみ方はたくさん。

ほかにも、その土地にしかない郷土料理を食べ、地域ならではの文化に触れたり、地元の人と話したり、ときにはご自宅に招いていただいたりと、「地域の人と繋がる
旅」を楽しむ人もいます。

本記事では、『あなたの旅を、誰かの助けに』をテーマに、地域の人(ホスト)と旅人(ヘルパー)をつなぐサービス「Herip」をご紹介します。

ヘルパーのターゲット世代でもある学生中心に実施したアンケートの回答もあわせて、魅力をお伝えします。

Heripってどんなサービス?

photo by Herip公式サイト

「Help(助ける)」+「Trip(旅)」=「Herip」

お金で買えない「価値」、「助けたい」があなたに新たな体験をもたらします。
困っている人のために力を尽くし、助けてもらったお礼におもてなしをする。
お金では計れない「当たり前」の循環を、インターネットの力で日本の隅々に届けたい。
その先に、まだ見ぬ人との出会い、そしてかけがえのない経験がある。
Heripは、誰かの「困りごと」とあなたの「体験」をつなぎます。

公式ホームページでこのように紹介されているように、Heripはお手伝いを通して、“人と繋がる旅”ができるサービスです。

アプリをダウンロードすると、氏名やメールアドレスなどの連絡先を登録し、完了次第ホスト側の募集を閲覧することができます。

ホストとなるのは、地域の農家、商店を営む方、花農家などジャンルはさまざま。困りごとを投稿してヘルパーを募集します。さらに、ヘルパーとして登録済みの方に、オファーすることもできます。
photo by Herip公式サイト

反対に、ヘルパーとなるのは、募集がかかっている「困りごと」をお手伝いすることができる人です。例えば、旅先の地域の人とより深く関わる経験がしたい人、農業勉強中の学生、その日すこし時間が空いた人など、こちらもさまざま。気になる募集(ホスト)にオファーすることができます。

ここでひとつ、報酬は?という疑問にたどり着くのですが、Heripにおける金銭面での報酬はありません。

その代わり、“旅先での出会い”や“かけがえのない経験”を得ることができ、ホスト側からは、お手伝いする代わりに「おもてなし」をしていただけます。
photo by Herip公式アプリ

例えば、こちらの募集は「黒枝豆の収穫のお手伝い」ですが、おもてなしとして、新鮮な黒枝豆を食べさせてただいたり、ともにお手伝いをする人、農家の人みんなで団欒を楽しむ時間が設けられていたりします。

このように、「お金」で買うことのできない大切なもの、時間、経験をHeripを通して得ることができるのです。

movie by Herip公式Youtube

Heripのサービスは、どんな人におすすめ?

公式ページにこのように記載されているように、様々な方向からアプローチできるHeripのサービス。「繋がる旅」がしたい人はもちろん、その地域の文化を伝承したい人にもおすすめ。将来その地域への移住を検討中の人にとっては、現地の雰囲気や、地域ネットワーク、まわりの環境なども深く知ることができます。

ほかにも、農業について学んでいる人、将来農業をやってみたい人にとっては、インターンとして参加することも。

募集をかけている地域の方の役にも立って、自分自身にとってもプラスになりますね。

ヘルパー世代にインタビュー「人と繋がる旅」のあり方

旅をするときに大切にしていること

photo by PIXTA
ヘルパーのターゲット世代である20代男女にアンケートを実施したところ、“その土地を五感で感じること”、“その土地の文化や、そこに住む人たちの日常に触れること”という答えが返ってきました。

筆者自身、旅をするときの最大のテーマは“暮らすように旅をする”こと。その土地に住む人の日常にちょっぴりお邪魔して、どの国の、どの地域に行っても、その日常に溶け込むように旅をすることが好きです。

Heripのサービスを使えば、その土地に住む人の生活、日常に触れる経験をしながら、誰かの助けにもなることができますね。
 

地域の人と繋がる旅の魅力

photo by PIXTA
近年、若者を中心に「人と繋がる旅」を楽しんでいる旅人が多いとのことで、地域の人と繋がる旅の魅力についても聞いてみました。

すると、地域の人と繋がりが持てることで、その地域によりいっそう深い愛着がわくようになるのだとか。普段の日常生活では持つことのできない繋がりや、この度だからこそ出会うことのできた“縁”など、「一期一会」を大切にしているからこそ、味わい深い旅に。

photo by PIXTA
旅先だと思って向かった地域が、地域の人と深く関わることによって、のちに「自分にとってひとつの帰る場所」になったり、大切な場所になったりすることが魅力なのだそう。

少し期間をおいてから再訪した際、以前お世話になった地域の方が覚えていてくれたり、より絆が深まったりと、全国に「ただいま」を言える第2の故郷が増えていくことも、「繋がる旅」の醍醐味なんだとか。

また、知らない土地を旅している上で、おいしい食堂や、知る人ぞ知る秘境など、ローカルな情報を教えていただく機会もあるということで、これもまた嬉しいポイントですね。

実際にどんな募集があるのかみてみよう!

■援農ボランティア・農業インターン募集|神奈川県横須賀市

photo by Herip公式アプリ
こちらの募集は、神奈川県横須賀市の「あゆちゃん農園」さんからの投稿です。農業に興味があったり、インターンとして将来のために体験したりすることができるのだそう。おもてなしとしていただけるのは、お土産のお野菜です。

■畑の手入れなどのお手伝い|沖縄県南城市玉城

photo by Herip公式アプリ
こちらの募集は、沖縄県南城市玉城の、畑の手入れや、庭の水やりなどのお手伝い。季節によってさまざまな品種の花が収穫されることで、お花が好きな人にぴったりな募集です。おもてなしとしていただけるのは、採れた野菜です。

■SNSで紹介いただける方の募集|沖縄県石垣市

photo by Herip公式アプリ
こちらの募集は、体験のPRを行うという農業体験とは一風変わった「石垣島シュノーケルツアー」さんから投稿。沖縄の観光アクティビティとして人気な、青の洞窟と海亀シュノーケリング、星空カヤックを体験し、SNSでPR発信するというお手伝いです。

■野菜畑の農業|沖縄県南風原町

photo by Herip公式アプリ
こちらの募集は、沖縄県南風原町の「モリンがファーム」さんからの投稿です。自然栽培の野菜に触れることができ、仕事の内容としては、収穫・種付け・草狩りなどの農作業の中で、その日作業を必要としている箇所でお手伝いをします。

体験した人からの感想をみると、自然栽培について教えてもらえたり、野菜をいただくことができたりと充実した作業だったとのこと。また、「モリンガファーム」さんでの体験動画がHerip公式Youtubeにてアップされているので、ぜひご覧くださいね。

movie by Herip公式Youtube

気軽に旅先で「人と繋がる旅」を楽しもう

photo by PIXTA
アンケートに回答していただいた方に、今後どんな案件があればやってみたいか聞いたところ、沖縄で、ダイビングショップを手伝いながら、ダイビング免許が取れる……のように、お手伝いをするから、「資格」などを取れる案件や、漁船に乗っての作業のように普段できない体験型案件、地域の町おこしのお手伝いのように、密接な繋がりをもてる案件などが挙がりました。

現在でもすでに、さまざまなジャンルで募集がかかっているので、今後どんな募集が増えていくのか楽しみですね!

公式ホームページはこちら!

   

編集部
Asuna エディター

元小学校教諭。大学在学中に「海外ひとり旅」にハマる。現在はTABIPPOの編集部に所属。ほかにも取材・美容・食・コラムライターとして活動しつつ、個人でFamily photographerとして、お宮参り・七五三・前撮りなどを撮影している。週末は夫と旅三昧の日々で、長野〜福島県は庭。東北が大好きで、地方に行きつけの店を作るのが趣味。

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