ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

イチオシの秘湯:然別峡 かんの温泉


2008年に廃業したものの、経営者が代わって2014年に再スタートした、北海道を代表する秘湯です。13の源泉・11の湯船を備えていますが、男女入れ替え制のため、宿泊者だけがすべてのお湯につかることができます。

名物は「イコロ・ボッカの湯」。地下から新鮮なお湯がぷくぷくと湧く、国内でも珍しい足元湧出の温泉です。アイヌ語で「宝物が湧き上がる」という名前にぴったりですね。


大浴場のお湯はどれも、加水加温なしの源泉掛け流し。まるで鍾乳石のように析出物が付着し、ところどころオーバーフロウするお湯。

露天風呂では悠々自適に暮らすエゾシカに出会えることもあり、まさに北海道の自然の雄大さとパワーを感じられる秘湯と言えるでしょう。

■詳細情報
・名称:然別峡 かんの温泉
・住所:北海道河東郡鹿追町字然別国有林145林班
・地図:
・アクセス:鹿追市街から車で約35分
・電話番号:050-5319-4068
・オススメの時期:初夏(GW前後)
・公式サイトURL:https://www.kanno-onsen.com/

リゾートホテル|北海道の魅力をフルコース的に楽しみたい人


定山渓や登別、知床など、多くのリゾート地を擁する北海道。自然・食・温泉といった北海道の魅力をフルコース的に味わいたいなら「リゾートホテル」を選んでみてはいかがでしょうか。

このタイプの宿をおすすめしたい方は以下の通り。

・北海道の王道を楽しみたい
・総合的な満足度が高いことを重視
・カップルやグループでの旅行


まず選択肢が多いのが魅力でしょう。ファミリー向けの大箱のホテルから、ラグジュアリーに近いハイクラスホテル、コンドミニアムまでさまざまです。サービスの内容もさまざまなので、シーンと予算に応じて選ぶ楽しさもありますね。

さすがは北海道ということで泉質のいいリゾートホテルが多く、ビュッフェでも北の大地の味覚がたっぷり満喫できます。ファミリーのお客さんも多いので、子連れでもあまり気を遣わなくていいのもうれしいポイントです。

イチオシのリゾートホテル:北こぶし知床ホテル&リゾート


創業60周年を迎えた知床を代表するリゾートホテルです。知床の自然と共生するホテルをコンセプトに、2021年にオープンした流氷サウナは、サウナシュラン2022に選出されたことでも話題になっています。

流氷の時期には大浴場や客室から流氷を眺めることが可能。どこまでも真っ白に続いていく流氷原を目の前に、感動的な知床の大自然を楽しむことができます。


2023年3月からレストランが「the LIFE TABLE」にリニューアル。ビュッフェ形式から、知床の生きた美食を味わうフリーオーダースタイルに変わります。

グレードの高い「オホーツク倶楽部」のお部屋に宿泊すれば、お酒やスイーツをいただけるプレミアムなオホーツクラウンジを利用可能。

知床のアクティビティを楽しむ拠点にもってこいのリゾートホテルです。

■詳細情報
・名称:北こぶし知床ホテル&リゾート
・住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ東172
・地図:
・アクセス:網走市街から車で約1時間20分、知床中心部から徒歩すぐ
・電話番号:0152-24-2021
・オススメの時期:冬(1月下旬〜3月)
・公式サイトURL:https://www.shiretoko.co.jp/

旅の楽しみ方を広げるお宿の選択


今回は4つの宿種に絞って、おすすめポイントと魅力、そして筆者イチオシのお宿をご紹介しました。

文字数の関係で取り上げられませんでしたが、上記以外にもゲストハウス、ユースホステル、シティホテル、民宿、オーベルジュといった宿種があります。

自分のスタイルに合わせてお宿を選ぶのも楽しいですが、普段はあまり選択しないお宿を利用して、新たな楽しみ方にトライしてみるのもおすすめですよ。

ぜひ一生思い出に残る宿泊体験を北海道で味わってみてください。

All photos by Yuhei Tonosho

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

RELATED

関連記事