長崎県のコミュニティ「#長崎友輪家」でもお世話になっている、「HafH(ハフ)」共同創業者の大瀬良亮さんがプロデュースする、北海道が舞台の「道東トラベルウィーク2023冬」に参加しました。
この記事では、私が訪れた十勝帯広エリア2泊3日のツアーレポートをお届けします。
・参考:【1/29(日)〜31(火)】本質のととのいを感じよう!十勝・帯広「サウナとグルメ」旅、参加者募集中!|TABIPPO.NET(募集終了)
何度も訪れたくなる道東の魅力
私はご縁があり、道東には阿寒摩周国立公園をはじめ何度も訪れています。季節を変えても毎回楽しめますが、とくに空気が澄んだ冬が好きです。
魅力溢れる道東エリアは、美しい自然、豊富な野生動物、ユニークな文化体験が楽しめる自然愛好家にとっての楽園です。
初めて訪れた十勝帯広エリア
十勝帯広エリアは、北海道の豊かな自然と食文化を堪能できる地域です。
とくに、新鮮な乳製品や肉などの美味しい食べ物が楽しめる牧場や、十勝川の清流や美しい山々が広がる自然は、多くの観光客に人気があります。
今回は、貸切バスで十勝帯広エリアをサウナ・グルメをテーマに満喫しました。
敷地面積は10万坪!ドイツ風コテージリゾート「グランピングリゾート フェーリエンドルフ」
羽田空港から、とかち帯広空港までおよそ90分で到着。
バスで15分ほど揺られ、まずは「グランピングリゾート フェーリエンドルフ」へ。
グランピングリゾート フェーリエンドルフは、その名の通り、十勝の中札内(なかさつない)村にある広大な土地にあるグランピングリゾートです。敷地面積10万坪にもおよぶ広大な土地に、ドイツ風のコテージが立ち並びます。
まずはいくつかのコテージを見学。とくに、プレジデンシャルスイートは今まで見たことのない豪華なラグジュアリーコテージで驚きました。
見学後は、敷地内にある「十勝エアポートスパ そら」で「モール温泉」とサウナを満喫。十勝帯広エリアのモール温泉は、植物性の有機物を多く含む独特の茶色い温泉です。
有名な撮影スポット「ハルニレの木」
北海道には数多くの撮影スポットがありますが、中でもこのエリアで象徴的な樹木の撮影スポットが「ハルニレの木」。1本の木に見えて、じつは2本の木が重なり美しい造形を作り上げています。
夕方の合間に、有志で撮影に訪れましたが、天気に恵まれ冬の美しいグラデーションの空とともに撮影できました。
夕食は「北の屋台」でグルメを味わう
帯広駅近くにある屋台村「北の屋台」で、美味しい十勝帯広グルメを楽しみました。
私が訪れた屋台「煙陣(えんじん)」は燻製創作料理のお店。舌鼓を打つ品々に箸が止まりませんでした。もう1グループは「ポンチセ」というアイヌ料理のお店を満喫していました。
1日目の宿は帯広の伝統ある「森のスパリゾート 北海道ホテル」
初日の宿は「北海道ホテル」。
1899年に誕生した温泉ホテル「北海館」を起源とした宿で、2015年に「森のスパリゾート 北海道ホテル」へとリニューアル。
2019年には、十勝初の本場フィンランド式サウナとモール温泉の両方が味わえるホテルへパワーアップ!サウナ好きが全国から訪れる人気宿へ。
評判通りの大変快適な温泉とサウナで、1泊なのがもったいない。ぜひ家族と再訪したいホテルです。
「然別(しかりべつ)湖」の冬季限定「然別湖コタン」
2日目の午前中は、十勝の大雪山国立公園唯一の自然湖である「然別湖」の湖畔と湖上に、冬限定でオープンする雪と氷でできた村「然別湖コタン」を訪問。
「コタン」とは、アイヌ語で村や集落という意味だそう。アイスバーやアイスチャペルといった氷の建築や、スノーモービルアクティビティなどが用意されています。
「屈足(くったり)湖」でサウナ&アヴァント体験「北海道アヴァント」
十勝川のダム湖である屈足湖内にある「北海道アヴァント」では、凍った湖面に穴を開けて、サウナの水風呂にするという本場フィンランドと同様の、冬のワイルドサウナ体験「アヴァント」が可能。日本で体験できるなんて、感動しました。
さらに「アイスカルーセル」という名の回転する氷上の外気浴によって、本場フィンランドにもない、北海道だからこそ体験できる「整い」も感じることができました。
サウナも、樽型サウナの「バレルサウナ」をはじめ、複数のタイプのサウナが用意されています。
北海道ホテルをはじめ、この北海道アヴァントを経営する林克彦社長によるサウナレッスンを直々に受けてのサウナは最高でした。サウナ後の新鮮な鹿肉BBQも、格別の美味しさでした。
光と音のショー「彩凛華(さいりんか)」を見学
アヴァント体験の後は、音更町十勝川温泉観光協会が、冬に十勝が丘公園にて開催するライトアップイベントを見学しました。音楽に合わせて色とりどりにライトアップされる三角錐のオブジェが幻想的でした。
2日目の宿は帯広駅前、ノマドに快適な「HOTEL NUPKA(ヌプカ) Hanare」
北海道ホテルのような昔ながらの温泉のある大規模な宿とは対照的に、お一人様から家族、カップル向けに快適なビジネスホテルを帯広駅前で展開する「HOTEL NUPKA」。
今回は、新館の「HOTEL NUPKA Hanare」に宿泊。大変快適なお部屋でした。
道内初の自動運転バスを試乗
自動運転車導入企画を営む「BOLDLY株式会社」による、道内初の自動運転バスが上士幌町で展開されています。
事前にインストールした3Dマップデータと対物センサーのみで公道を走るバスに試乗し、まだ見ぬ近未来の自動運転を体験することができました。
「十勝しんむら牧場」ミルクサウナ体験&サウナ飯
十勝の雄大な「十勝しんむら牧場」にあるサウナ、通称「ミルクサウナ」を貸し切って、広々とした大地の中での整い体験!
「ミルクサウナ」は、牛柄のマットが敷かれたコンテナ型のサウナです。外気浴は外で寝るスタイル。冬は雪原にダイブすることもできます。
サウナ上がりに食べる十勝しんむら牧場自慢の牛乳や、ソーセージ・ステーキなどのサウナ飯(サ飯)がとても美味しい。余白をえがく道東旅・十勝帯広編の最後を締めくくるにふさわしいグルメでした。
もっとステイしたいと思わずにはいられない、大満足の2泊3日
初めて訪れた十勝帯広は、美味しい乳製品や肉、野菜といったグルメとモール温泉・サウナといった観光資源によって、私がこれまで訪れた道東エリアとはまた違う味わい深さのある地域でした。
道東エリアだけでも広大で味わい尽くすには時間がとても足りず、北海道の広さとポテンシャルには改めて驚きを隠せません。
今回の滞在では、中でもやはり北海道アヴァントが唯一無二の体験でした。あれは本国フィンランドの体験を超えています。
3ヶ月間フィンランドで本場のサウナを体験してきた私がいうのですから、間違いありません。
数年後には、たくさんのフィンランド人が十勝帯広へサウナを体験しに訪れているかもしれません。これから益々盛り上がっていくでしょう。このツアーレポートから、少しでも十勝帯広エリアを訪れたいと感じていただけたら幸いです。
All photos by 横田裕市
▼ GATE TO HOKKAIDO|北海道 旅行・観光情報サイトはこちら