すべてホテル内で完結する「オールインクルーシブ」
「THIRD 石垣島」を語る上で、忘れてはいけないのが、オールインクルーシブ!
オールインクルーシブとは、宿泊料金に食事、飲み物、中にはアクティビティ料金が含まれているシステムです。海外のリゾート地で体験したことがある人もいるかもしれませんね。
今はコロナウイルス感染症のこともあり、あまり外を出歩きたくない方も多いのではないでしょうか。
2020年9月に使用した時、ほぼ外に出ることなくホテル内ですべてが完結してしまったのです。朝食、昼食、夕食の3食はもちろん、小腹が空いた時のデザートや仕事中のドリンク。そして、アルコールも…。
八重山諸島の美しい海をイメージしているかのような器にも心奪われました。(このお皿に影響されて、今器の沼にはまりそうです)
飲食代がすべて宿泊料金に含まれているため、とても助かりました。食事のメニューも季節に合わせたり、新メニューも随時増えていくそうなので、要チェックです!
沖縄ならではの食材を使用したグルメをぜひ堪能してくださいね。
思わず投稿したくなる、ライブラリースペース
レセプションの近くにあるのが、ライブラリースペース。
SNS投稿で知ったのですが、こちらのライブラリースペースは蔦屋書店さんとのコラボでつくられたのだとか。
コンセプトは、「それぞれの人生のしるし」。トラベルをはじめ、カルチャーやアートなど、700冊もの書籍が取り揃えられています。
ベランダにはハンギングチェアがあり、風に当たりながら読書をする時間もまた心地良く長居したくなる場所でした。
少しだけ区切られた和室スペースもあるので、ゆったりと寛げます。
夜にはルーフトップテラスで夜空を眺めて
食後には、空を見上げながらくつろぐことができる屋上のテラスへ。
ここにもドリンクを持っていくことができるので、カクテルを注文して一日の思い出を語ったり、次の日の予定を考えたり。
寝転んで夜空の星を見上げたり。滞在中は天候が悪く美しい星空は見えなかったですが、晴れている日はとっても綺麗だっただろうな。
夜のライトアップも幻想的でうっとりします。夜風を感じながら、何もせずにくつろぐ時間がぜいたくで至福そのものでした。
こだわりのあるシンプルなお部屋
お部屋の種類は、エコノミーツインからトリプルルーム、ジュニアスイート、ファミリールームなど、数種類ありシービューの部屋にするかも選択できます。
私が泊まったのは、「スタンダードツイン」。ロフトがついていて、広々としたお部屋は無駄なものがなくとてもシンプル。
他とは違うなと思ったポイントは、ルームキーがなかったこと。顔認証で客室に入ることができるのです。
「鍵をなくさないかな」「どこにしまったっけ?」など、小さなストレスがないだけで、こんなにも快適だとは思ってもいませんでした。
また、ホテルへのチェックインも空港のようにQRコードでアクセスしてチェックインが可能です。
客室では、全部屋Netflixの鑑賞が可能、「BALMUDA」のケトル、マットレスは「シモンズ」が使用されていました。ルームウェアも着心地がよかったなぁ…。
個人的にお気に入りだったのが、ベッドの隣りにある小さな砂浜のスペース。
波の音が聞こえてきそうなスペースに思わず笑みがこぼれてしまいました。何だかいい夢が見られそうじゃないですか?
お部屋のお掃除は、連泊してもリネンをとりかえないホテルが増えてきましたよね。
「THIRD 石垣島」も同様でエコにも配慮しており、サステイナブルなホテルづくりに取り組まれていました。
ご紹介したようにチェックイン時はQRコードで行うことでペーパーレス化、客室の掃除はある程度連泊しないとリネン交換しない、アメニティだけ増やしてほしい場合は、タブレッドで申請できる、といった取り組みをされていました。
「THIRD 石垣島」の「人」の存在
「THIRD 石垣島」の評価が高いのは、施設が素晴らしいからだけではないと思います。
私がいちばん心打たれたのはスタッフの方の対応です。
ホテルの到着後、早速パソコンを出して仕事をし始めた私に、延長コードをさりげなく持ってくれたり、「お客さま」ではなく、名字で呼んでくださったり。
二日目も仕事をしていたら息抜きにどうぞと、お菓子をいただいたり…。
さりげない気遣いに心惹かれ一気にファンになってしまいました。
いい意味でも悪い意味でも、印象に残るお店やサービスは、働いているスタッフの方の印象や対応で決まることが多いと思います。
また行きたいな、ずっと通いたいなと思う場所を思い返したとき、思い浮かぶのは必ずそこに「人」の存在があります。
「THIRD 石垣島」は、施設もスタッフの方々のさりげない気遣いも、心をつかまれてしまったホテルの一つです。
さて、後ろ髪をひかれるようにチェックアウトをしたら、離島ターミナルへ。これから竹富島に行ってきます。
また戻りたくなる場所、「THIRD 石垣島」。ぜひ体験してみてくださいね!
All photos by Misaki Naka