編集部
西嶋 結 TABIPPO編集部 / ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。2012年に半年間の旅行を経験し、今までに訪れた国は60か国ほど。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

ブログ書籍化のために意識しておきたい11のポイント

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では、どうすれば出版に近づけるのか。ブログを書くにあたって意識しておきたい11のポイントをご紹介します。

(1) 自分のキャラを立てよう

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何より重要なのが「キャラ」。「女子×大学生×旅×イラスト」など、自分を構成する要素のかけあわせで考えてみるとわかりやすいです。かけあわせる数が多ければ多いほど独自性が高まることを覚えておきましょう。

自分のキャラが薄いときには、友人とユニットを組んでブログを運営することで手っ取り早くキャラ立ちさせるという裏ワザも。強引に要素を増やす作戦です。

(2) 顔出ししよう

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顔出ししているほうが信頼感があるのは当然のこと。アイコンとしてもわかりやすいです。

顔が売れていれば出版記念イベントなどがイメージしやすい点もポイント。

(3) コンセプトを設定しよう

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「(1) 自分のキャラを立てよう」と似ていますが、ブログテーマをあらわすキーワードがあるといいです。先に紹介した窪咲子さんの「世界一周×女子×海外のイケメン写真」などがわかりやすいでしょう。

キーワードがあれば他のブロガーと差別化し、目立つことができますし、出版社としても企画がイメージしやすくなります。コンセプトをブログタイトルに表現できているとなおよいです。

(4) ターゲットを明確に

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本をつくるときに編集者が考えるのは、ターゲットは誰で、どれくらい売れそうかということ。誰が読むかわからないブログより、書籍化した場合の読者がイメージしやすいほうがいいです。一例をあげると、「自分探し中の学生向け」「旅に出たいけど勇気が出ず、情報収集している人向け」「かわいい雑貨やインスタ映えスポットが大好きな20代OL向け」「旅を仕事にしたいと考えている30代ビジネスパーソン向け」など。

そのうえで、ターゲットが求める情報を書いたり、ターゲットに合ったSNSで発信したりしてみましょう。

(5) 文章を磨こう

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美文を書く必要はありませんが、読みやすく引き込まれる文章が書けるに越したことはありません。「将来に悩んで会社を辞め、旅に出たアラサー女子バックパッカーの心のうち」を書くのか、「旅に出たい学生の背中を押すアドバイス」なのか、「新婚旅行で世界一周した体験」なのかによって、適した文体は異なりますよね。自分らしい文章を書くことができればファンが増え、ブログの注目度も上がるはず。

編集者目線で見れば、文章がある程度書ける人のほうが編集の手間が減ってありがたいです。本人が「書ける」人だと、ライターさんにお願いしなくてもよく、制作コストも抑えられます。

(6) 写真をたくさん撮っておこう

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写真があればあるほど、ブログは華やかに、読みやすくなるもの。読者の獲得にも効果的です。これは本でも同様です。旅ブログのターゲットになるであろう若者を取り込むためにも、視覚に訴える写真をたくさん撮りましょう。ブログには載せなかったカットも、書籍化するときに使えるかもしれません。

(7) ユニークな経験をたくさんしよう

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ユニークな経験をすればするほどブログのネタが増えますよね。ブログのネタが増えるほど、読者も増え、出版社の目にとまりやすくなるのは当然のことです。

さらに、平凡な経験だけではなかなか1冊の本になりません。たとえばはあちゅうさんは、「タダで世界一周する」というユニークな経験を出版しています。グーグル検索すれば無料で簡単に得られるような情報を書店で買う人はいません。

(8) 友だちをたくさん作ろう

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旅友をたくさん作りましょう。1人の旅友がSNSで記事をシェアしてくれれば、その友だち、さらにはその友だちへと波及効果が生まれます。もしかするとその中に編集者がまざっているかも。

これは本を売るときにも重要なポイント。人望が厚い人ほど選挙に有利なのと同じ原理です。出版社は、著者にネットワークがある=本を買ってくれる人が多い=売れる企画と判断します。

(9) できるだけたくさん更新しよう

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大前提として、更新頻度は高めに。更新すればするほど読んでくれる人が増え、目立つことができます。更新頻度が少ないと、編集者にとっては、そもそも本1冊分のコンテンツを秘めたブロガーなのかどうかもわかりません。

(10) ランキングをあげておこう

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これも大前提です。いくらおもしろいブログを書いていても、誰も読んでいなくては意味がありません。ファンをつくる意味でも、出版社に見つけてもらう意味でも、ランキングに登録して貪欲に上位を狙っていきましょう。「ブログが読まれるために努力できる人」つまり「本を売る努力をしてくれる人」と編集者に思わせること。

(11) SNSで積極的に情報発信しよう

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ブログだけでなく、さまざまなSNSを活用して情報発信しましょう。そうすれば、多くの人にリーチできます。編集者によって、どんなツールを使って情報発信しているかはさまざまです。グーグル検索の人もいれば、SNSの人もいるし、「誰かおもしろい人いない?」と常に知人に聞き回っている人もいます。常に網を拡げておきましょう。

 

まとめ

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出版は、編集者が企画を立て、それが企画会議で採用されることによって実現します。つまり、あなたのブログが編集者の目にとまり、編集者が立てた企画が企画会議を突破するという2ステップを乗り越えなければ、出版は実現しません。

では、このステップを乗り越える企画とはどんな企画か。それは編集者や出版社に「売れる」と確信させる企画です。シンプルですよね。

「売れる」という確信を与えるために必要な要素は2つ。その本にニーズがあることと、その本を売るネットワークが確実にあること。要するに、読者のニーズを満たす、ありきたりでないブログを書き、書籍化したときには確実に買ってくれるようなファンを抱えること。ブログを書籍化するための努力は、この2つに集約されるといえるでしょう。

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西嶋 結 TABIPPO編集部 / ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。2012年に半年間の旅行を経験し、今までに訪れた国は60か国ほど。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

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