二度の留学で英語が趣味として得意になった、専属ライターの桃(@XxPeach)です。いきなりですが、言語には見えない階段があることはご存知ですか?「あんなに勉強したのに、なかなか上達しない…」「もしかして3ヶ月前とまだ同じレベル!?」こんな風に思っても仕方がありません。言語には一定レベルまでくると、停滞期といってなかなか上達しない時期があるのです。
「もっと上手になりたい!」「もっといろんな表現がしたい!」そんな今の言語力に物足りず、もっと向上したい!という方へ、5つの方法をご紹介します。
目的を再度確認する
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今英語を勉強しているのは、何のためでしょうか。海外旅行に行った時に相手の言っていることを理解するため?ホステルで外国人と交流するため?外国人の恋人を作るため?海外で仕事をするため?
言語は用途によって、実はレベルが分かれています。例えば、相手の言っていることを理解したり会話をしたりすることが目的なら、中学生で習った勉強レベルを使いこなすことができればその目的は達成されるでしょう。しかし、ビジネスで使用したい場合は中学生レベルの英語では伝わりません。
さらに職種によってはこれまで聞いたことのない専門用語をたくさん使用することもあります。例えば”Objection!(異議あり!)””Sustain(認めます)”という会話は、裁判では覚えておかないといけない用語の一種ですが、日常会話ではまず使用しないでしょう。
言語を取得するのには、ある一定のレベルに達するまでに大きな壁があると言われています。その壁を越えるためには、今自分がどのレベルにいるかを、目的別にしっかり把握することが大切です。
ゴールが見えたら、あとは今のあなたに必要な勉強をするだけ。単語量が足りないのと、リスニング力が低く、何を言っているかわからない方の勉強方法は異なるのと同じです。まずは今のあなたの状況と目的を再度確認し、ゴールを決めてから今あなたに必要な勉強法を積極的に取り組みましょう。
本を読む
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本を読むことは、あなたの英語力をブラッシュアップするのにとても役立ちます。映画やドラマは口語表現を学ぶにはぴったりですが、どうしても砕けた表現で、訳すときに意訳になりがちです。「英語が上手にならない…」と嘆く私に、英語がペラペラで現地で通訳として働く方がアドバイスしてくれたのも、本を読むことでした。
最初に取り掛かるのにオススメのジャンルはファンタジー小説。誰でも知っている『ハリー・ポッター』シリーズで使用されている英語は小学校低学年レベルなので、初めて英語で本を読む方にはぴったりかもしれません。そのほかにもディズニー社が出版しているものや、すでにミュージカル化されているなど、ストーリー展開が面白く、どんどん読み進めてしまうものを選びましょう。
「本は紙派」という方へ、洋書はペーパーバックという安価な紙に印刷したものが多く、海外に行ったときに購入しても厚さの割にとても軽いので、お土産に購入しても良いかと思います。もちろん電子書籍派の方も、amazonや楽天には多くの洋書の取り扱いがあるので、安心して購入できます。
副詞・形容詞を学ぶ
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今学んでいる語学を話すときも書くときも、副詞や形容詞はあなたの文章を素敵に仕上げてくれます。英語で例えると、”I am sorry”という一文に、副詞をつけると、”I am terribly sorry”, “I am deeply sorry”など、こんな風に変身します。
どちらも謝罪の言葉ですが、”terribly”は”very”のような「本当に」という意味を持ちます。”deeply”は「心から深く」という意味を持つので、使用する場が異なるでしょう。
もっと便利なのは、副詞一つで会話ができること。例えば、”Are you going to the party tonight?(今夜のパーティーに行きますか?)”この答えに副詞を使って答えると、”Absolutely (yes)!”, “Definitely (yes)!”, “Certainly (yes)!”となります。
どれも肯定的な「行くよ!」という意味ですが、”Absolutely!”は「絶対的に」、”Certainly!”は「確実に」という意味なので、左から右へ意味が弱くなります。
この場合、もともと肯定的な意味合いが持たれているので、”yes”はつけてもつけなくても意味は通じます。もちろん”no”の時は”no”と言いましょう。例えば、”Are you cheating on me!?(あなた浮気してるの?)””Absolutely not!(絶対してないよ!)”とこうなります。
なんだか少しレベルアップした文章に見えませんか?形容詞や副詞はあなたの伝えたい言葉をもっとわかりやすく素敵に花を添えてくれます。副詞・形容詞のバリエーションをもっと増やして、どんどん会話や文章に取り入れましょう。
さらに、副詞・形容詞を学ぶのには、その言語のネイティヴスピーカーや映画・海外ドラマなどの話す口癖を真似することもオススメです。誰しも思わず口にしてしまいやすい言葉(単語)がありますが、その多くの場合副詞や形容詞のことがあります。
“Absolutely(絶対的に)”という単語が口癖だった友人と仲が良かった時には、私も事あるごとについ”Absolutely(絶対的に)”を使ってしまっていました。結果的にパーティーや遊びのお誘いが増え、いろいろ勉強になり思い出も作れたのです。
しかし、何でもかんでも使うのではなく、しっかりその言葉を自分の言葉として取得し、会話に取り入れることが大切だということも覚えておいてください。