これからエチオピアに行こうと考えている皆さま。世界で最もウザい国と呼ばれるエチオピアの人はどんなにウザいのか、衛生環境は大丈夫なのか…など、心配なことがたくさんあるのではないでしょうか?
実は私も心配なことはたくさんあったのですが、エチオピアの「食事」についても少し心配でした。
今回はエチオピアの食事事情について、現地で食べてきた感想を含めながらお伝えしたいと思います。
エチオピアの主食『インジェラ』とは
photo by さかち
まず、エチオピアに行こうとお考えの皆さまなら、「インジェラ」という食べ物を聞いたことがあるはずです。そう、「見た目は雑巾、味はゲロ」とも言われている有名なヤツです。
インジェラとは、イネ科のテフという植物の粉を水で溶いて、3日かけて発酵させたもの。
photo by さかち
そして、発酵させた後に、巨大な鉄板の上で薄くクレープ状に片面だけを焼き上げるんですね。
インジェラは、エチオピアの主食です。日本でいえば、白米にあたるものですね。よって、白米のようにエチオピアではおかずと並んで毎日食べられているものなのです。
しかしお伝えの通り、発酵食品のため酸味が強く、外国人にはなかなか受け付けられず、「旅人泣かせ」の食べ物と言われています。
ちなみに、生地の表面にはアインと呼ばれる穴がたくさん存在していて、その穴の数が多いほどインジェラとしての出来が良いものなんだとか。
雑巾とまではいきませんが、それがなんとも見た目の悪さの原因になっている気がします…。
旅人泣かせ…?そんな噂のインジェラを実際に食べてみた
photo by さかち
日本の白米のように、いろいろなものと合わせて食べられるインジェラ。しかし、一番多いのは「シロ」と呼ばれる豆をペースト状にしたものに、唐辛子などが混ぜられているものと一緒に食べる食べ方です。
そして、実際に食べてみた感想としては…、「ん?そんなに悪くない。いや、むしろ美味しいんじゃない、コレ!」でした。私の舌がおかしいのでしょうか?
味は確かに酸っぱいです。しかし、日本のパン屋さんでも、発酵させた黒パンで少し酸味があるものが売られていますよね。私の中ではそんなイメージです。
こういう酸味がある食べ物なんだと思えば、普通に美味しいのです!しかも、唐辛子の辛さと一緒に食べると何とも合うではありませんか!
酸味を辛みが薄めてくれるので、酸味がそんなに気になりません。そう思って、ぜひこれからエチオピアに行く皆さまにもチャレンジしていただきたいと思っています。