NPO法人日本ASL協会が国際手話を動画で紹介しています。
英語が得意な人なら筆談で何とか意思の疎通ができますが、それは相手にも自分にとってもストレスがかかるはず。国際手話でスムーズにコミュニケーションがとれれば、お互いにとって素敵な出会いになるでしょう。
NPO法人日本ASL協会は、外国のアメリカ手話(ASL)や国際手話についての理解を広めるため、定期的に講習や動画でのレクチャーを行っています。
すべてをいきなり習得するのは難しいと思うので、基本的な挨拶や自己紹介の仕方をご紹介します。
「こんにちは」
警察官の敬礼のように斜め45度にのばした手を額にくっつけたあと、そのまま正面にのばしてください。ポイントは、手のひらを少し相手側に見せることです。
漫画で「よっ!」と人物が登場する時を想像してもらうと簡単かなと思います。
「また会いましょう」
ちょうど脇のあたりで手をクルクルと2回転させ、人差し指を立てた両手を遠くから人が出会うように引き寄せ合います。
まさに、「あなたと私がまた会えますように」といった思いを手で表現しています。
「私の名前は〜」
拳を握り、自分の胸へ持っていきます。これで「私の」となります。
人差し指と中指をぴったりくっつけてのばし、片目から顔の外側へスライドさせます。これで「名前は」となります。
名前は筆談、もしくは公式サイトから飛べる動画サイトにアルファベット一文字ずつの紹介が載っているので、自分の名前を覚えてチャレンジしてみてください!
まとめ
もしあなたが旅先で耳の聞こえない人に出会った時、その人に手を差し伸べることができるでしょうか?もしかしたら困っていることすら分からないかもしれません。そして、あなたが困っていることも伝えられないかもしれません。
「どうかしましたか?」や「助けが必要ですか?」だけでもいいので、この機会にぜひ覚えてみてください。
きっと旅先に限らず、耳の聞こえない人に限らず、あなたのその「学び」は誰かを笑顔にする一歩になります。