2014年2月に行われたイベント「TABIPPO2014」の運営統括をしていた関田航平さんに、世界一周の経験についてのお話を伺いました。
世界一周しようと思ったきっかけはなんですか?
高校生の時にカナダにホームステイして、そこでまず海外に興味持ったんです。馬の放牧をしたり、ショットガンを打ってみたり。自分と同い年の人と話す機会もたくさんあって、とにかくすごく楽しかった。
それでもっといろんな国を見てみたいと漠然と思うようになって、大学に入った頃からいつか世界一周したいなと思うようになりました。しばらく「世界一周」っていう言葉が先走っていました。
大学3年の終わりの時に、サークルも引退し、周りに流されるように就活を始めた頃になって、「今世界一周に行かなかったら、次のタイミングは転職の時か老後か…?」と思うようになって、そうなると体力的にも時間的にもベストなのは今なのかなと思い立って、休学することにしました。
休学が就活に響くという考えはありましたか?
全く考えなかったですね。大学が早稲田で、留年や休学に対して抵抗感があまりなかったっていうのもあると思います。サークルの友達も浪人していて学年が1つ下だけど、年齢は変わらないし。
でもそれ以上に、後悔が残るまま学生生活を終わらせたくないっていう想いの方が強かったです。どうせ1度きりの大学生活、多少のリスクを取っても楽しみたいなと思いました。
休学して世界一周することに対して周囲の反対はありましたか?
全然反対されませんでしたね。親も放任主義というわけじゃないけど、昔から俺のやりたいことをやりたいようにやりなさい、という方針の親ですから。そりゃあ多少は驚かれたけど。「4年で卒業するのだけが全てじゃないよね」ってすごくふんわりした感じで話してて、結果的に「俺世界一周するわ!」と言って決まりましたね(笑)
訪れる国はどうやって決めたのですか?
直感に従って何となく決めました。サークルを12月に引退してから2月頭には出発したいって考えたんですけど、「タイは行きたい、スペインも行きたい、あと国名わかんないや…。」って感じで。
とりあえずネットで色々な人のブログを一気に読んだり、世界地図広げて「ここ知ってる!行きたい」って感じで決めたり。ルートに関してはどっちかっていうと旅に出てから決めることが多かったし、もともと決めていたルートも旅先で変更することもよくありましたね。
世界一周をするにあたって、事前にテーマや目標は決めましたか?
世界一周することを決定してから出発するまでも短かったし、事前には決めてないですね。でも旅をしていく中で「現地に入り込めるような旅にしよう」とは思うようになっていきました。
食べ物などはなるべく現地のマーケット に行って作ったり、現地の人が行くような食堂に行って食べたりしようって。あと話通じなくてもとりあえず現地の人と話してみようかなって思いました。