あまり多くの人が訪れない中東の中でも、観光名所の多い国イスラエル。
イスラエルと聞くと”危ない”や”怖い”などのイメージを持つ人が多いと思います。しかし実際に訪れてみると、観光名所がたくさんあり、宗教と歴史が混ざり合い、親切な人々に囲まれた素敵な国なことが分かります!
そんなイスラエルに行ってみて分かった、魅力溢れる4都市の魅力を紹介します!
空港のある首都テルアビブ
Photo by Ayumi Hara
空路で入る場合、スタートは首都のテルアビブになります。首都なだけあり、高層ビルが並びとても都会!おしゃれなレストランやカフェが並ぶ地区もあり、観光のスタートにぴったりです。
ぜひ食べてもらいたいイスラエルのB級グルメ”ファラフェル”を売っているお店も多くあります。
ファラフェルはひよこ豆のコロッケで、ファストフード感覚でピタパンに野菜とポテトとファラフェルを挟んで、ハンバーガーのように食べることができます!かなり高カロリーですが、とても美味しいのでぜひ!
必ず訪れたいエルサレム
Photo by Ayumi Hara
首都テルアビブからはバスで1時間ほど、隣国ヨルダンとの国境からも行きやすいエルサレム。三大宗教である”キリスト教”、”ユダヤ教”、”イスラム教”の聖地でもあり、旧市街は世界遺産にも登録されているとても歴史的で神聖な都市です。
古い民家や街並みの広がる旧市街に対して、城壁の外にある新市街はヨーロッパとも見間違うほど、新しく綺麗な街並みが広がっています。
市内を路面電車やバスが走り、おしゃれなカフェや洋服屋さんが並びます。同じ都市とは思えないほどのギャップが街歩きを楽しくさせてくれます!
三大宗教を知れるエルサレム旧市街
Photo by Ayumi Hara
先ほど書いた三大宗教それぞれの重要な遺跡があるのが、城跡に囲まれたエルサレム旧市街です。キリスト教徒にとっての聖墳墓教会(Holy Sepulchre Church)は、イエスが処刑された場所として今でもたくさんの信者がお祈りに訪れます。
ユダヤ教にとっての聖地は私たちも知っている嘆きの壁(Western Wall)です。たくさんのユダヤ教徒が壁に額をつけてお祈りをしています。
ユダヤ教には超正統派や正統派、伝統派など違いがあり、それぞれ身に着けているものも違います。
超正統派は大きな黒い帽子に長いヒゲともみあげがあるのに対し、正統派は頭にキッパと呼ばれる小皿のような形の小さい帽子をかぶっていたり・・
そして、金色の屋根が目立つ岩のドーム(Temple Mount)は、ムハンマドが一夜で昇天を体験した場所に建てられた建物としてイスラム教徒の聖地となっています。
ただし観光客が入れるのは基本的に午前中だけなので要注意!宗教にはうとい私たちにはとても興味深く、考えさせられることの多い都市です。
皆が知っている「イブラヒムピースハウス」
日本人の旅仲間にエルサレムへ行くと言うと誰もがオススメする宿が、平和活動をしているイブラヒムおじさんのやっているイブラヒムピースハウスです。宿泊施設ではなく、家を改造してそこに訪れた旅人を泊めている心優しいおじさんの家です。
決まった宿泊費もなく寄付でまかない(払わない人が増えたので、現在は最低金額が設定されています。)、食事も用意してくれて、大きなハグをしてくれて、そしてたまに真面目にイスラエルについて話をしてくれます。
ちょうど私がピースハウスに滞在していたときにガザ地区でユダヤ人が殺される事件があり、話題はパレスチナ問題になったときに彼の言った言葉が今でも耳に残っています。
「国という境目がある限り、戦争はなくならないと思う。But war is not the answer.(でも、戦争が答えではない)」
日本のニュースだけでは学べない問題について、リアルな声を聞いて学べる小さな小さな学校のようなイブラヒムピースハウスにぜひ泊まってみてください。
イブラヒムピースハウスへの行き方
エルサレム旧市街のダマスカス門前から、75番のマウントオリーブ行きのバスに乗ります。
イブラヒムを知らない人はいないので、ドライバーに「イブラヒムピースハウス!」と言えば、15分後くらいに声をかけてくれます。バスを降りた後も、道行く人に同じように聞けば必ずたどり着けます!