小さな小部屋はそれぞれ様々な機能や形態を持っており、時代によってオリーブ搾油所、浴場、礼拝所など使われ方も変わってきました。2014年より世界文化遺産に登録されています。
アッコ旧市街
イスラムの要塞湾岸都市で、紀元前1700年頃に貿易で繁栄したアッコ。18世紀から19世紀にかけて、城壁に囲まれた都市内にモスクや公共浴場などが造られました。
また、十字軍の終焉の地となったアッコの地下には十字軍の遺構がほぼ完全な形で保存されており、貴重な史料となっています。これらが評価され、2001年に世界文化遺産に登録されました。
聖書時代の遺丘群-メギッド、ハツォール、ベエル・シェバ
テルと呼ばれる遺丘はイスラエルに200ほど残っていますが、その中でも代表的なもので、旧約聖書に登場する3つの丘が対象になっています。
さらに、古代の水利施設の遺構や建築物の跡から青銅器時代から鉄器時代にかけての都市の様子を伝えている点でも歴史的価値が評価され、2005年に世界文化遺産に登録されました。
カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟
50万年にも及ぶ人類の進化を裏付ける文化遺跡がカルメル山地にある洞窟群にあります。広さは54ヘクタールにも及び、中からは初期の石造建築や埋葬の証拠、農耕・牧畜生活への移行の証拠などが発見されています。
この地域にはムスティエ文化に属するネアンデルタール人がいたことが示されています。2012年に世界文化遺産に登録されました。
まとめ
いかがだったでしょうか。日本からイスラエル(ベングリオン国際空港)への直行便は運行されていないため、ソウル、イスタンブール、カイロなどを経由する必要があります。所要時間は13時間程度で、ヨーロッパを経由すると14〜17時間かかります。航空券は5万円台からありますので、気になる方はぜひ!
イスラエル全土で渡航に「十分注意してください」以上が出ているので、行く際は十分注意してください。
→外務省 海外安全ホームページ