ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

ラヴェンナの初期キリスト教建築物群

ラヴェンナは5世紀には西ローマ帝国の首都として、8世紀まではビザンティン帝国西領域の首都として栄えた街です。

アドリア海に面した美しい街には、初期キリスト教のモザイク画が保存状態が良いまま多数残っており、特にサン・ヴィターレ教会やガラ・プラチディア廟の内部に残る美しい画の鮮やかな色彩が見る人々を楽しませています。

ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群

イタリア語で「5つの土地」を意味するチンクエ・テッレはその名の通り、モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツァ、コルニーリア、マナローラ、そしてカラフルな漁村で有名なリオ・マッジョーレの5つの村の総称です。

海岸に面して切り立った岩、豊かな緑と調和した村落は1000年もの歴史を持っており、素晴らしい景観を作り出しています。

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ

3世紀から4世紀にかけてのローマ帝政時代に、貴族が立てた豪華な別荘の跡です。ほぼ全ての部屋の床を覆っているモザイク画は、古代ローマ時代最大規模とも言われ、さらに大変質が良く保存されています。

モザイク画には、アフリカの影響を受けたと思われる動物の画や、他には見られないビキニの女性像などユニークなものもあり、高い芸術性も共に認められて世界遺産に認定されました。

ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)

ヴィッラ・アドリアーナは118年から138年にかけて、ローマ帝国のハドリアヌス帝が建てさせた別荘跡です。120ヘクタールにも及ぶ広大な敷地内に、ハドリアヌス帝が訪れた領土内の建物を偲ばせる神殿や大浴場などが建てられました。

エジプト、ギリシャ、ローマの要素を含んだそれぞれの建物は見事に調和しており、現在は40ヘクタール部分のみの見学が可能です。

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々

1693年、エトナ山周辺で起きた大地震により、ヴァル・ディ・ノートと呼ばれるエリアにあった街は全壊しました。

その後、ラグーサ、カターニア、カルタジローネ、ノート、ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、モディカ、パラッツォーロ・アクレイデ、シクリの8つの街は後期バロック様式の建築技術が駆使されて見事に再建され、今の美しい景観を見せています。

ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の邸宅群

ヴィチェンツァは15世紀から18世紀にかけてヴェネツィア共和国の統治下で繁栄しました。16世紀には古典的ローマの建築様式を取り入れた建築物が、アンドレア・パッラーディオによって建てられ、「ラ・ロトンダ」を代表とする邸宅や、市内にはオリンピコ劇場やバジリカなどの美しい建物が残っています。

パラディアン様式と呼ばれるこれらの建築スタイルは、後の建築の歴史に大きな影響を与えました。

ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェ とパラッツィ・デイ・ロッリ制度

ジェノヴァには「新しい街路群」と呼ばれる、16世紀に整備されたストラーデ・ヌオーヴェがあります。

そのうちの一つである大きなガリバルディ通りには、パラッツィ・デイ・ロッリと呼ばれるかつて迎賓館目録に載っていた美しい宮殿が多数残っており、また16世紀の邸宅群が並んでいます。「王たちの通り」とも呼ばれる美しい街路は、観光客を常に引き寄せます。

パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂

shutterstock_266272823photo by shutterstock

2015年、新たに2つの世界遺産が登録されました。パレルモはシチリア北部に位置し、海に面する岩山の斜面や麓に広がる街です。このチェファル大聖堂は1131年に建設がスタートし、今は街の中心にあり外観も内観もその美しさは言葉では言い表せないほど。

ノルマン時代のモニュメントの一つで建設に長い時間を要し、13世紀制作のファザード、内部中央後陣にある「全能の神キリスト」などビザンチン時代のモザイク装飾、内陣のバロック様式の装飾など文化的にも社会的にもヨーロッパ・イスラム・ビザンツの多様な出自の人々と様々な宗教が、この地において共存していたことを証明しています。

モンレアーレ大聖堂

shutterstock_256613896 (1)

photo by shutterstock

1174年に建設が開始され、1182年に完成をしたモンレアーレ大聖堂。建設当時は12もの塔があり、巨大な壁に取り囲まれた大規模な司教宮と修道院がありましたが、現在は塔の一部がわずかに残っているのみでそれ以外は再建似寄るものとなっています。

しかし保存状態がとても良く回廊はこの種の建造物としては規模の上でも重要な現存例となっています。また、総面積6,500㎡にも及ぶモザイク絵が特徴的。アーチの下端と脇柱を含めたすべての面が金地に鮮やかな色のモザイク絵でとても精密に彩られています。

まとめ

お疲れ様でした!行きたい場所は見つかったでしょうか?絶景や世界遺産も実際に見た方が何倍もの感動になるはずです!行きたい場所が見つかった方は、是非春休みやその他の休暇を使って、実際にその目で見てきてくださいね!

イタリアの世界遺産を調べている方に、人気の商品はこちらです

created by Rinker
¥644 (2024/04/24 13:34:54時点 Amazon調べ-詳細)
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

RELATED

関連記事