北海道美瑛
ライター

2000年生まれ、長崎県出身。生涯旅人を目指す24歳。旅が好きで、現在はパートナーとド派手シエンタで日本一周中。「その人らしさ」を引き出すインタビューと、「臨場感と地域の魅力」を伝える執筆を得意とする。旅と人と世界遺産が好き。「正しい道ではなく、楽しい道を選ぶ」ことをモットーにしている。

北海道積丹半島北海道積丹半島にある神威岬からの景色
日本には、息を呑むほど美しい景色やおいしい名物、ご当地グルメ、1年を通して行われる多彩なお祭りイベントなど、様々な魅力があふれる国です。

そんな魅力を見たくて、経験をしたくて、現在パートナーと車で日本一周の旅をしています。

旅をして、各都道府県を訪れることで、それぞれの魅力に気づき、もう一度訪れたい場所が増え、日本のことがより大好きになりました。

いま旅をしている、すべてのひとときが愛おしく、大切な思い出になっていますが、そのなかでも経験できてよかったことをいくつか紹介していきます。

車中泊やキャンプの経験

車中泊車の後部座席にて作業中
その日どこに滞在して、どうやって寝るのか考えることは旅の醍醐味の一つです。

私の場合は車で日本を巡っているので、夜は車中泊可能な道の駅で車中泊をしたり、キャンプをしたり、知り合いの家に泊まったりしています。

旅を始めて、車中泊もキャンプデもビューをしましたが、はじめはわからないことばかりで何をするにも手探り状態でした。

車の席を全て倒して、エアーベッドで寝ようとした旅1日目。あまりの寝心地の悪さと準備時間の長さに、私のベッドは後部座席へ。

夏が近づいてくると車内は暑くなり、そのあまりの暑さに耐えきれず朝6時には目が覚めたり、場所によっては逆に寒すぎたりと天候に左右されがちですが、家(車)でそのまま移動している安心感がありました。

滋賀県琵琶湖滋賀県の琵琶湖の近くでキャンプ
埼玉・秩父や滋賀でキャンプも経験しました。とくに琵琶湖の辺りから眺めた夕焼けの景色は、今でも目を閉じるとまぶた裏に浮かんでくるほど忘れられない景色として残っています。

その日その日に泊まる場所を探すのは大変ですが、時間に左右されない自由な旅のスタイルが確立されるため、個人的にはオススメです。

世界遺産に訪れて歴史を学ぶ

日本には、昔からある歴史文化や伝統が根強く残る建造物や景観が世界遺産として登録されており、守られています。

私は実際に、岐阜県の白川郷と群馬県の富岡製糸場に訪れました。

岐阜県白川郷
岐阜県白川郷

「百聞は一見に如かず。」

目の前に広がる景色は、人の生き様や歴史の変化を感じさせてくれて、教科書上でみているだけでは比べ物にならないほどの感動を覚えました。

世界遺産を知ることは、日本の歴史や魅力を再発見することに繋がり、忘れられない景色や学びとして心に残り続けています。

伝統的な祭りへの参加

青森県ねぶた祭り
日本一周をしていると、訪れた時期によっては地域のお祭りやイベントに参加することができます。

私は今回、日本一周前からどうしても参加してみたいと考えていた青森県で開催される「ねぶた祭り」に参加しました。

祭りの開催期間は1週間。その期間は、同じようにバイクや自転車で日本一周をしている旅人が多く集まる会場近くのキャンプ場で過ごしました。

青森県ねぶた祭り五所川原立佞武多の様子
既定の衣装を身にまとい、2時間弱ひたすら「ラッセラー」のかけ声とともに跳ね続けるという少し過酷なお祭り。

一日を終えると、あまりの疲労感。全日程の参加はできませんでしたが、別の街の立ちねぶたを見に行ったりと青森県の伝統行事を満喫できた、貴重な経験でした。

非日常の体験すべてが宝物に

茨城県牛久大仏茨城県にある日本一大きな牛久大仏
他にも草津温泉での湯もみ体験や、日本一大きな大仏を登ったり、北海道にて片道100km以上の長距離移動をしたりと、毎日が刺激的な経験の連続です。

納豆が名産である水戸に訪れた際は、一般の納豆と水戸の納豆を食べ比べしるという面白い体験をしたました。

ふとした瞬間に思い返す、日本中に散りばめられたたくさんの思い出たち。全て故郷のように大切で帰りたくなる場所が増えたことが、本当に宝物です。

その土地ならではの空気感や四季の景色を5感で味わい尽くすべく、私は今日も旅をします。

All photos by Haruka Nakamura

ライター

2000年生まれ、長崎県出身。生涯旅人を目指す24歳。旅が好きで、現在はパートナーとド派手シエンタで日本一周中。「その人らしさ」を引き出すインタビューと、「臨場感と地域の魅力」を伝える執筆を得意とする。旅と人と世界遺産が好き。「正しい道ではなく、楽しい道を選ぶ」ことをモットーにしている。

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