関東の鰻は背開きで蒸しを入れて柔らかくと言います。日本のあちこちでとれていた鰻も江戸文化のもとで洗練されたものになりました。
東京には今世界中から料理が集まってきて、世界の有名料理は何でも食べられそうですが、そんな料理には負けない、地元で愛され、外国から来た人をも魅了する料理を御紹介しましょう。
*編集部追記
2015年6月公開の記事に、新たに2品を追加しました。
関東地方の食事事情
photo by pixta
日本の首都である東京を含む関東地方は、築地の新鮮なお寿司や月島のもんじゃ焼きなど、全国からファンが集まる有名なグルメスポットがたくさんあります。関東地方は街の規模が大きいので、その分お店もたくさんあり、日本料理だけでなく、中国、韓国、エスニック料理など世界各国様々なグルメが堪能できることも魅力です。
また東京以外にも、横浜中華街などは街のユニークな雰囲気も相まって、非常に人気が高いですよね。さらにコシと弾力がある水沢うどん、市内には200以上の店があると言われる宇都宮の餃子など、庶民的なグルメが楽しめるのも素晴らしい!
関東地方には全国的に有名なグルメスポットがたくさんあるので、食べ歩き観光をしてみるのも楽しそうです。
ベストフード
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私がおすすめするのは、外国人観光客からも人気が高いスポット・築地で食べる新鮮なお寿司です。築地で入荷されたばかりの新鮮な魚を使った旬のお寿司は、まさに絶品です!
行列ができるお寿司屋さんも多く、いわゆる老舗からワインが似合うおしゃれな店まで、目的に合わせて様々なお寿司屋さんを選べるのもまた嬉しい!まぐろの専門店などもあり、新鮮な素材にこだわった寿司職人の気迫が伺えます。
江戸前
photo by Richard, enjoy my life!
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江戸前というのは前の海、つまり東京湾でとれた魚介のこと。コハダ、海老、アナゴなど新鮮なものを握り寿司にしたり、天ぷらにして食べるのは江戸以来の文化でしょう。
神田の「満寿家」はレトロなお店でウナギが食べられ、本所吾妻橋なら「鰻禅」がリーズナブルです。
寿司は築地まで出かけると新鮮なものが安く食べられます。「寿司大」や新富町の「はしもと」あたりが行きやすいです。
天ぷらも築地の「なかがわ」や三ノ輪の「土手の伊勢屋」がおススメです。
下町情緒
photo by Richard, enjoy my life!
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長く江戸っ子に愛されて店は気取らない食べ物にも洗練が見られます。「駒形どぜう」は創業200年を超えましたし、親子丼が美味しい人形町の「玉ひで」は250年だそうです。
下町の味覚もんじゃ焼きも東京らしいですね。月島の「いろは 本店」、「まぐろ家 本店」などは美味しいですよ。
横浜中華街
横浜の中華街で中華料理を食べるのも楽しいです。本格的な広東料理ならやはり「聘珍樓」でしょうし、四川料理なら「景徳鎮」が人気があります。
軽く点心でもつまみながらの飲茶なら「萬珍樓點心舗」が落ち着いて食べられます。
アンコウ鍋
アンコウは西の河豚と並び称される高級魚ですが、捨てるのは骨だけとも言われる魚です。俗にアンコウの7つ道具というのは、肝、ひれ、卵巣、身、胃、えら、皮で、これらが皆食べられるのです。
水戸の「山翠」のアンコウ鍋は味噌味のオリジナルだけでなく、予約すれば漁師風のどぶ汁にもしてくれます。