せっかくの海外旅行でトラブルに巻き込まれてしまって、最悪の想い出になったなんていう話も時々聞きます。
ある調査によると海外で遭遇するトラブルで最も多いのが「盗難・スリ」。交通トラブル、ぼったくり、強引な客引きなども多いそうです。今回は、海外で多いトラブルと回避策についてご紹介します。
見せ金詐欺
海外の人にとって日本人は、私たちが思っているよりずっと「お金持ち」だと思われています。よって、その金目当てに悪事を働こうとする不届きな輩も日本人旅行者をターゲットにします。そんな中でも多いのが詐欺で手口も巧妙です。
知らない外国人が、
「日本人ですか?」
「私たちは来月、日本に行くので、日本のお札を見せてください」
なんて言い寄ってきたら要注意。見せ金詐欺の可能性大です。
うっかり日本のお札をみせてあげると、お札を数えるふりをして、知らぬ間に抜き取ってしまいます。「まさか」とお思いの方も多いと思いますが、これが本当に巧妙なので、見知らぬ外国人にはお金をみせない。そもそも人前で財布や金をみせる行為自体控えることが重要です。
抱きつきスリ
これも多いトラブルですが、ふとした拍子に身体に触れ財布を抜き取ったり貴重品を奪うというもの。酔っ払って歩いている所に抱きついてきたり、気安くハグされたりしたら要注意です。
ショッピングモールなどのエレベーターで前後を塞いだ上でぶつかってきた拍子に奪われるといったケースもあるそうです。アイスクリームや飲み物をわざと服に付け、注意をそらした隙を狙われることもありますので注意が必要です。
人混みや酔っ払ってしまっても、頭の片隅には常に財布や貴重品へ意識を持つことがトラブル予防の基本です。
睡眠強盗
睡眠強盗も海外でよく聞くトラブルの一つです。見知らぬ外国人と意気投合し、勧められた食べ物や飲み物を口にしたら意識がなくなり、気がついた時には裸で路上にいた。もしくは病院にいた。
なんて話を耳にします。睡眠強盗の場合、最悪、命の危険を伴います。特に、女性は注意が必要です。現地で知り合った旅行者と仲良くなるのも旅の醍醐味の一つですが、勧められるままになんでも口にするのはやめましょう。