古めかしさの中に大正ロマンを感じる、元禄の湯
photo by 022おふじ
昭和5年に建てられた、元禄の湯はすりガラスから、差し込む光が五つの浴槽に輝き、天井の高い白作りのまるで海外の劇場のような雰囲気でまさに大正ロマネスクといったお風呂です。
ジブリファンだけではなく温泉ファンにも人気が高い古き良き温泉でした。
日が暮れると明かりが灯り、より湯婆婆の湯屋感が出てきます。
photo by 022おふじ
夜の雰囲気は一変、湯屋感が満載であの湯婆婆やカオナシが本当に出てきそうです。
台湾の九份や、道後温泉、清洲城に、江戸東京たてもの園など、「千と千尋の神隠し」のモデル地という場所は公認から、非公認または、完全否定された場所などいろいろあります。
それでも、ジブリファンには憧れのジブリの世界に入り込んだような錯覚に落ち入れる場所は、居心地がよくワクワクドキドキできる場所ですね。
もう一度「千と千尋の神隠し」が観たくなる!
photo by 022おふじ
いやぁ行って良かった。積善館!
ジブリ作品のシーンに似ているだけじゃなく、温泉も気持ちがよく、お食事も美味しくて大満足なお宿でございました。
また、働いている方たちもとても気持ちがよく、仲のよさや、おもてなしを心から感じる方たちで、朝食の際にお会いした、大女将のおばあちゃんは、湯婆婆とはかけ離れた、優しい感じの方でした。
でも、なんでこんなにも女中部屋や、赤い橋、トンネルなど似ている場所があるのでしょうか?
ここから先の話は積善館の方の推測でしかないのですが、その昔、吉永小百合さんが主演の「天獄の駅」という映画のロケ地として積善館が使われた事があるそうです。
宮崎駿監督は吉永小百合さんのファンだという話で(コクリコ坂のモデルは吉永小百合さんというのは有名らしい)その映画を見た宮崎駿監督の脳内のどこかにその積善館の映像が残っていて、「千と千尋の神隠し」を作った時に脳内のイメージをつくりだしたとしたら、そんな事もあるかもしれないねという話です。
まぁモデル地かどうかは別として、日本の旅も良いものですね!また旅心が疼き出しました。早く旅に出たいなぁ!
本館とは別に新しいキレイで新しい温泉とお部屋の別館もありますが、僕の個人的なおすすめはジブリ感満載の本館です!
・名称:積善館
・住所:〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
・アクセス:東京駅からバスで四万温泉、さらに徒歩1分
・地図:
・電話番号:0279-64-2101(予約受付時間9:00〜21:00)
・公式サイトURL:https://www.sekizenkan.co.jp/