大企業かベンチャーどちらに就職すべきか【旅行好き大学生の進路相談】
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

これから就職活動が始まる旅行好きの大学生:そろそろ就職活動です。業界や業種なども絞り込めていないのですが、働き方をどうするのか?という視点で、大企業かベンチャーかどちらに就職するのか悩んでいます。どう思いますか?

という相談にお答えします。

答えてるのは、こんな人

僕のキャリアは、新卒で大阪ガス(超大企業・インフラ系)→オプト(大企業・広告系)→TABIPPO(ベンチャー・旅行系)という流れでした。就職活動を迎える時に世界一周を終えてたので、可能性が広がりきっててキャリアに関してはものすごく迷いました。

これまでの経験を踏まえて、以下の流れで解説を進めます。
・大企業とベンチャーの違いは何だろう?
・大企業の良いところ
・ベンチャー企業の良いところ
・結論
・アドバイス

 

会社規模の他にチェックするポイント

会社規模の他にチェックするポイント

大企業の定義は従業員数が100人以上の企業です。大阪ガスは5600名、オプトは650名ということで、9倍くらい開きがありますし、同じ大企業といっても業界や業種が違うと色々な面で異なります。

企業分析で特に社風や働き方について考える時に注目すべきは
・業界
・業界でのポジション
・離職率、勤続年数
などです。

出版、金融、インフラなど古くから続く業界で存在感のある会社であれば、社風は固くなります。一方で、インターネット業界やドローン業界など新しい業界は風通しが良い会社になります。

業界のポジションに関しては、業界1位は保守的に、2位、3位は挑戦的になります。旅行業界でいうと、1位のJTBはブランド力を大切に守りの姿勢、2位のH.I.S.はJTBに追いつくために攻めの姿勢です。他には離職率や勤続年数が短い会社は社員の入れ替わりが早いため、社内のルールや制度は緩くなりがちです。

企業の傾向を左右するポイントを解説したところで、キャリアを通して感じた大企業とベンチャーの良いところを紹介します。

 

大企業の良いところ

大企業の良いところ

大企業は設備や人員、予算などが潤沢なのが圧倒的にベンチャーより優れています。それらを使いこなすために、会議や承認、資料などが必要で嫌になってしまう人が多いのですが、失われた20年を耐え抜いた大企業は「いつまで安泰か分からない。ただ、これまでの人員では社内改革や新しい事業は難しい」という危機感を持ってます。

「新入社員や若手社員には、会社を変えてくれることを期待します」と口癖のように大企業の中堅以上の社員が言うのはこういう事情です。

ベンチャーよりも環境は潤沢なので、会社を動かす熱意と努力ができる人なら、大企業に入ってやりたいことをやるという選択肢は結構ありです。

 

ベンチャー企業の良いところ

ベンチャー企業の良いところ

ベンチャーは人数が少なく人間関係がシンプルです。また、資金調達の都合上、短い期間で一定の目標を達成することが求められるので、会社の方向性は一貫しています。毎日が文化祭の前日のように、濃密な働き方が好きならベンチャー企業での日々は充実します。

一方で、大企業ほど会社に体力がないので、うまくいかなった時の方向転換(ピボットと呼ばれます)や急激に会社が大きくなる歪みなどが起こります。「自分の興味がある分野だったから入社したのに、あっという間にビジネスの方向性が変わった」という悲しいすれ違いをよく聞くので、そのような環境でも楽しめる人が向いています。

 

旅行好きであれば、大企業→ベンチャーの順番で経験することをオススメ

旅行好きであれば、大企業→ベンチャーの順番で経験することをオススメ

大企業とベンチャーの良いところを紹介した上で、僕のオススメは大企業→ベンチャーへと進む進路です。ベンチャーに入ると新卒でも即戦力なことが求められますが、周りの人たちは百戦錬磨の中途社員ばかりなので、なかなか対等には結果を出せません。

ベンチャーへの転職を視野に入れておけば、大企業で1-2年働いても同世代に負けることはありません。というか、大企業で働いてたから、ベンチャーで働いてたからという環境でつく差は小さく、それよりも本人の学び方や働き方の姿勢の方が大きく影響します。

特に希望が決まっていなければ、大企業で同期トップを取るつもりで働き、経験や実績を身につけた上でより興味のあるベンチャー企業へどうぞ。

 

アドバイス:進路決定には客観的な視点を取り入れるべき

アドバイス:進路決定には客観的な視点を取り入れるべき

なお、進路の相談については自分のことを客観的に見てくれる人たちの視点を取り入れるべきです。同世代の友人では経験が足りませんが、両親や恋人では距離が近すぎてアドバイスが偏りがちです。周りに頼れる人がいない場合は、例えば旅人採用の就職エージェントやビズリーチキャンパスでOB・OGを見つけると良いでしょう。

» 旅人採用 / 海外経験の価値を理解できる就職エージェント
» ビズリーチキャンパス / 大学別でOB・OGを探すサイト

 

まとめ

今回の記事は以上です。ちなみに、旅行と仕事の両立を目指すなら、技術を身につけることが、好きなこと(旅行)と仕事を両立する最短の方法です。詳しくは、別記事にまとめたのでごらんください。

» 旅行好きの大学生が就活を始める前に知っておくと損しないこと

 

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ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

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